「まさか英雄との呼び声も高いクロコダイルが…
じゃあおれは集まった反乱軍に真実を話して解散させたら良いんだな?」
そう言ったのはがっしりとした体つきに日にやけた肌、そして左目に大きな傷を持つ男。
そして対するは水色の長い綺麗な髪を一つに結えた少女。
明けて次の日ビビは一人でカトレアへと向かい、夜の帳が下りてから秘密裏に反乱軍リーダーであるコーザに会いに来ていた。
因みに麦わらの一味達はビビが一人で向かう事に懸念を申したが大人数で行っては潜入が難しくなると言う事に渋々納得し一部がカトレア郊外で、残りはナノハナに残っていた。
そしてそこで自身が調べた事など今回の顛末を話せばコーザは軽く頷き反乱軍を解散させるかと聞けばビビは軽くかぶりを振り
「反乱軍解散の必要は無いわ、真実を話したとして一般の民衆が英雄であるサー・クロコダイルが本当はこの国を狙っていたと信じるかしら?
元々お父様を本当に信じてる人間は殆ど反乱軍に参加していないわ、この反乱軍に真実を話したとて国王と英雄どちらを信じるのかは未知数よ?
それに国を救う為に立ち上がった反乱軍と言えば聞こえはいいけど町が砂に呑まれた食い詰め者や勝ち馬に乗ろうとしてるゴロツキ、サー・クロコダイルの手の者なんかも入り込んでる寄せ集めだもの。
まぁ、貴方や裏切った国王軍みたいに本当に国の事を考えお父様を信じてる人達の方が多いとは思っているけれどね?」
「…耳が痛い話だな、だが多くは故郷の町を無くしたただの民達だ。
行き場の無い者を受け入れるというのも大事だろう?それが上に立つ者としての務めじゃ無いのか?」
「コーザ…確かにユバの次期領主であった貴方の言う事はわかるわ。
だからと言ってそこで武力による革命を選ぶのは二流よ、まぁ貴方の事だからアルバーナのお父様と話はしたとは思うけれど…」
「…ダンスパウダーを使ってくれないかと上訴しに行ったんだがな」
「まぁ国と民を思うお父様なら頷く筈も無いでしょうね、"密かに使われて"アルバーナだけ例年より多く降っていたのだから今更他の場所で使っても…かしら?」
「あぁ、ダンスパウダーがクロコダイルの仕業だとしても一度使われたのならそれこそ砂に呑まれたユバやエルマルにメリアス、他の町でも使っていいんじゃ無いか?」
「…果たして少量ならまだしも、国民の渇水を潤す量の雨を降らすのにどれだけの量の雨が必要かしらね?そしてその量の雨を降らせたとして未来にどれ程の負債を残す事になるかしら?少量の使用でもう3年も雨が降ってないのよ?」
ビビの言葉に無言になるコーザ、その表情は頭では理解しているのだろうが目の前に雨を熱望する者達を見てきたからこそ感情が納得しないのだろう。
「…まぁ納得しろとは言わないわ、反乱を起こすのも必要があったからでしょうし。
それは置いておくとして反乱軍60万…じゃなかったわね、反乱軍80万でレインベースに攻め込んだとしてクロコダイルに勝つ事は可能?」
「…まだ全員に武器が行き渡ってねぇんだ、クワや鎌を持ち出して武器が棒切れって奴もいる。
王国軍20万相手に今まで手をこまねいてたんだ、いくら数は多いとは言えとてもじゃねぇがあのクロコダイルの相手が出来るとは思えねぇ」
コーザの言葉にビビは軽く頷くと
「まぁ通常の攻撃はサー・クロコダイルには無効だものね、変なこと聞いて悪かったわ。
兎に角今はまだ解散の必要も無いしクロコダイルに攻撃しに行かなくてもいいわよ?わたしの予想が正しければバロックワークス…クロコダイルの手の人間が何か騒動を起こすかもしれないけれどくれぐれも早計には動かないように。
都合が良い事が次々におこったなら裏に誰かの何かしらの思惑があると考えてよ?」
「…わかった、だがおれ達は何をすればいい?この国を雨を奪った奴がいるのに何も出来ないなんて」
「反乱軍にも多くのスパイが紛れ込んでるのよ、サー・クロコダイルに貴方がこの国の真実を知ってると知られるとあまり良くないのよね。
まぁ出番はあるかもしれないし今まで通り行き場の無い者の受け入れや武器集めを頑張って欲しいわ…あ、手が空いていればサー・クロコダイルに壊されたエルマルの運河の修復なんかしてくれるとありがたいわね」
「…運河の破壊も奴の仕業だったのか、王国軍兵士が壊したと聞いてるぞ?」
「それも詭道ね、敵の仕業に見せかけての破壊工作は第三勢力においては常套手段よ、おおかた変装したバロックワークスの仕業でしょうね。
エルマルにメリアス、ユバもだったかしら?多くの村や町が砂に呑み込まれている現状反乱軍の数はまだ増えるでしょうね。
ここカトレアやナノハナ、アルバーナやレインベース他に無事な所は?」
「そうだな、それ以外ならイドやバッドランドなんかを含めまだ無事な所は何箇所かあるな」
「砂賊や盗賊の動きはどう?ここ数年で活発化してるんじゃ無いの?」
「…察しの通り町や村を捨てた者達が合流してる、何たって水や食い物が無いんなら奪うのが一番手っ取り早いからな。
最大勢力のバルバロッサの砂賊は国王を信じてるみてーだが盗賊共はそんなの関係ねーとばかりに生き残った村を襲ったりしてやがる」
「…勿論対策はしてるんでしょうね?」
「お、おぉ勿論生き残ってる村にはそれぞれ数名の反乱軍を常駐させてるぜ?
いかに盗賊共と言えど反乱軍の名は怖いみてぇでな、それからイドの他に何個かの村の奴等はくれぐれも穏便に、と訴えがあったぜ?信頼されてるな国王は」
「ふっ、それもそうね。それはお父様が今まで民の為の政治を行なってきたからよ」
「国王にはクロコダイルが黒幕だと伝えたのか?」
「…伝えたらそれこそ残る20万を総動員してレインベースに突っ込みかねないわね」
「…かもな、王宮を空っぽにしてでも突っ込みそうだ」
そう言って数年以上会っていなかったビビとコーザはそれを思わせないように軽く笑い合うのだった。
アニメオリジナルどうするかなー、ルート的には難しくないんだがどうきたものか…
獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?
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高熱"劇場版ボス"
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エレクトロとスーロン
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エレクトロだけ。
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肉体や覇気の強化のみ。