武器商船がナノハナに激突していない為反乱軍の武器は脆弱です、一部が銃や剣といった武器を、他はクワやカマ。
それ故に最初からある程度の装備を持って裏切った王国軍は反乱軍の中では精鋭と位置付けられその為に王国軍と戦う予定のレインベース側に多くが振り分けられました。
ツメゲリ部隊…アラバスタ王国軍の中でも手練れのエリート達が集い主に王族の近衛を担当する武装親衛隊の中でもエリート達が揃う小隊である。
高い戦力と忠誠心を持つ故に彼等が王国を裏切って反乱軍についたとしれた時は上へ下への大騒ぎとなった。
王国側は何かの間違いじゃ無いか、義は反乱軍側にあるのか?、この国はもう終わりなのか…などと、反乱軍側は勢いづき最強の部隊と名高いツメゲリ部隊が合流してくれるのならとても心強い、やはりツメゲリ部隊とは言え今の王国に忠誠は誓えないのだろうと盛り上がった。
ツメゲリ部隊を筆頭に王国武装親衛隊10万、それと共に王国軍30万が反乱軍側に合流した事により反乱軍は士気旺盛となっていた。
しかしそれは全て王族であるネフェルタリ・ビビの指示でありツメゲリ部隊を含む武装親衛隊10万に命じられたのは
"反乱軍に合流して情報を集める事、ここ1番の時に再びこちらに戻る事で反乱軍の士気を挫く事"であった。
故にツメゲリ部隊含む武装親衛隊はレインベースに王国軍が向かう事を知り王城に詳しいとして、アルバーナ攻略軍に組み込まれる所を断りレインベース攻略軍に参戦。
元々の反乱軍10万、元・王国軍20万、武装親衛隊10万の構成でレインベース郊外にて始まった内乱であったが早々に後詰として控えていた武装親衛隊が反乱軍に後ろから突撃した事により反乱軍は分断、更に王国軍と合流した武装親衛隊はツメゲリ部隊の指示によりあっという間に反乱軍を包囲、数の上にでは30万と30万と互角であったがここに来てろくな武器も持っておらず、戦闘の経験も殆ど無かった反乱軍が足を引っ張った。
まごつくばかりの反乱軍の指揮官でアルバーナに向かったコーザの代わりに指揮をするケビは想定外の事態に何とか立て直そうとするも武装親衛隊が反乱軍に合流したのなら、と反乱軍に与した王国軍の多くがどちらにつくべきか躊躇、王国軍相手なら反乱軍をぶつけるより同じ王国軍が多い方が戦力的にいいだろうという判断が裏目に出た。
「反乱軍!それに反乱軍に与した王国軍よ!!わたしはアラバスタ王国王女"ネフェルタリ・ビビ!!貴方達は完全に包囲されています!!
貴方達が不満を持った理由も、武器をとった理由も良く分かっています!!
でもそれはただ一人の男が仕組んだ事!王下七武海にして砂漠の英雄サー・クロコダイル!彼がこの国を手に入れる為に全て裏から操っていたのです!!」
あっという間に包囲網を完成させ、士気を挫いた上でのビビの言葉に反乱軍達は手を止める。
それから語られるクロコダイルの裏の顔に反乱軍は呆然とし手に持った槍やクワを取り落とすも
「まさか!クロコダイルさんがそんな事するわけないだろう!」
「そうだそうだ!おれ達の英雄だぞ!!海賊からおれ達を救ってくれたのはクロコダイルさんじゃないか!」
「その通りだ!王国軍は何も動いてない!実際に海賊を討伐したのはサー・クロコダイルだ!そんな人が実は裏切っていたなんてそんな事あるわけ無いだろう!!」
「…貴方達がそう思うのも無理はありません、しかし全ては事実…今もクロコダイルの手の者がわたしだけでも殺そうとしています…こんな風にぃっ!?いたたたた…」
「ぐっ!?」
それと共に腕を振るビビの袖から飛び出す涙滴型のナイフ刃が真っ直ぐに今まさに銃を撃とうとしていた男の手に刺さり
「レイピアと翼を持つドクロ、クロコダイルが昔使っていた旗印…今銃を撃とうとしていた彼の腕にも同じものがあるけどこれは偶然かしら?」
その言葉に反論を言っていた反乱軍の者達は
「っ…どうなんですかクロコダイルさん!本当に貴方がおれ達を裏切ってたんですか!?」
一縷の望みを持って上空にいたクロコダイルに呼びかけるも
「ちっ…小娘一人も満足に殺せねぇのか!使えねぇ雑魚共だ!!」
その言葉に手に持った武器を取り落とす男を横目にビビは再び海楼石の弾丸が込められた銃を取り出すと
「…わかったでしょう?クロコダイル!貴方の計画はここまでよ!大人しく捕縛されるのならわたしの名において命は保証します!投降しなさい!」
クロコダイルに突きつける。
「クハハ…クハハハハ!やれるもんならやってみろネフェルタリ・ビビぃっ!」
「そう…残念だわ、ひょっとしたら手を取り合える未来もあると思っていたんだけどね」
そしてクロコダイルに真っ直ぐに飛ぶ弾丸、クロコダイルはそれを見て顔色一つ変える事もなく右手を持ち上げると
「海楼石の弾丸?確かに能力者には有効だろうさ…だがわかってりゃそんなものは無意味なんだよぉっ!!」
砂漠から砂の壁が持ち上がると弾丸を防ぐ壁となって持ち上がり、分厚い砂の盾とでも呼ぶべきもので海楼石の弾丸は途中で止められた。
「なっ!?海楼石は能力者の能力を無効化する筈じゃ!?」
「…一つ正しておいてやろう、海楼石は能力者の実体を捉える。
確かに事実だがおれみたいにエネルギーでは無く物質であるロギアはなぁ…こういう風に自身の能力を操る事ができるんだよ!!」
それと共に鳴動する地面、ビビやルフィ達、反乱軍や包囲していた王国軍は何事かと周囲を見渡せば
「なっ!?砂の波…いや砂の津波が!?」
「なんてデタラメっ!?クロコダイル!貴方全て無かった事にでもするつもり!?」
「クハハハハ!その通りだよネフェルタリビビぃっ!!絶望を知れ!ここにいる人間を全て殺せばおれの勝ちだっ!"絶砂海嘯(ディスペラ・ツィオーネ)!!」
「なんて事…ロギアがここまで出鱈目な能力だなんて…」
レインベースの全てを取り囲む分厚い砂の津波とも呼ぶべき壁、迫るそれをよそに
「クハハハハっ!おれを止めたきゃ砂漠を全部動かしてみろだぁ!?上等だ!レインベースもろともお前らを砂の海に沈めてやろうじゃねぇかっ!!」
クロコダイルは高笑いをしつつ右往左往する者達を見下すのだった。
実体があるロギア故に砂漠の砂を操っており、それ故に能力者自身では無い砂の壁は銃弾を止めました。
当然本体に当たれば一撃必殺足りえますが、火のロギアで当たる前に溶かしたら雷のロギアで当たる前に消し飛ばしたりすれば防げます。
原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います
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麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
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クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
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二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)