起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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今作の国王軍

元々は六十万の数を擁していたがアラバスタ王国エリート護衛団のツメゲリ部隊(豪水飲んで死んだ人達)を筆頭に原作よりも多い四十万が反乱軍に合流、残るは凄くカッコいい最強の戦士(主観を多めに含んでいます)であるチャカとペル、それからバロックワークスのスパイと反乱軍のシンパとビビの手の者が入り込んだ20万…王国軍がだいぶボロボロっぽい件


黄金砂鰐

レインディナーズの一室にてクロコダイルが今後の計画について練り直していると

 

「…貴方にお客さんよ?」

 

ノックと共にロビンのそんな声。

 

「客だぁ?何処のどいつだ、スモーカーでも噛み付いてきたか?」

 

クロコダイルは一休みとばかりに葉巻に火を灯し深く吸い込むが

 

「そっちの方がまだ良かったかもしれないわね?」

 

「意味深だな?まさかコブラ王がもう着いたのか?いや、それにしちゃ早すぎる…客ってのは誰だ」

 

ロビンの意味深な言葉にクロコダイルが疑問を覚えれば

 

「…テゾーロ財団の長、ギルド・テゾーロが貴方に面会を求めているわ。

 

しかも貴方と同じ王下七武海の一角であるポートガス・D・エース付きよ?」

 

「な…何故ここに!…いや、おれがここのオーナーを務めている事は誰でも知ってやがるから不思議じゃねぇか…だが目的が読めねぇ、新世界の怪物がおれに何の用だってんだ?」

 

「計画が政府に漏れたんじゃないのかしら?その対応として急遽やって来たという線もあり得るんじゃない?」

 

「まさか、奴は計算高い男だ…そうそう世界政府に従うタマでもねぇしおれの計画が政府に漏れてるとは考えづれぇ…兎に角VIPルームにでも通しておけ、奴の狙いがわからねぇ以上痛くねぇ腹を探られるのはゴメンだからな」

 

「痛くない腹ねぇ…」

 

「何だ言いたい事でもあんのか?…あんまり舐めた口聞いてるとテメェから殺すぞ?」

 

「あら怖い、ポーネグリフが読めなくてもいいのかしら?」

 

「そっちこそ忘れてねぇだろうな?今は"おれがテメェの存在隠してやってるが"おれがその気になってテメェを政府に引き渡しゃテメェは破滅…それは、それこそ20年近く政府から逃げ回っていたテメェが良くわかってるだろ?」

 

「…そうね、それが契約だものね。

 

テゾーロがいる以上私は顔を出さない方がいいでしょう、何かあったら子電伝虫で連絡を」

 

そう言ってロビンはゆっくりとその場を去る、クロコダイルに見えない角度でその口に冷たい笑みを浮かばせたままに。

 

そしてレインディナーズVIPルームにて砂漠の王は黄金帝と対面を果たしていた。

 

「初めましてになるなサー・クロコダイル。テゾーロ財団代表のギルド・テゾーロだ。

 

いやぁ、砂漠の英雄と名高い王下七武海に会えて光栄だ」

 

「初めましてだな黄金帝、王下七武海を名乗らせてもらってるクロコダイルだ」

 

人当たりの良さそうな顔で手を差し出すテゾーロにクロコダイルは警戒しつつもそれを表情に出さないようにし互いに握手をする。

 

「んでこっちは護衛を頼んだポートガス・D・エース…同じ七武海だから知ってるか?」

 

「へっ、別に王下七武海は仲良しこよしの集団って訳じゃねぇ顔を合わせるのは初めてだが…火拳の噂は色々聞いてるぜ?カイドウのとこの幹部ともやり合ったとか?」

 

「へっ、古代種なんて変わり種とぶつかるとは思わなかったがな」

 

「流石炎のロギアってか?…まぁいいさ、でおれに何の用だ?世界政府の用事か?別に変な事はやってねぇぜ?今までちゃんとこのアラバスタできっちりやってるだろうが」

 

「いや世界政府だのなんだのは全く関係ねぇよ、エースと同じ七武海であり砂漠の王と名高いアンタの顔を見に来たってのもあるが…」

 

「…世界政府の用事じゃねぇってんなら心当たりはねぇが」

 

「いやなに…アラバスタに来る時に沖合でちょっと10隻程の船に襲われてなぁ?

 

その船はどれも同じシンボルを掲げていて"翼とレイピアを持った髑髏"…まさか心当たりが無いって事はねぇよな?」

 

テゾーロのその言葉にクロコダイルの口が軽くひきつる。

 

「おれの財団は政府や海賊と取引する事もある…つまり舐められたままにはいかないって事だ。

 

なぁサー・クロコダイル?あんたの事は調べたぜ、自身の襲撃を時には巧妙に隠し、時には他の海賊の仕業に見せかけ、時にはその規模を誤魔化し…懸賞金が高くなるのは余計なリスクを負うものだという考え方だったらしいな。

 

そしてその時に使ってたシンボルが"翼にレイピアを持つドクロ"…果たしてこりゃどういう事だ?」

 

テゾーロのその言葉にクロコダイルは表向きは平静を装いつつも心の中ではいい獲物だと先走って襲撃をかましたビリオンズを猛烈に罵倒しながら方法を考える。

 

誤魔化すのは悪手、共通点が掲げていたシンボルだけなら相手もこうも強気には来ないだろう。何かしら他の情報も持ってる筈。

 

となると部下という事にすればいいが世界政府には"自身が率いる海賊団は無い"と申告している。

 

部下がいるとなれば必然監視対象になるだろうし、何より下手に情報を明かしてユートピア作戦の事がバレても面倒だ。

 

僅かな時間でその二点をクロコダイルは考えるとならばその辺りは誤魔化して仕舞えばいい、と結論し口火を切る。

 

「…何が狙いだ?」

 

誤魔化すわけでもなく、はっきりと自身の組織の者だとも言わず相手が何を望んでいるかを聞くクロコダイル、それに対してテゾーロは

 

「何、別に怪我人や船に破損が出たわけじゃねぇ…が、落とし前ってのは必要だよな?」

 

そう言ってニヤリと笑うテゾーロにクロコダイルは心の中で余計なものを呼び寄せたビリオンズを罵りながらも嫌な予感がどんどん大きくなっていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 




唐突に受信した二次小説設定

ゼロの使い魔のルイズの夢に幼い頃からNARUTOのデイダラやハガレンのキンブリー、ワンピースのMr.5など爆破のスペシャリスト達が出てくるようになり、最終的には自身の失敗魔法は失敗では無く素晴らしいもの(ほぼ洗脳)だと知ったルイズが自身の失敗魔法で"爆殺公女"と呼ばれる感じで成り上がるお話。

多分カリスマ増し増しだろうし恍惚としながら爆破してそうだから色気もありそう(胸は無い)だからアンリエッタ女王陛下にも物怖じせずに堂々としてそう。

全ての出来事を爆破でゴリ押し…いや、流石に全部のイベントを爆破だけでこなすのは無理か。

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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