アンラッキーズの片割れ事バロックワークスのミスフライデー
機関銃を背負ったハゲタカ、爆弾を落としたりもする。
メルヴィユから離れた所で錨を下ろしカフウに頼んで情報を集めてもらうと予想通り数隻の海賊船が停泊しておりその中には金獅子の旗印も確認できた。
残念ながらシキ本人の姿は確認できなかった為残党を見つけたと本部に報告をしたところシキの姿が確認できないかどうか探ってくれとの言葉をもらったのでもう数日停泊したまま偵察を続ける。
そしてとうとう
「ははっ、見つけたぞ金獅子ぃ…」
写真映りは悪いが金の髪の大柄な男、頭に舵輪が刺さってるとくれば間違いない。
直ぐに本部に報告し増援を送ってもらい独立中隊は先行して応援が到着するまでの間シキの足止めが指令として下った、空を飛んで逃げられると厄介だからであろう。
直ぐ様船の人員を招集し作戦を立てる、偵察の結果主要なメンバーはシキと常に側にいるピエロのような化粧をした科学者らしき男、多分Drインディゴだろうその二人。
定期的に二人でメルヴィユのあちこちを見回っており二人のところを包囲してDrインディゴをパスクア大尉を筆頭とした2小隊、シキの相手はこの中隊の最大戦力たる自分、そして他の海賊の急襲も考え2小隊を遊撃として周囲に配置する事になった。
島への上陸は相手に悟らせない様に夜中に行いそれぞれ武装の確認、罠の設置等を行う。
そして作戦決行当日
「トリモチ弾!てぇっ!!」
シキとDrインディゴを囲む包囲網は上手く行き四方を囲んで大型のバズーカ砲から相手の動きを阻害する粘着弾が発射されるシキは全てを避け切りDrインディゴも少しは当たったが大半は避けられた。
だがまぁこの攻撃がシキにあたるなんぞ思ってない。
「黒色弾てぇっ!!」
鉄網を仕込んだ特殊弾頭を四方からDrインディゴめがけて打ち込み引っかかったところに更にトリモチ弾を打ちそりゃもう過剰な程にぶち込み身動き取れなくした所に鉄製のロープでがんじがらめに縛り上げる。
「ジハハ、よく俺がここにいるとわかったな
だがたったこれだけで相手するっていうのはちょっと舐めすぎじゃぁないか?ええ?」
「久しぶりだなぁ金獅子ぃ、勘違いしてほしくないんだがあんたの相手はおれ一人だよ。
こいつらは他の奴らの相手に連れてきてるだけさ」
「あぁ、てめえの顔覚えてるぜ…?
てめえに切り飛ばされた右脚が疼きやがる、まぁじきにお前もお揃いにしてやるがな…」
そう言って脚先が剣となった左脚をカツカツと地面で鳴らす。
「いやいや、気を使わなくてもいいさ金獅子よぉ。
右脚だけ義足なのも収まりが悪いだろうから左脚も同じとこで切り飛ばしてやるよ」
「ジハハハハッ!!いい度胸だ若僧!今回こそ決着をつけてやろう!!」
そう言ってシキはスラリと剣を抜き
「あぁ、ここで捕まってもらうぞ金獅子!!」
背中から引き抜いた白尾棍を構える。
先手必勝とばかりに腕を振り炸裂弾を相手に投げつけ目眩し代わりにしたところに白尾棍で振り下ろしの一撃を放つ。
「そらぁっ!!」
「そんな見え見えの一撃にぃ…っつ!!なんつう重さだ…!」
余裕を持って右手の剣で受け止めるも足が地面にめり込み嫌な音を立てた剣を見やるシキ
「いくら名刀でもこの重さの合金の塊を受け止めて無傷で済むわけないだろうがよぉ!!」
「ちぃっ、なんつぅ馬鹿力だ…だがいくら重さがあっても俺の能力の前に"重さ"なんざ無意味だ!」
そう言って剣で棍を払い左手で棍に触れようとするシキだったが
「ぬぅっ!まさか海楼石か!!」
「ご名答!!前回は触れられたせいでまったく使えなかったから対策済みだ!!」
ちょうど海楼石が仕込まれてる部分に触れた為棍に能力を及ぼす事が出来ずにギリギリで突きをしゃがんで避けそのまま地面に手を触れ
「獅子千蔵(ししちぐら)!!」
地面から獅子の顔を作り出しその大口でクリークを飲み込み
両手を広げ「噛み砕けっ!!」潰す様に合わせる
「ぐぅっ…おらぁあ!!!」
飲み込まれた瞬間に全身に力を込め圧力をかけられた土ごと弾き飛ばす
「おいおい若僧、てめぇどういう身体能力してやがる。
かなりの圧力がかかってるからすり潰されてもおかしくねぇんだが…」
呆れたと言わんばかりに思わず戦いの手を止めそうぼやくシキ
「はっ、鍛えてるからなぁ!そら次だ!!」
そう言って右手を上げガントレットに仕込まれた機関銃を連射するも捲り上げられた地面で受け止められ
「それはこの前見せてもらったぞ!獅子時雨(しししぐれ)!」
土の塊や石が雨霰と言わんばかりに飛んできた。
この程度なら、と両腕を交差しガードを固めた所で
「かかったな!!獅子松信楽(ししまつしぐら)!!」
左右と後ろから獅子の顔を象った土塊が押し寄せてきた。
「ちいっ!!だがまだだぁっ!」
左右から迫る獅子に炸裂弾をありったけ投げつけ後ろから迫る獅子を空中に飛び上がって避けるも
「斬波ぁ(ざんぱ)!!」
左脚と右腕の刀による斬撃が飛んできた。
素早く肩当てを前に構え斬撃を受け流しそのままニードルガンを放とうとするも
「まだまだぁ!!獅子・千切谷(しし・せんじんたに)!!」
飛ぶ斬撃の連発によりニードルガンを撃つ間も無く防戦一方となる
「ジハハッ!!前だけでいいのかぁっ!!」
飛び上がったはいいものの着地点には先程の獅子が迫っておりこのままでは食い千切られかねない為反対側の肩当てを構え
「安全装置解除!発射ぁっ!!」
大型の弾頭を発射、大きな爆発音を立てて獅子はおろか周囲一帯の地面ごと吹き飛ばす。
可燃性のガスを弾頭に封じ込めた新型弾頭"MH6"である。その大きさ故一発しか搭載できないが。
「なんつう威力だ…だがまぁこれで終わりだ!」
そう言って両手を上に掲げるシキ、その動作にばっと上を見やると数個程の巨大な岩塊がふわふわと浮いていた。
「ガープの野郎が言ってたが若僧、お前東の海出身だそうだな?」
「それがどうした金獅子」
「ジハハハハッ、別にどうという事もねぇさ、ただ最弱の海の男にしてはなかなかというだけの事さ。
じゃあなドンクリークとやら、これで終いだっ!唐獅子牡丹(からじしぼたん)!!」
そう言って振り上げた手を一気に振り下ろしそれに追従して巨大な岩塊がいくつもクリーク目掛けて降ってきた。
ストロングワールド再度見直し、シキの技が少なかったのでオリジナルで技を何個か作ってますのでご注意をば。
そしてシキがただの土遁使いになってしまってる…
原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います
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麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
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クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
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二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)