起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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原作では影が薄い生命帰還、かなり有用だと思ったのでこんな感じに

自分でも滅茶苦茶理論だと思いますがトンデモ理論注意です!


怪力根源 ドンクリークさん

オハラを発ち数ヶ月クリークの姿はグランドラインに再びあった。

 

四方の海とグランドラインを守る海の守護者"海軍"、その総本山、海軍本部マリンフォードの演習場である。

 

下はいつものような黒いズボンにブーツ、上はコートもいつもの鎧も装着しておらず諸肌、あちこち刻まれた傷跡はくぐり抜けてきた戦場の激しさを物語っていた。

 

手には一本の棍、自ら"白尾棍(はくびこん)"と名付けたソレは今までの鈍色単色ではなく両端に海楼石が仕込んであり白くなっているのが特徴、ちょっとしたギミックを搭載しており重さに至っては先代の"グングニール(命名 クリーク)"を優に超える何と重さ10t

 

馬鹿じゃなかろうか。

 

その馬鹿げた重さの棍を軽々と・・・流石に軽々とは行かないようで何度も持つ位置を変えたり振り方、持ち方を変えて試行錯誤を繰り返しているようである。

 

しばらく棍を振っていたようだがここまで、と言わんばかりに棍を壁に立てかけ・・・立てかけた壁ごと崩れるも気にせずその横で胡座をかいて目を閉じ瞑想を行う。

 

そのままじっと動かず瞑想を続けていたがしばらくすると額に脂汗が滲み出し苦痛に耐えるかのように顔を顰める。

 

彼が瞑想して行なっているのは"生命帰還"と呼ばれる技術でありバイオフィードバック(生体自己制御)とも呼ばれる操身術である。

 

そしてその真骨頂は髪の一本爪の先まで全身全てを知覚し身体の全てを制御下に置き本来は知覚外にある領域の部分さえ操作できるというものだ、具体的には髪を手のように動かしてみたり体型を自在に変えたりなどである。

 

人間は本来産毛から爪先の先まで神経を張り巡らせれば自在に操れない箇所は無いと言った者がいるがクリークが行なっているのはその応用。

 

彼は原作のクリークが10tの棍を軽々と振り回していた(実際は1t、彼の思い違いである)ので実際その為にはどうすればいいか知恵熱で寝込むほど一生懸命考えて出た結論が

 

そうだ、筋肉を増やせばいいんだ

 

というものである。

 

そしてどうやったら筋肉を増やせるか、というのをこれまた一生懸命考えて出た結論が"生命帰還"が使えないか、というものであった。

 

簡単に言えば身体操作による自己改造である。

 

まず最初に行ったのは筋肉の性質の変化

 

彼はクリークになる前、それこそ前世にて人間は持久力を持つが瞬発力が少ない赤筋と、瞬発力に優れるが持久力があまり無い白筋を持っておりやり方によってはその中間に位置する桃筋と呼ばれる持久力と瞬発力を両方併せ持った筋肉が作れるという事を覚えていた。

 

その為には確かトレーニングあるのみとしか覚えてなかった彼はそれはもう鍛えた、めちゃくちゃに身体をいじめ抜いて鍛えた。

 

無茶な鍛錬で身体は酷使されたもののそこは生命力の賜物か不明だが肉体はその過酷な試練を乗り越えて見事に生まれ変わった。

 

それにより晴れて彼は元々の体格もあり1tどころか5tの重量を軽々と自在に扱えるほどの怪力を発揮したがそれでは原作のクリークが振り回していた10t(1tが正解、ただの記憶違い)には及ばない、そうして彼が行ったのは体の部位全ての知覚。

 

頭のてっぺんから爪先まで、更に己の筋肉、内臓、骨に意識を巡らせる。

 

最初は勿論うまくいかない、しかし回数を増やし時間をかけ徐々にそれは実を結び始める。

 

そしてクリーク20歳己の身体全てを知覚し更なるステージへ進んだ。

 

まずは内臓や爪、髪の毛など本来自分の意思では動かせない筈の部分を動かす鍛錬。

 

そして筋肉の知覚を経て更に研ぎ澄まし筋肉の一本一本、筋繊維を一本づつ知覚しそれを引き締めて細くしてゆく。

 

すなわち筋肉密度の上昇である、それに加えて更に筋繊維を増やし空いたスペースに更に筋肉を増やしたのである。

 

勿論筋肉の密度を上げても他が付いてこられないので骨の密度、血管や内臓の強度を上げその運動能力と代謝の向上を作り出したのである。

 

勿論欠点はあった、身体を作り変える際の凄まじい苦痛と身体エネルギーを大量に消費する事による空腹化である。

 

苦痛はどうしようもなく空腹は食べるしかない為食事の量は増加したようであるが。

 

 

そして未だ身体改造は途中であるもののようやく10tの重さを持てるようになった。

 

軽々と振り回すというわけには未だいかないもののそれでもこのままこの瞑想を続けていけば原作クリークのように10t(くどいようだが間違い、原作では1t)を余裕を持って扱う事ができるだろう。

 

そしてこの鍛錬は思わぬ成果をもたらした。

筋肉の密度の増大による硬度上昇と筋肉の瞬発力の強化による速度の上昇である。

 

未だ試していないのでこれらが強敵相手にどこまで通用するかは未だわからぬが彼の怪力の秘密はたゆまぬ鍛錬によって造り変えられた常人の数十倍の密度を誇る身体だったのだ。

 

頑丈なフレームにそれに見合った筋肉量を、まるで巨人族のような考え方である。

 

そしてこの身体改造は未だ途中であり未だ全ての筋肉を置き換えれたわけではない、この肉体改造が完了した時彼はまたもう一段上のステージへ進むのだろう…

 

 

 

 

 




簡単に言うと人工的にヒュペリオン体質(剛力番長)作ろうず

白尾棍

緑尾老、ハクビジンから名前をとりました
白頭棍とか白頭尾棍とかも考えたけども

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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