お知らせ 台風の関係で少しばたついてるので2、3日お休みします、火曜日には再開しますので暫しお待ち下さい
介入させるか迷ってけど折角だしね、ここで魅せとかないと次がいつになるか…
先制はクロマーリモ、不可思議な技で己のアフロをドクトリーヌに向けて飛ばすとそれは易々とサンジが掲げた足によって止められた。
が、どうやら静電気を纏っているらしくなんとか剥がそうとしているところにさらに三つ四つと飛んでくるアフロは次々に手足胴体にくっついていく。
そして続け様に放たれるのはチェスの火矢、アフロに着弾した火矢は激しく燃え盛り何とか雪で消火するサンジをおとりにチョッパーは人型形態のその豪腕でチェスに殴りかかろうとしたもののそこにチェスを押し除けて出てきた大口…ワポルがチョッパーを食ったのだ。
しかしそこに運良くあまりの寒さに服を取りに行っていたルフィが到着、ルフィとサンジの連携により高速で飛来するルフィがチョッパーを飲み込みかけていたワポルの腹に凄まじい衝撃と共に着弾。
ワポルは口の中のチョッパーを吹き出すと同時にその身を大きく飛ばされると、後ろでボケッとしていたロブソンにぶち当たり、ロブソンは大きく空の彼方へ…となる前に大きな、それこそまるで巨人のような生き物が中空に飛ばされたロブソンを掴むとそっと地面に戻す。
思わず全員の動きが止まると共に少し激しくなる吹雪
「ば…ばけもの…!」
「落ち着きなチョッパー、こりゃあ多分…」
呆然とするチョッパーと何かを察したのか冷静に言うドクトリーヌ
「なっ!我がドラムにこんなものが生存するなんてのは寡聞にして聞いていないぞ!!」
「まさかこれが噂に聞く雪男!?」
「なんと!数年前に村人が言っていた化け物とはこいつか!!」
初めて見る生物に騒ぐワポル等
「なぉなぁサンジ、あれなんだ?」
「…いや、まるでリトルガーデンで見た巨人くらいの大きさはあるが」
「そっちじゃねぇよ、あっちの山だ」
「あん?何の話を…何だありゃあ?」
そして最初は驚いたものの何かに気づいたルフィの言葉にサンジがそちらに目をやると"向こうの山からこちらの山へ真っ直ぐに橋が伸びてきていた"のだった。
このドラム王国…正式には元ドラム王国には五つの高い山が聳えている。
それぞれの山は"ドラム・ロッキー"と呼ばれており絶壁となっておりその中で中央にあり、一番高いのが王城の聳えるドラムロックである。
そしてそのドラムロックへと周りに聳える山の一つから伸びる不可思議な橋、全員が見ている前でドラムロックへ到達すると変化は劇的であった。
何の装飾も無く伸びてきた橋に雪の巨人が倒れ込むように融合すると一人でにどんどんと組み上がっていき瞬く間に真っ白で絢爛な橋が組み上がったのだった。
そして徐々に近づくズシン、ズシンと言う重い足音…そして吹雪の中から姿を現したのは一頭のマンモス…しかもただのマンモスでは無い。
長く伸びた茶色の体毛にあちこちに傷が刻まれた巨大な牙、そして何と言ってもその大きさが異常でありまるで小山程の大きさのそれは簡単にルフィ等を踏み潰す事が出来るだろう。
「なっ!なんだ!さっきの化け物に続いてまた化け物!?」
「うるさいよチョッパー、落ち着かないかい…まったく派手な登場だね、何企んでるんだいあの娘は…」
先程の巨人に続いておかしな橋、そして巨大なマンモスという出来事に脳の許容量を超えたのか騒ぐチョッパーを他所に犯人なら心当たりがあるのだろう、探るような目つきのドクトリーヌ
「なんだこいつは!見た事ない生物だがあの象牙はかなりデカいな!…チェス!クロマーリモ!あれ程巨大ならこのおれに相応しいと思わないか?」
「えぇ!その通りですワポル様!」
「毛に覆われた象のような生物…昔何かの本で見たような…」
そして一方何かを思い出すようなチェスを他所に、巨大な象牙というわかりやすいものに真っ先に目がいくワポルとクロマーリモ
「うはー!!でっけーなー!巨人のおっさんくらいあるんじゃねーか?」
「こりゃ…マンモスって昔に絶滅したんじゃなかったのか?いや、リトルガーデンにゃ恐竜がいたんだしこの島が雪に閉ざされてたんならそこまで不思議じゃねぇのか?」
その大きさに目をキラキラさせるルフィと昔本で読んだ事を思い出し、別にグランドラインだから生き残ってても不思議じゃないという結論を出すサンジ。
因みに余談であるがこのマンモス、その種を"マンモスデンス"と呼ばれる生物であり長い体毛に覆われて分かりにくいが六本の足を持ち高い踏破性を持つマンモスである。
別に太古の生き残りでも何でも無く"とある者の手によって"この島に来た外来種であり気候があっていたのだろう、瞬く間にこの島に適合した外来種である。
とまぁそんな話は置いておくがそんな大騒ぎする一団に対して
「騒がしくて眠れないのだけど…少し静かにしてもらえないかしら?」
響きわたる女性の声、その声に聞き覚えがあったのか真っ先に反応したのはルフィ。
「その声!雪山でサンジとナミを治した奴か!何処だ!!」
「何処って…ここにいるわよ?」
そう言って巨大なマンモスの上に立ち上がったのは一人の女性。
この雪山で正気とは思えない白いショートパンツにこれまた白いタンクトップに真っ白な肌、そしてその白一色と裏腹に緑色の長いくせのある髪を持つ女性
「うおっ!?なんちゅー美人!!」
それと共に目をハートにするサンジだったが
「やれやれ、やっぱりアンタかい…何の用だい?こっちは色々と忙しいんだけどね?」
腰に手をやり呆れたように言うドクトリーヌに知り合いかと思いそちらを見る。
「久しぶりねDr.くれは、騒がしくて眠れなかったついでに気まぐれで手を出した患者の様子を見に来ただけよ…なんで閉じ込めたワポルがここにいるかは知らないけれどね?」
そう言って緑の髪の女性…"雪女"とも呼ばれる最後に残った医者のうちの一人、モネが気怠そうにワポルを見下ろしていたのだった。
と言うわけでモネさん本格始動。
しかし昨日の台風に引き続き日月辺りにもう一回、なんなんねんなぁ…
原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います
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麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
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クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
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二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)