さてさてペースが遅いですがきっちり積み上げていかないと途中で詰んでしまいますからねー
皆様いつも誤字訂正、感想、評価、お気に入り等ありがとうございます
「まずバロックワークス…ひいてはサー・クロコダイルにわたし達の事がばれてると考えて行動しましょう。
更に顔がバレているとして…レインベースに入った途端ビリオンズが襲ってくるという可能性もあるわね。
わたしを含めて四人は確実に顔がバレてるしとりあえずルフィさんはわたしと一緒にレインディナーズに乗り込もうかしら」
「ん?それがどうかしたのか?」
「顔がバレてるならやたらな行動はとれないって事よルフィさん」
ビビのその言葉に首をまだ捻ったままのルフィに
「おいルフィ、町中には何処に奴らが潜んでるかわかんねぇんだぞ?」
「そうだな、ウソップの言う通り…忘れたのか?暗殺はやつらの得意分野だ」
ウソップとゾロの説明にようやく成る程!と手を打つルフィ。
「ちょっとビビ、二人で大丈夫なの?」
それを聞いてナミも心配になったのだろう、二人で乗り込むと言うビビにそう聞くも
「まぁまぁナミさん、あまり大人数で行っても数に意味は無いわ。それなら少数精鋭、まずは情報を集めなきゃいけないのよ」
ビビは自分なりの考えを話す。
「…本当に大丈夫なのよね?」
「えぇ、"ちょっと騒がしくなる"可能性はあるけどね?
顔がバレてないかもしれないサンジさん、ウソップさん、トニーくんは町に入ったらちょっと顔出してその辺を歩いて欲しいわね。
それでビリオンズが食い付けば仕留めて情報を引っ張り出すし、食い付かなければ顔がバレてないという事だし…それによって動きが変わってくるからお願いね?」
前提は大事なのであくまで様子見と言うことで3人に先行してもらう事を告げれば
「ははっ、任せとけビビちゃん!ビビちゃんとナミさんはこのおれが命に変えても守ってみせるぜ!」
「うへぇ、おれたちはおとりかよ…」
「お、おれがんばるんだ、おれだって海賊なんだし」
三者三様で返事を返す、まぁこの3人ならビリオンズにバレても何とか逃げ切るだろうとビビは考え更に
「ナミさんとMr.ロロノアはバックアップを、万が一に備えて電伝虫は繋いだままにしておくわ。
アゴトギ、貴方達はレインベースへ来てると思われるペル、それから海兵を…できれば偉い人間がいいわね、それらを探して見つけたら報告をお願いね?」
ゾロとナミ、それからアゴトギとその部下達にも指示を出す。
「了解っす、オジョーサマ」
「じゃあまずはサンジさん、ウソップさん、トニーくんお願いね?」
そう言ってビビは両手を合わせて申し訳なさそうに言うと一人は任せとけと言わんばかりに、一人は足取り重く、一匹は緊張した面持ちでレインベースの町へと入って行ったのだった。
そしてしばらく経つと3人が戻ってきて
「ビビちゃん、拍子抜けする程何も無かったぜ?」
「へっ!実はおれの貫禄に近寄れなかったのさ!」
「マジかウソップ!すげぇな!!」
「はいはい、ウソップさんの冗談は置いておくとしてこれで3人の顔がバレてない可能性は高くなったわね。
…となるとサンジくんとトニーくんはカジノに入ってもらおうかしら、勿論わたし達とは別口でお客としてね?
ウソップさんはナミさん達と一緒にバックアップメンバーに入ってもらおうかしら…とこんな感じでどうかしらナミさん?」
自身の考えをナミに言えばナミは一度頷くも
「そうねぇ、一部だけど顔がバレてないというのは僥倖ね。とりあえずあたしとゾロは顔を隠して動いたほうが無難かしら。
とりあえず方針はそんな感じでいいと思うわよ?上手くいけばここでクロコダイルを…ルフィ、ホントに大丈夫なの?相手は王下七武海よ?」
流石に相手が相手だと懸念を告げれば
「クロコダイルぶっ飛ばーす!!」
「アンタは話を聞きなさいっ!!」
告げられたルフィは何のその、きっと頭の中にはクロコダイルをブッ飛ばす事しか頭に無いのだろう頭をスパーンと叩かれるも応えた様子は無い。
「まぁまぁナミさん、変に緊張してるよりもよっぽどいいわよ。アゴトギ、海兵やペルは見つかったかしら?」
「ヘイ、巨大な十手を背負った将校…恐らく佐官クラスを筆頭に十数名規模の海兵の存在を確認してごぜーます。
それからペルの旦那ですが残念ながら見つけられやせんでした、町中にはあちこちに"翼にレイピアの髑髏"のシンボルを何処かしらに入れた奴が十数名、武器は特殊な物は持ってねーよーです。
…それからご懸念のギルド・テゾーロとポートガス・D・エースの両者がレインディナーズに入って行ったそーですけど…」
アゴトギのその言葉に額に手を上げ天を仰ぐビビ。
「お!!エースがいんのか!」
そしてはしゃぐルフィ
「…何て事、サー・クロコダイルとギルド・テゾーロの繋がりも読めてないのに」
「どうするのビビ?なんかそのテゾーロってのヤバイんでしょ?」
「…もし彼等が繋がっていたらわたし達は途端に窮地になるわね」
「だいじょーぶだって!エースがいるんなら問題ねぇよ!まぁクロコダイルはおれがぶっ飛ばすけどな!」
そう力強く言うルフィにビビは瞑目して深く考え込み
「…分が悪い賭けね、いいわルフィさん。これまでの航海で見てきた貴方の幸運を信じるわよ?
テゾーロとサー・クロコダイルが繋がってた場合は即座に撤退、逃げ延びさえすれば今は勝ちよ」
「クロコダイルぶっ飛ばーす!!」
「ル・フィ・イ・さ・ん?」
「お、おぅ…」
「さて、そうと決まればこの服でカジノに入るのはつまみ出されそうね。
アゴトギはわたしの服を…カジノに入れるような物よ?それからルフィさんとサンジさんにも用意して。
あ、系統は別の物にしてね?サンジさんはわたし達とは別口で単独で入ってもらうんだからね?そうね…とある国の王子様で大金持ち、そして女好きのプレイボーイで腕も立つって感じで行きましょう」
そう楽しそうに話すビビにアゴトギは頷きサンジは一瞬虚を突かれたように固まるも
「任せとけビビちゃん!いつでもおれが影から守るぜ、プリンスって呼んでくれ!!」
と自身をビシッとさし
「プリンス」
「馬鹿にしてんのかテメェ!!」
と馬鹿にしたように呟いたゾロに言い返したのだった。
次はそろそろクロコダイルとご対面かな?果たしてルフィは砂のロギアで七武海のクロコダイルに勝てるのか?
原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います
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麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
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クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
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二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)