なおこのテゾーロはクリークの盟友でもあり唯一この世界でクリークから未来の知識を教えられている。
「…ちょっと統制が甘かったかもしんねぇが、まぁ賠償ってんならいくらか払うさそれで手打ちって事でいいだろ?」
クロコダイルは金で方がつくんならそれに越した事はないと提案するが
「金ねぇ…今更おれが金を必要としているとでも?」
テゾーロは今ひとつ乗り気では無い返事。
「じゃあ何を差し出せってんだ?悪ぃが他に出せるようなもんは…」
「おれが欲しいのはな…人材だよ人材、ダズ・ボーネスにザラ、ベンサムにギャルディーノ…随分と豊富な人材が揃ってるみたいじゃねぇか?」
「なっ!!テメェそれを何処で!!」
テゾーロの口から出てくる名前に立ち上がって驚くクロコダイル。
無理もない、今テゾーロがあげた名前はどれも自身が立ち上げた秘密組織のエージェント達…しかも上位に位置し秘されていたオフィサー・エージェントの名前だったからである。
「あぁそうそう、アンタの元にいるニコ・ロビンでもいいぜ?"丁度この国でポーネグリフが発見されて"なぁ、折角だし何が書いてあるのか気になったんだが…さて、誰を差し出す?なぁサー・クロコダイル?」
「テメェ…何処まで知ってやがる…」
口を封じるべきかと考えるクロコダイルだったがいくらテゾーロが腕が立つと言う噂はあれど所詮は商人、自身の能力をフルに使えば制圧は問題無いだろうが傍の火拳が厄介だと考え直し躊躇する。
「このくらい調べればわかる事だろう?それに情報ってのは何物にも変えがたい価値があるってのがおれのポリシーでね、七武海、四皇問わず有力な海賊には大体網を張って構成人材、規模、主要取引などを調べ上げ常に最新の状態にしていてな…」
別に何でもないかのように言うテゾーロにクロコダイルは絶句するが確かに考えてみれば相手はグランドライン後半、通称"新世界"と呼ばれる海域にて有力者として君臨する人間だしそれくらいやってのけても不思議ではないと考え直す。
「…この国でポーネグリフが発見されたと言ったな、いつの話だ?そんな話聞いた事もねぇぞ?」
「そりゃそうだろ、発見されたのはつい先日でサンドラ川西に広がる大砂漠のど真ん中、その地下深くの遺跡にて発見されたんだからな」
その言葉にクロコダイルは全く見当違いの場所を探していたかと考え歯噛みするも後の祭り、既に自身が探していたポーネグリフは"黄金帝"ギルド・テゾーロの手の内。
相手を制してこちらの主張を通そうにも護衛についてるのは自身と同じく七武海の一角でさらに言えば炎のロギア…やり合えない事は無いだろうが騒ぎになる…不意を撃って自身の左手に仕込んだ毒で仕留めるか?と考え自身の左手に装着した黄金の鉤爪に触れた所で
「ぷるぷるぷるぷるぷる…」
と鳴き出す懐の小電伝虫に勢いを削がれる。
「っとすまねぇ…何だ?今大事な客と対応中だってのはテメェもわかってんだろうが。
…なに?…クハハハハそりゃいい、間抜けなネズミ共を迎えてやれ」
そう言って小電伝虫を切ると
「どうしたサー・クロコダイル?随分と悪辣に楽しげな笑みを浮かべて」
「いやなに、長い間の懸念がようやく片付きそうでな…落とし前についてだが少し待ってくれ。
少し外せない用事が出来てな、勿論踏み倒すつもりはねぇぜ?後できちんと場を設けよう、そうだな…食事を運ばせるから一時間ほど待っててくれ」
とクロコダイルは膝を組んで指輪をいじるテゾーロに言えば
「…まぁいいさ、別におれも鬼じゃねぇから何の準備も無しに今すぐ誰かを寄越せ何て言わないさ」
テゾーロのその言葉を受けてクロコダイルはゆっくりとVIPルームを抜け階下に向かうのだった。
そして時を少し遡りビビと麦わらの一味は流砂と風を受けて去っていくバルバル団に別れを告げ車座になってこれからの方針を話し合っていた。
「さて…無事にレインベースについたわけだけど…」
「よーし!クロコダイルをぶっ飛ばーす!!」
「ったく元気な船長だな…だがずっと船の上で飽き飽きしてたんだ、歯応えのある奴がいりゃいいんだが…」
「この戦闘狂共!そんなに喧嘩っ早いと上手く行く作戦も上手く行かないじゃないの!!
全くもう…でビビ、この後はどうするの?クロコダイルの居場所とかはわかってるのかしら?」
騒ぐルフィとゾロを他所にナミがビビにこれからの行動について尋ねれば
「えぇ、カジノの町レインベースで最大規模を誇り町の中央にありシンボルともなっているレインディナーズ。
そこのオーナーがサー・クロコダイルで普段彼はそこにいる事が多いわね。
偶に海賊の出現を聞いて沿岸の町に向かう事もあるみたいだけど今のところ動きは無いみたいね」
「なるほど…正面から乗り込むのは難しそうね、当然警備の人間はいるわけでしょうし」
「オーナーとしてトップにサー・クロコダイル、そしてその下に支配人としてミス・オールサンデーがいるわ」
「おーるさんでー?」
「ルフィさん、ウィスキーピークを出る時に船に乗り込んでいた黒髪の女性よ」
「あいつか!帽子とった奴!」
「ちょっとルフィ黙ってなさい」
「話を続けるわ、そして副支配人としてウルトラキングという男がいるわ、ただ彼はバロックワークスについては知らない一般人よ。
それから警備についてだけどあの町を根城にしている暴力団の"コアラ組"が担っているわ、荒事は一部を除いて彼らが慣れているもの、表向きはね?」
「…という事は裏向きの警備もあるわけね?」
「…裏向きと言っていいのかどうかわからないけれどまずエージェント候補のビリオンズが200名…と言っても反乱軍に入り込んでたり王国軍に潜入しているでしょうから少なめに見積もって半分の100人はレインベースに潜んでいるでしょうね。
それから国盗りが大詰めに近いのならエージェント達、特にMr.1のペアからMr.5のペアまでのオフィサーエージェント達が揃っている可能性が高いわ」
「あたし達が会って無いのはMr.1のペアとMr.2のペア…Mr.3のペアはリトルガーデンで海に放逐したからMr.4のペアも会った事無いわね」
「…Mr.5のペアはミス・バレンタインをわたしに変装させてイガラムにおとりを頼んだけれど…ミス・オールサンデーが始末をつけた以上イガラムもMr.5のペアも生存は絶望的ね…」
「Mr.2ってビビちゃんが言ってた大柄なオカマで変装が得意な奴だっけか?」
「その通りよ、Mr.1のペアはわたしも会った事無いけどMr.4のペアは大柄な巨漢で背中に巨大な銃を、ミス・メリークリスマスは中年で貫禄のある女性よゾオンの能力者だから気をつけてね?」
「ところでよ、バロックワークスはおれ達がこの町にいる事は気付いてんのか?」
「…そこが不思議なのよ、この国についてから妨害の一つも無いしてっきりMr.6かミス・オールサンデー辺りがサー・クロコダイルに報告しているものだと思ってたけれど」
ゾロの言葉に考え込むビビであったが
「まぁまぁ、楽観的に考えるよりもバレてると思って行動した方がいいわね、とりあえず何か考えはあるんでしょ?」
ナミの言葉に勿論、と軽く口角を上げるのだった。
と言うわけで麦わらの一味もテゾーロ達に続いてレインベースに到着、先行して視察に来たペルは置いておくとしてコブラ王を筆頭に王国軍20万がレインベースへ進軍中、反乱軍は真っ二つに割れそれぞれレインベースとアルバーナに向かった模様、武器も足りないような貧弱な状態で。
獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?
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高熱"劇場版ボス"
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エレクトロとスーロン
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エレクトロだけ。
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肉体や覇気の強化のみ。