「ナミさん!無事!?」
「あ、ビビ…とりあえず何とかなったわ…何であたしが1番目のパートナーと戦わなきゃいけないのよ…」
「なぁ!んナミさん大丈夫!?なんて怪我だ!!何処のどいつだ!」
「おいナミ!他の奴らは!?ゾロとウソップとチョッパーは!?」
レインディナーズから逃げ出したビビとルフィは遅れて来たサンジと合流し路地裏で荒い息と共に座りこんでいたナミを見つけ声をかける。
顔がバレていたからかレインディナーズの裏口で待機していたナミとゾロは直ぐに追いかけられる事になった。
更にはMr.1とミス・ダブルフィンガーも出てくるというおまけ付きでナミとゾロははぐれナミはミス・ダブルフィンガーと闘う羽目に、ウソップから渡された武器で退けたもののダメージは大きく休んでいた。
「一番目のパートナーって…ミス・ダブルフィンガーとやり合ったの!?って酷い怪我じゃ無い!早く治療を…トニー君は?」
「大丈夫よ、応急処置はしたわ。チョッパーなら…」
「おう、お前ら無事だったか?」
ナミがそれを答えようとした所で今度はゾロがチョッパーとウソップと共に合流
「あらゾロ、二人には無事に会えたみたいね。スパスパ男は何とかなったの?…って随分とボロボロじゃない」
「へっ、厄介な身体だったが…それより少し血ぃ流しすぎた、少し寝させてくれ」
そう言ってその場で座り込むゾロ
「ナミの言う通りチョッパー連れてって正解だったぜ?勝ったと思ったらその場で倒れたぞゾロのやつ…」
「なっ!ミスターロロノアも酷い怪我じゃないの!二人ともなんて無茶を…」
「だ、だいじょうぶ治療はしておいたぞ!ほらナミも傷を見せてくれ!」
「ありがとうチョッパー、そっちはクロコダイルは何とかなったの?」
「…流石に王下七武海ってとこかしら、ルフィさんがああも簡単にあしらわれるなんてね」
「次はぶっ飛ばす!!」
「うへぇ、やっぱ化け物ね…それより次はどうするの?」
「因みに戦ったMr.1とミス・ダブルフィンガーは?」
「とりあえずふんじばって放置して来たわ、まぁあの分なら早々目覚めないと思うわよ?」
「おう、あの刃物男も柱にぐるぐる巻きにして来たぜ!」
「残っているサー・クロコダイルの手札はミス・オールサンデーにMr.2とMr.4ペア…、ここまで削れたのならサー・クロコダイル本人が動く可能性は高いわね」
「どうする?王国軍に反乱軍もこの町に向かってるんでしょう?」
「…アゴトギ!ペルは見つかったかしら?」
「上空で旋回する巨大な影を確認したんで多分あれがペルの旦那じゃねぇかと…」
「王国軍と反乱軍の位置は?」
「まだ見えちゃいませんがおそらく両軍共に後二、三時間ってとこでしょうか?このままいきゃ王国軍が先に到着するかと…」
「…サー・クロコダイルの手札を減らすべきか…でもポーネグリフをギルド・テゾーロが手に入れたというのがネックよねぇ…サー・クロコダイルの目的がポーネグリフにある以上そっちを手に入れる可能性もあるしまたエージェントが襲撃をけしかけてくる可能性もあるなら固まって行動した方がいいかもしれないわね…
よし、ギルド・テゾーロに会いに行きましょうか。
彼の掌中にあるポーネグリフをこちらがサー・クロコダイルより先に手に入れれば最悪の事態は免れるわ。
アゴトギ、居場所は掴んでるんでしょう?ギルド・テゾーロは何処?」
「レインディナーズから出た後にオジョーサマが探させていたポートガス・D・エースと共に町の郊外に、南の方です」
「…交渉ってとこかしら、まさか知っていて?いや、護衛が七武海である以上顔合わせって線も…判断材料が少ないわね」
「おいどーすんだビビ?クロコダイルぶっ飛ばすんじゃねーのか?」
「…ルフィさん、お兄さんに会いに行きたくない?」
「お!エースの場所わかったのか?行こうぜ!」
「決まりね、わたし達は今からサー・クロコダイルに先んじてポーネグリフを手に入れましょう。
そうね、ミスターロロノアとナミさんは怪我が酷いし…アゴトギ、二人をこの町のアジトに、トニーくんは付き添いをお願い。
わたし達は追撃の可能性を考えてわたしとルフィさんが先行してギルド・テゾーロの後を、そして後ろから顔がバレてないサンジさんとウソップさんが追ってきてちょうだい、何か有れば小電伝虫で連絡をお願い。
そしてアゴトギあなたは二人をアジトに連れて行った後で反乱軍と王国軍の監視及びペルと合流して彼に伝言をお願い、何かあれば連絡して頂戴。
そして懸念を取り除き残りのエージェントとビリオンズを排除した上でサー・クロコダイルの打倒というプランでいきましょう。
さて…ここからが大詰めよ、サー・クロコダイルの計画も大詰めでしょうけどこっちもそう簡単に計画を諦めるわけにはいかないのよ…アラバスタは復活する、好き勝手やってきたツケはきっちり払ってもらうわよ、サー・クロコダイル?」
「…計画?薄々思っていたけど反乱を止めるだけって訳じゃ無さそうね」
そう言って後半は小声でビビは嫣然と微笑み、ナミはそれを訝しげに見て呟くのだった。
海軍の動向についても少し書きたいなー、んームーア大佐辺りでも引っ張ってくるか?まぁヒナ大佐もいるか
原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います
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麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
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クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
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二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)