起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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因みにアンケートの海軍工廠は結果によってはストーリーに関わってくるかもしれませんねー。

原作では詳細が不明ですが世界政府が民間(一般のだけでなくドフラミンゴやカイドウなどの海賊を含む)武器商人から買い上げて政府から海軍に支給してるのだと思ってますが実際のとこどうなんでしょうね?


小競合〆 ドンクリークさん

少し時間は遡る。

 

クリークはテゾーロの船と共にベアトリーチェ号にてアラバスタ王国に入ると秘密裏にアラバスタの情報…反乱軍やバロックワークス、国の情勢などを探り最終的にテゾーロとエースはアラバスタ国王ネフェルタリ・コブラに謁見しその後に王下七武海のクロコダイルと面会という事になった。

 

そしてベアトリーチェ号の面々だが副官であるギンは連絡役としてテゾーロと共に、ジョークは万が一にも捕虜が暴れても困るので見張りとして船に残しており、そうなるとクリークが動く以上未だに戦力に不安があるアピスは交流を深めさせる良い機会だと考えアデルと共にオルガ達に預けてある。

 

ビエラ、シュライヤはこれを機会に船のメンテナンスを行うらしく留守番を、モネとついでにシュガーは気候が合わないのかダウンしていた為シュガーは来たがったが大事をとって留守番させた。

 

という事でクリークは一応上空にカフウがいるものの一人でレインベースに向かう事となりその過程で砂漠越えとなったのであった。

 

因みに周りの面々は誰も砂漠を越えた事が無いとの事で何が必要かわからなかったがとりあえず砂に沈んでも困るので馬鹿げた重量の武器や鎧は置いてきて、日差しが強いだろうと考えフード付きの厚手のマントを、何より水が必要だろうと考えかなり食料と水は多目に、後はどうとでもなるだろうと考えクリークは武器兼サバイバルナイフとして腰に拵えを新たにした七星剣だけ下げると砂漠越えに挑んだのであった。

 

道中で凶悪な原生生物や砂漠特有の自然現象、昼は煌々と照りつける太陽と裏腹に夜は全ての熱が逃げる極寒の環境と色々とあったが遠くまで広がる砂は一見の価値はあったし道中で不幸中の幸いと言うか流砂に呑まれた時に遺跡でポーネグリフを見つける事も出来た。

 

…勿論クリークは見つけた時はどういう過程でこんな隠された地下遺跡にポーネグリフがあるのか首を捻っていたが。

 

そんなこんなで原作では確か一味がユバに来ていた事を思い出し少し手伝ってやるかと考えて進路を少し西に変更し馬鹿げた大きさのポーネグリフを急ごしらえのそりに乗せて引きずってきた所バロックワークスの面々と鉢合わせしたのだった。

 

とは言え相手がいくら能力者に怪力の持ち主と言えど相手は海軍本部中将、しかもその中でも上位に位置する実力の持ち主であるクリークを仕留める事は出来なかったが。

 

騒ぎによって避難していたトトに詫びを言いつつMr.4とミス・メリークリスマスはふんじばって宿の一室に放り込んでおく、身柄はどうしようかと考えつつ手早くいつもながら高カロリーの携帯食であるカロリーフレンドを三本ほど纏めて噛み砕くと水で流し込み、その日はさっさと寝るのだった、Mr.4達にも働いてもらうか…と考えながら。

 

そして次の日、クリークはユバの外へビリオンズの面々を放り出すと縛ったMr.4ペアの前に座り込み

 

「さて…気分はどうだ?Mr.4にミス・メリークリスマス…いや、"キャッチャー殺しのベーブ"に"町落としのドロフィー"?」

 

その言葉にこちらを睨んでいた二人の顔が驚愕に変わる。

 

「な…何処でそれを知ったんだい!!我が社の社訓は謎!そんな簡単にバレるようなヘマはしてない筈だよ!!」

 

「まぁ落ち着けやドロフィーさんよ、こっちにはこっちの伝手があってな"蛇の道は蛇"って言うだろ?」

 

その言葉に身動きが取れないミス・メリークリスマス…ドロフィーは

 

「…アンタなにもんだい、昨夜の戦闘力にこの情報力…タダモンじゃないだろう?」

 

そう言ってせめての抵抗とばかりに睨みつけながら言うも

 

「ふむ…まぁいいか。初めましてだな、ベーブにドロフィー。

 

おれはクリーク、海軍本部中将の地位を授かっているが…勿論お前たちを捕らえたからと言って文句を言われる筋合いは無いよな?」

 

思いもせぬビッグネームに二人は驚愕、無理もないだろうクリークの名前はクリーク自身が思っている以上に有名だからだ。

 

曰く、次期大将候補

 

曰く、赤カモメの頭

 

曰く、海軍躍進の立役者

 

海軍本部中将、鈍熊の名前はよからぬ事をしている…してきた相手には抜群の効果を発揮するのだ。

 

「な…なんで本部中将が…アタシら何かを…というかそもそも何でこんなとこに本部中将が!しかも一人でいるんだい!!」

 

「アタシら何かと言うがなぁ…お前らバロックワークスの最終目的は何だった?ほれ、言ってみ?」

 

「ぐ…」

 

「ほらそこで言葉に詰まれば何か隠してるって言ってるようなもんだろ?

 

まぁバロックワークスはMr.0…クロコダイルの指示のもとアラバスタを乗っ取って理想国家の建国を企んでるってのは知ってるがな。

 

それにアンタは"町落とし"の異名に恥じずその能力であちこちの町を地盤沈下させて衰退させてるのは調べがついてるぞ?」

 

「ちょ、ちょっと待ちな!!アンタ今アタシらのボスがクロコダイルって言ったかい!?」

 

「ん?なんだ知らなかったのか?"翼にレイピアの髑髏"はかつて奴が使ってたマークだしそれにレインベースで顔合わせ位は済ませていると思ってたが…」

 

「聞いてないよ!まさかMr.4は知ってた…その驚いた顔を見る限り知らないようだね…」

 

「とまぁお前らは叩けば幾らでも埃が出てくる身の上だが…さてどうしてくれようか?余罪は色々出てくるだろうから縛り首か?それともどっかの監獄に…インペルダウンもありだな、いやあの島で強制労働もありか?」

 

そう言って顔を青くする二人を他所にクリークは一人考えていた所で

 

「た、旅人さん!!水が!!水が出て来たよ!!やっぱりユバはまだ死んでいなかったんだ!!」

 

外からトトの嬉しそうに叫ぶ声が聞こえて来たのは同時であった。

 

 

 

 




まぁ原作でもトトがスコップで超頑張って掘って水が出てきた場所をモグラのゾオンが縦横無尽に掘れば水くらい出て来ますよね。

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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