起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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因みに出番のなかったMr.2ですが海軍の完全封鎖を受けて原作と同じく麦わらの一味に接触、死に物狂いでスモーカー、ヒナ、ムーアという3艦隊を相手どってなんとか脱出した模様。

銀狐のフォクシー率いるフォクシー海賊団っていつも楽しそうよね(アニメを見直してきた)

でも彼の強さはデービーバックファイトをやる上のもので、ゲームじゃなくて喧嘩だとやられるんだろうなぁ…

凶悪な海賊に部下がハンバーグ、ポルチェを残して殺されて復讐鬼になるおやびんルートも考えたので流石に可哀想なのでやめました。

因みにこの作品ではフォクシーについてはボクシングライセンス剥奪の記事が新聞に掲載されたりしています、探してみてね!


不穏先触 ドンクリークさん

麦わらのルフィに殴り飛ばされ、何とか意識を取り戻したベラミーが仲間の制止も聞かず麦わらの一味にやり返してやろう、とメリー号にこっそり忍び込んでいる頃、マリージョアにおいては五老星…世界政府のトップである五人の老人達が話し合いをしていた。

 

「クロコダイル後任の状況はどうなっている?」

 

「一応その為に七武海を集会として召集してある、だが所詮海賊…」

 

「身勝手な奴らが何人集まるかだな、なるべく急がねばいかん…穴一つとて甘く見るな」

 

「三大勢力の均衡崩壊は世界に直接ヒビを入れる事になりかねんからな」

 

「まったく…バーソロミューの後任もまだ正式に決定してないこの時に…厄介な事をしてくれたものだなクロコダイルは」

 

「それにクロコダイルを真に討ち取った男…こいつも野放しにはしておかんだろう」

 

「モンキー・D・ルフィ…"D"を持つ者か」

 

「しかしなんだこの懸賞金は、クロコダイルを討ち取るほどの危険度なのだぞ?一億や二億にしてもおかしくないだろう」

 

「海軍によれば元懸賞金8200万であるクロコダイルを倒した戦闘能力は高いものの、今回の件は天竜人候補であるネフェルタリ・ビビの指示で世界政府や海軍に含むものはないという理由だそうだ」

 

「それから"一億の壁"はまだ超えてないとの判断でな…」

 

「"本部佐官クラスを退ける実力"、"非合法海賊である"、"過去に一般市民に対し損害を与えている"、"海軍若しくは政府に対して重大な損害を出している"…ふん、どれに当てはまるか知らんが全部揃ってると思うがな」

 

「四項目目の"重大な損害"に当てはまらないそうだ。個人的には七武海を討ち取ったのは損害だと思うがな」

 

「甘すぎる!海軍本部手配班か…全く鈍熊め、厄介なものを設立してくれたものだ」

 

「本人の過去や思想、詳細な情報や本部内の意見を纏めて適正な懸賞金額を算出…字面にしてみればいい事かもしれんが、我々にとっては厄介だな…」

 

「まぁいい、情報などこちらの手でいくらでも操作できる。それこそサイファーポールでも動かせば済む話だ…しかし七武海か、集まれば良いが協調性は期待できまい」

 

五老星がそう話し合って翌日、マリンフォードには続々と会議参加者が集結していた。

 

海軍本部元帥"仏のセンゴク"、本部中将"大参謀つる"、加えて複数名の本部中将。

 

実はクリークの発案で本部大将も参加させるつもりだったのだが、三大将は予定が付かず参加不可の為、今回のメンバーに。それに加えて

 

「うはー、このご時世に全身鎧兜の護衛とか時代錯誤じゃねーか?」

 

「あまり甘く見るなエース、あれらは時に天竜人の護衛としても動く腕利き達の天竜騎士団だぞ?」

 

七武海が一角"火拳"ポートガス・D・エースと

 

「…騒がしい事だ」

 

同じく七武海が一角"暴君"バーソロミュー・くまが到着していた。

 

そして一同は聖地マリージョアの一角に設けられた円卓へと集い

 

「…よく来たな、これ以上待っても誰も来んだろう…まぁ六人中二人なら上等か」

 

集まった二人は問題児が勢揃いの七武海の中でも割とまともな二人なだけにセンゴクは密かに安堵する。

 

「よぉ、センゴクのおっさん。来る気はなかったんだけどさぁ、イスカが煩くてよぉ」

 

「当たり前だ!お前は七武海だと言う自覚をちゃんと持て!お前が持つ数々の特権は七武海であってこそのものなんだぞ?義務はきちんと果たさないか!」

 

と気楽に挨拶するエースに横から怒鳴る朱色の髪の女性にセンゴクは

 

「そういや担当官として君がついていたな…どうだ新世界の方は、イスカ中佐?」

 

と腰に細剣を携えた赤い海軍マークのコートを羽織った女性に声をかける。

 

「グランドラインにおいて前半と後半の難易度が段違いですね。前半から来た海賊が前半を楽園だと呼ぶのも納得です…」

 

海軍本部中佐"釘打ち"イスカ…かつてクリークに助けられた孤児達の異名である"熊の子供達"の一人であり、現在は本部海兵として専任追討だった事で多少の縁があり、火拳のエースの専属担当及び連絡役となっていた。

 

「随分と和やかな声が聞こえるな…来る場所を間違えたか?」

 

そこに更に現れたのは

 

「げ!鷹の目!?」

 

「随分と意外な男が来たな…どう言う風の吹き回しだ?」

 

王下七武海が一角、"鷹の目"のミホークの到着にエースは驚き、センゴクも普段はこのような集会など参加しない男が来るのは珍しいと思いつつ聞けば

 

「フン…なに、おれはただの傍観希望者だ…今回の議題に関わる海賊達に少々興味があってな…それだけだ」

 

鋭い目つきをそのままにいうミホーク。

 

「ふむ…まぁいい傍観希望とは言え三人も集まったのなら上々…」

 

ミホークの言葉にそう言えば、と麦わらの一味にいる海賊狩りとやり合ったという報告を思い出し納得してそう口火を切った所で

 

「ならば私も傍観希望という事でよろしいか?」

 

突如として響く声にすぐさま目線をそちらに、中将達も咄嗟に刀の柄に手をかけたり拳を構えたりと戦闘態勢に入る。

 

「…いえ、傍観というのも少し違いますか。しかし流石に錚々たる顔ぶれですな」

 

「貴様、何者だ?恐らく窓から入り込んだのだろうが、下には天竜騎士団が警備にあたっていた筈だが?」

 

突如として乱入してきた得体の知れない細身の男にセンゴクは警戒しつつ

 

「いやはや、あわよくば…ぜひこの集会に参加させて頂きたく参上致しました。

 

この度のクロコダイル氏の称号剥奪において後継者をお探しでは無いか…とね?」

 

細身の男…ラフィットはそう言ってステッキをくるりと回し、芝居がかった様子でシルクハットに触れながら挨拶したのであった。

 

 




天竜騎士団、原作ではいまいち天竜人の護衛にしては弱い鎧騎士団の底上げになります。

残り少ない天竜人の護衛として世界政府主導の元腕利き達を集め更に過酷な訓練を経て高い実力を持った集団であり、海軍から技術提供を受けたその装備の恩恵もあり一対一であれば原作スリラーバーグの将軍ゾンビとやり合えるくらいの実力を持つらしい。

PS,ロスリックの騎士って強いよね

そしてここは原作通りに黒ひげを推薦しに来たラフィットくん。

なおティーチの名は覆面髑髏のティーチとして

"オハラにて政府高官への暴行及びCP9構成員への武力行使"

"フィッシャー…タイガーと協力し、マリージョアにて放火及び天竜人への暴行"

"因果関係は不明ではあるが後に天竜人のみに発生した病疫へ関連の疑い"

と大きいものだけでこれだけの事をやらかした男になっています、奴隷を奪ったなど小さいものを含めればキリが無く、その懸賞金は三億九千万から上昇の一途を辿り現在は七億九千万がその首にかかっている模様。

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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