起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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募集中の活動報告からふかやん氏のリクエスト

"もしも彼が拳ではなく剣の道に進んでいたら?"

引き続きリクエスト受付しております、作者が思いついているものや、琴線に触れたものを時々書いていく予定です。


350話記念 もしも彼が剣の道に進んでいたら?

「ふはは!いくら貴様とておれの背車刀は読めなかったろう!!」

 

「くそっ… 刀を背後に廻し、こちらに見えないように持ち変えたのか…曲芸剣とは良く言ったもんだな」

 

「よしカバジ!後はこっちに任せろ!!」

 

海賊狩り…ロロノア・ゾロは窮地に陥っていた。

 

新しく自身の船長となったルフィと共にこの町に巣食う道化のバギーを打ち倒す為に殴り込みに来ていた。

 

そしてその尖兵として出てきた男は剣士であった為にゾロが対応そして数合を交わしそして相手が使う剣術を知っていた故にバギー海賊団剣士のカバジの刃が戦う前から出来ていた傷を刺し貫いたのだ。

 

「待って下さい船長、おれも彼も"剣帝協会"の所属…決着は一対一で着けさせて頂きたい」

 

「…"剣士の矜恃"ってやつか、まぁ好きにしろおれはゴムの小僧をぶちのめしてくる」

 

「ありがとうございます…さてロロノア、続けるか?傷は深い…立ち上がるとは思えんがな」

 

「っ…へっ、こんなの屁でもねぇよ!」

 

そう言って脇腹の傷を押さえながら立ち上がるゾロにカバジは感心したように

 

「ほう…その傷でもまだ立ち上がるか、流石のタフネスだな…檻ごと運んだあの怪力といい流石"東方十傑"に数えられるだけある」

 

「はっ、所詮最弱なんて言われる東の海でしかも第十席なんてミソッカスだぜ?」

 

「ふっ、改めて名乗ろう…バギー海賊団副船長及び剣帝協会"東方十傑"第八席"曲芸剣のカバジ"」

 

それと共に刀を再び構えるカバジ

 

「自分で名乗った覚えはねぇが…剣帝協会"東方十傑"第十席"海賊狩りロロノア・ゾロ」

 

「「剣帝協会盟約に基づきいざ尋常に…勝負!!」」

 

そして踏み込みは同時、ゾロの三刀とカバジの一刀が互いに高い剣戟音を響かせながら

 

「ふっ!流石だな、その傷でまだこれだけ動けるか!!」

 

「おれはこの先剣士と名乗る奴に負ける訳にはいかないんでねっ!!」

 

それと共にゾロは右の刀を振り下ろすと同時に左の刀で左の刀を横薙ぎに振り抜き

 

「くっ何と重い剣か!成る程未だ動けるのは強い志の為せる技か…っせい!」

 

カバジはそれを受け止めると共に返す刀で足元を薙ぎ払う。

 

「流石は第八席…今までのとは違ぇってか?…だがそろそろこの痛みにも慣れてきたぜ?」

 

「ふっ…これでも最初から"曲技"など捨てて本気でやってるんだがな…なら我が一刀を受けてみろ!極技・一の太刀いいいいぃっ!!」

 

それと共にカバジは大上段に刀を構えるとそのままゾロに向かって一閃

 

「へっ、一刀に全てを託したか!だが…三刀流鬼…斬りぃっ!!」

 

それと同時にゾロの交差した三刀がカバジへと向かい全霊を込めて振り下ろされた一刀を打ち砕き

 

「ぐっ…み、見事…」

 

それと共にカバジの身体に殺到、大きくその身を吹き飛ばしそしてカバジはそう言いながら倒れ伏したのだった。

 

「…ふぅっ、流石にしんどい…寝る…」

 

そしてそれと共にゾロも血が足りないのかその場で腰を下ろしてゴロリと横になったのだった。

 

その後無事にルフィがバギーを撃破、町人達の勘違いによりルフィとゾロ、それから一時的に手を組むことになったナミは這々の体で町を脱出したのであった。

 

そして暫く時は経ちここはローグタウン、ゾロはローグタウンの"とある場所"に来ていた。

 

「へぇ…これが剣帝協会の東方支部か…」

 

翼を持つ剣の紋章を持つ扉を前にゾロは感心したように言う。

 

ゾロは剣帝協会"十傑主席"…そして協会の代名詞である剣帝の異名でも呼ばれる王下七武海の一角"鷹の目のミホーク"の戦いにて破壊された二刀を手に入れる為にここローグタウンにある剣帝協会東方支部に来ていた。

 

剣帝協会は十数年ほど前に設立された組織で鷹の目のミホークを筆頭に名だたる剣士達が海賊、海軍問わず所属。

 

中央本部と東西南北の四つの支部を持ち政府や海軍、海賊のスポンサーを持つ特殊な組織でそこに所属する恩恵は様々である。

 

少しでも組織内での地位を上げ、その恩恵を受ける為に所属する剣士達は鎬を削っており剣帝協会が定めた"イーストブルーで腕のたつ剣士10名"の中に数えられているゾロも腕試しの為かここに来るまでに多くの剣士にダース単位で挑まれてその全てを撃破していた。

 

とまぁ閑話休題、東方十傑となるとかなりの便宜が図られており今回ゾロはその為にこの支部に来ていたのだった。

 

受付の人間に事情を説明し、そのまましばらく待っているととある武器屋への紹介状を渡されて共に貰った地図を頼りに何とか辿り着いた場所は一軒の武器屋…紹介状を渡された店主のイッポンマツは

 

「あぁ!はいはい剣帝協会の紹介状…という事はあんた東方十傑の人かい!」

 

「あぁ第十席って事になってるが…」

 

「十番目…という事はあんた海賊狩りかい!!いやー有名な賞金稼ぎじゃないかい!!」

 

「へっ、今は海賊だがな…刀の点検とそれから刀が二本欲しい、頼めるか?」

 

「はー、あの海賊狩りが海賊に転身かい。まぁいい刀を寄越しな刀はそっちの台と…あとそこの樽にも突っ込んであるがそっちは10万ベリーの安物だまぁ見てもいいが期待はすんな?」

 

「あぁ、助かるじゃあ刀は頼むぜ?」

 

そう言ってゾロは残った一本の刀を店主に渡せばイッポンマツは白鞘のその刀をスラリと引き抜き

 

「…ほう、拵を見た時にも思ったがこりゃあ"和道一文字"じゃねぇか」

 

「和道…?」

 

「おいおい!アンタ知らないで使ってるのか!?」

 

「っても親友の形見だからな…刀の謂れには興味無かったんでな」

 

「この和道一文字は大業物21工の一本で買えば1000万ベリーはくだらねぇ代物だぞ?

 

む…割と力任せに使ってねぇか?目釘がズレてやがる…ふむ、刀身に歪みは無し、欠けも見られねぇな。

 

この分なら拵を締め直す程度だ、ほれ手入れはやっとくからさっさと武器を選びな」

 

そうしてイッポンマツは刀を手に作業台に、そしてゾロはまずは樽の方から見てみるか…と入り口に向かおうとしたところで

 

「おじさん!わたしの刀仕上がってますか!!」

 

入り口の扉が大きく開かれるとそう言いながら入って来たのは一人の女性。

 

「あれ?お客さんがいたんですね!」

 

「おやおや、第三席のお出ましかい。十傑が同じタイミングで二人も来るとは…あんたの刀なら仕上がってるぜちょいと待ちな」

 

「へ?…と言う事は貴方も十傑なんですか!?わぁ!第何席ですか!わたし以外の東方十傑に会うのは久々です!」

 

とても見覚えのある姿にゾロは少しフリーズするもかぶりを振り考え直すと

 

「アンタも十傑…しかも三番目たぁやるじゃねぇか。

 

おれは10番目だ、しかし三番目って事はそうとうデキるんだな?」

 

「へぇ…確か第十席と言えば海賊狩りのロロノアでしたか?いいですね何なら今ここでやり合いますか?」

 

と、突如火花を散らし出した二人に

 

「おいおいおい!何で剣帝協会の剣士ってこうも喧嘩っ早いんだ!ほれさっさと代刀を寄越しな!」

 

「あー…ごめんなさい、少し熱くなってました」

 

「十席のアンタもさっさと刀を選びな、なに料金はとらねぇよその分剣帝協会からたんまり貰ってるからな」

 

「すまん、相手が剣士…しかも腕がたつとなるとついな…

 

なぁアンタ、良かったら刀選ぶの手伝ってくれや、他の二本が鷹の目にやられちまってな」

 

「へ!?あの"剣帝"とやり合ったんですか!?よく生き残りましたね…」

 

「…まぁ死にかけたがな」

 

「と、刀選びでしたか。海賊狩りのロロノアと言えば三刀流で有名ですからね。

 

あ、紹介が遅れましたね"逆刃のたしぎ"…東方十傑第三席を拝命しています」

 

「逆刃…確か剣帝通信で見たぞ?剣帝協会本部の序列番外にして鍛治師の異名を持つ"鉄人"のクリークが鍛えた刀を持ってるんだろ!一度見たいと思ってたんだ!アンタが持ってるなら是非見せてくれ!!」

 

「近い!近いですから!!…まぁ"全刃刀"に"連刃刀"、"薄刃の太刀"や"絶刀"に"薄刀"や"賊刀"…鉄人の刀は珍しいから言いたい事はわかりますけど…はい、どうぞ」

 

と、詰め寄るゾロを両手を伸ばして押し留めると仕上がったばかりの刀をゾロに渡すたしぎ。

 

「へぇ、本当に峰と刃が逆になってるんだな…言っちゃあ何だが随分と使いにくそうだが…」

 

「慣れればそうでも無いですよ?耐久性は大業物に勝るとも劣らないですし何よりわたしは海軍少佐ですからね、海軍としては海賊の捕縛がやりやすいんですよね」

 

「げ…アンタ海軍の人間かよ…」

 

「それがどうかしました?あ、これなんかどうです?」

 

そう言ったたしぎの手に握られていたのは一本の刀…そうしてゾロは新たな刀"鬼徹"と…それから更にその"鬼徹"を持つ為の運試しでイッポンマツに気に入られた事により"雪走"を手に入れたのである。

 

その後"海賊狩り"ロロノア・ゾロと"逆刃"のたしぎはいつか手合わせをする事を約束し店の前で別れ…これが後に長きに渡って綴られる二人の縁の始まりであった…

 




さてまだまだこれからというところですがとりあえずここまで、イフものなのに本人が出ないとは一体…

剣帝協会

クリークが設立した組織、海軍、海賊、賞金稼ぎ、政府の人間などの"剣士"が所属する組織、多くのスポンサーを抱えており所属するメリットは大きく剣士にとっては東西南北の海で腕のたつ10人の剣士…40人とグランドライン前半、後半で腕のたつ10人の剣士…通称"十傑"となるのはこの世界にいる大半の剣士の夢である。

剣帝通信

剣帝協会で発行されている情報誌。

有名な剣士のインタビュー記事や世にたくさんある剣術流派の技の図解、刀の紹介などが載っている情報誌で協会員には無料で配布されており、おまけとして砥石セットや限定カラーの下緒、記念鋳造の目貫や手入れ用の油などがついてくる。

鉄人

剣帝協会"十傑番外"の地位にあり、剣士になりたかったがそう簡単に大業物や最上大業物など手に入るわけも無く、ならば前世での刀をこの世界に再現してのけた人。

そしてただひたすらに頑丈な刀"絶刀"を鍛え上げ自ら振るう刀鍛冶にして剣士、刀鍛冶が長かった為技と呼べるのは殆ど無いが恵まれた身体能力を更に研ぎ澄ませ正面から正々堂々の突破を得意とする。

「正面から行かせてもらおう、それしか能が無いからな」

なおこのお話では殆ど出番が無かった模様。

曲芸剣のカバジ

原作と違い剣士にして副船長。相手が剣士の場合一輪車など捨ててきちんと両脚で大地に立って自身の鍛えた剣術を振るう。

原作より性格的にまとも(相手が剣士の場合)

イッポンマツの店

剣帝協会東方支部の御用達として数々の刀を見てきたスペシャリストとなっており、協会から資金をもらっているのでそこまでお金にがめつく無くなっている模様

逆刃のたしぎ

鉄人の打った"逆刃刀"を持つ剣士、東方十傑第三席という身分故か多くの剣士から果たし状を叩きつけられており、それ故に原作よりかなり剣の腕が高い模様、多くの名刀が自身の所属する剣帝協会にある故かそこまで名刀集めには拘っていない模様。

なので原作と違ってこちらの世界線ではゾロはお互いに切磋琢磨し剣技を高める良きライバルという感じである。

異名を海賊狩りに合わせて刀狩りにしようかと思ったけど何か物騒なのでこっちの異名に

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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