起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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私はここに宣言する!!

全くもって正体不明なイム様が幼女だったら番外編で筋肉ダルマに懐いた幼女ルート書きます(真顔


赤青黄鈍 ドンクリークさん

マリンフォードに到着し頭に海兵帽を乗せたシグマと本部に報告に行く途中で出会ったのは大将になるのは確実と言われている三中将ことサカズキ、クザン、ボルサリーノの三人であった。

 

「おんやァ〜あの子はどうしたのォ〜?」

 

「今度からあれじゃ一人動物園とでも呼んじゃろうか?」

 

「あれ?娘じゃなくて今度は奥さん連れてき、いったぁ!覇気込めて蹴らなくてもいいじゃない!!」

 

割とイラッときたのでクザンにローキックをかます、勿論普通に蹴ってもダメージが無いので覇気を纏った上でだ。

 

「しゃらっぷ、あの子は母親が見つかったからそこで別れた、あと一人動物園は勘弁してくれ最近自分でも思ってるから。

 

あとクザン、蹴飛ばすぞ」

 

「ちょっとした後輩ジョークじゃないの…というか蹴飛ばしてから言われても…」

 

「今のはクザン、おんしが悪かろう。

 

それより聞いたぞクリーク、脱獄しちょった金獅子を捕らえたんじゃろ?」

 

「多分その件だと思うけどもォ〜センゴク大将が君が着いたら執務室に寄越してくれって言ってたよォ〜?」

 

「あー、了解した。

 

取り敢えず積もる話は後だな、呼ばれてるんなら早いとこ顔出しとかなきゃいかんだろ。」

 

そう言って三人と別れシグマを連れてセンゴク大将の執務室へ。

 

コンコン、とドアをノックし

 

「センゴクたいしょーどの!クリーク大佐であります!お呼びとお聞きしましたが!」

 

「おぉクリークか、入ってくれ」

 

「失礼します!」

 

そう言って部屋に入ると唖然とした顔でこちらを見るセンゴク大将。

 

何かやったかと思えば

 

「…クリーク大佐、その熊…熊らしき者は何だ?」

 

「はっ!新しく入った海兵見習いであります!後学のために基地案内をしてるとこであります!」

 

そう答えるとセンゴク大将はすっごく複雑そうな表情をしすっごく長いため息を吐いて

 

「…わかった、取り敢えず一旦置いておく。

 

それよりクリーク、今回の金獅子捕縛と海軍独立中隊による多数の海賊の捕縛を功績としてお前に昇進の話が来ているが受けるか?

 

受けた場合准将となるから半年程将官教育の為こちらにいてもらう事になるが…」

 

将官教育で半年…先に東の海に行っときたい気もするがどうするかな…

 

「センゴクたいしょーどの、昇進した場合中隊はどうなるでありますか?」

 

「うーむ、一旦解散という形になるだろうな。

 

それから再度人員を組み直して今度は一隻ではなく艦隊を率いてグランドラインにて巡回、若しくはどこかの支部を預かる形になるだろう。

 

本部での勤務を望むならこちらで役職を用意するがどうする?」

 

となると今の人員で動けるのは大佐の間だけか…

 

「昇進の件は先送りでよろしいでありますでしょうか?少々心残りがありまして大佐のうちに済ませときたい用事がありまして…」

 

「あぁ、昇進の話は急ぎではない。

 

いきなり言われてもやるべき事も多いだろうからまたその時で構わん」

 

よし、じゃあ補給を終え次第今度こそ東の海へ向かわなければ。

 

おっと、その前に今夜の夕食に三人を誘って例の件を話しとかなきゃならんな。

 

そしてその日の夜、クリークの発案によりいつものメンバーが集まる。

 

「で、どうなのよ各国の状況は?」

 

そう口火を切ったのはクザン。

 

場所はベアトリス号の食堂であり集まったのはサカズキ、ボルサリーノ、クザンそしてクリークを含めて四人。

 

重要な協議として船員の立ち入りは禁じてある。

 

「あぁ、どこも酷いもんだった。

 

まともに運営している国もあるにはあったが極少数、どこの王も天竜人の真似事で高い税金に国民への圧政や横暴な振る舞い、そしてそれを国の上に居座る者として当然と思ってる奴等が大半だった」

 

「やはりねェ〜、言われてた事ちょっと調べてみたけど世界政府加盟国から天竜人に納める"天上金"だけどやっぱ年々増加傾向にあったよォ〜?」

 

そう言って詳細が書かれた資料を机の上に広げるボルサリーノ

 

「海賊の増加で"天上金"を運ぶ世界政府の船が襲われちょるのも影響があるじゃろ、世界政府の船への襲撃率も前とは比べもんにならんわい」

 

そう言ってこちらも資料を広げるサカズキ

 

「世界貴族自体も昔に比べて増加傾向にあるしねぇ、最初の20人…アラバスタのネフェルタリ家を除いて19人だったっけ?それからこの800年の間で倍どころの数じゃなく増えてるからねぇ」

 

「各国の天上金の負担と各国王族が贅沢の為に課している重税で下手すりゃ数年以内に潰れそうな国もあった、革命軍とやらが蠢動するのも無理ないだろ…」

 

「じゃからというてやり方が性急すぎるんじゃ、世界政府の打倒を公言しておるが倒してはいお終いとはいかんじゃろ」

 

「倒すにしても世界政府が抱える戦力も厄介だよねェ〜海軍は一旦置いておくとしても曲者揃いの"七武海"に世界政府諜報機関の"サイファーポール"も油断できないからねェ〜」

 

「世界政府が持ってる世界をひっくり返しかねない爆弾も詳細が全くわからないからねぇ」

 

「七武海と言えばボルサリーノ、頼んでおいた"公認海賊"に関しては進んでるか?」

 

「略奪を行わない財宝探しや冒険を主とした海賊の存在を認める、だったっけェ〜?

 

洗い出しはしてるけど何しろ数が多いから暫くはまだかかりそうだねェ〜」

 

「そいからおんしが提案しとった世界貴族専用通貨の発行じゃがこれはダメそうじゃ。

 

"天上金"の輸送船襲撃に対して輸送を容易にする為っちゅう事でコング元帥を通して世界政府に上げたんじゃが"そこをなんとかするのが海軍の仕事だろう?"じゃと」

 

「特別扱いって事なら喜ぶとおもったんだがなぁ、取り敢えずそれは諦めるしかないか」

 

「やっぱ輸送船の襲撃率の上昇で"天上金"が届く額が減ってそれによりもっと献上するように指示が出るって負のスパイラルに陥ってるわけだしまずは世界政府の輸送船、これの護衛を増やすべきなんじゃないの?」

 

「やっぱそれで全体の額を抑えるしかないかぁ…

 

じゃあ取り敢えず三人から護衛を増やすようにセンゴク大将とかコング元帥に頼んでくれ、俺はまだぺーぺーの大佐だからな」

 

「何じゃ、金獅子の捕縛で昇進の話の一つも来とらんのか?」

 

「まさかセンパイが熊を連れてきたからお流れになったとか?」

 

「いやいやいや、昇進の話は来てるけどちょっとやり残してる事があって取り敢えず昇進は先送りだ。

 

しかし"マリージョア辺りが襲撃されてくれれば"世界貴族の人数が減るから有難いんだけどなぁ」

 

「ちょっとォ〜物騒な話はやめてほしいねェ〜。」

 

「いやいやいや、流石にあの場所に襲撃かけれる手段も人間もいないでしょ。」

 

「取り敢えずコング元帥辺りに護衛の話は提案してみるけぇ、おんしはさっさとこっちにばかし苦労させんでさっさと中将辺りにならんかい」

 

「はいはい・・・取り敢えず昇進云々は上が決める事だから俺は地道にやるだけだよ」

 

そうして他にも未だ残る悪習である奴隷制度や悪しき法である古代の研究の禁止などを話し合い夜は更けていった。

 

 

 




しかしやっぱイム様って仏様から来てんのかな?

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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