起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

392 / 524
連日寒く、雪も降ってたりしますが皆さま体調にはお気をつけて。

空島編はアンケートとって流す程度としていますのでサラッと書きつつも書きたいとこだけは書いておきます。


空島の序曲

天高く、はるか一万メートル上空…そこから更に高い神(役職名、本物の神様では無い)の社にてエネルは退屈そうに欠伸をした。

 

今回、青海から来た人間達はきっちり入国料を納めたがだからといって試練を免除する事にはならない。

 

適当に言いくるめて空島の警察組織であるホワイトベレーを向かわせれば思い通りに手を出したので早速とばかりに超特急エビを向かわせ青海人の一部を船ごと拉致して生贄の祭壇に放置したが…

 

「これではつまらぬでは無いか…本来祭壇で待つ筈の生贄が勝手に行動しては助けに来るもの達と合流してしまう…

 

ヤハハハハ、これは罰が必要だな。…シュラ、船に二人残ってるようだからそいつらのどちらかを殺してこい」

 

「はっ、仰せのままに」

 

それと共に巨大な鳥に跨り生贄の祭壇へと飛び立つシュラを見ながら

 

「ルール違反には罰が必要だ…誰かの罪は誰かが死んで詫びる、当然よな青海人?」

 

エネルはニヤリと嗤うのだった。

 

そんな中攫われた四人を助ける為にルフィ、ウソップ、サンジ+ベラミーは四神官のうちの一人"森のサトリ"に玉の試練なるものを受けさせられていた。

 

「ちっ!さっきから面倒くせぇんだよ!!全部吹っ飛ばしちまえば関係ねぇだろうがぁ!!スプリング…跳人(ホッパー)!!」

 

「おい!馬鹿野郎、そんなに跳ね回ったら!!」

 

勝手に流れる川を走る船から四人は叩き落とされ、更に船に戻ろうとすれば邪魔するのは一見丸い雲の玉。

 

しかしその中には武器や火薬が仕込まれ爆発したりする危険なものや何の害もないものなど大量の種類があり、これらを対処する間にも船は勝手に進んでいく。

 

とりあえず気に入らないながらも行く宛が無いので従っていたベラミーだったが、あまりの相手のねちっこさにキレて自身のバネの力を用いて縦横無尽に飛び回り始める。

 

能力は聞いていたので慌てて共にいたサンジは止めようとするも時すでに遅く、当然そんな事をすれば玉雲はあっちにぶつかりこっちにぶつかり、触れた本人は一瞬の接触で平気なものの周りは阿鼻叫喚の地獄絵図となっていた。

 

そして一方本来助けを待つ筈の生贄…ちょっくら神様の顔を拝んでくると言ったゾロ、ロビンのこれだけ古い遺跡ならお宝の一つや二つあるかもという言葉を聞いて目を輝かせたナミの勝手に祭壇から抜け出した二人は森の調査をしつつ進んでおり、更に一方ではロビンは対岸の木々に飲み込まれた遺跡を双眼鏡で覗きつつ手紙に書いてあった内容を思い出す。

 

オーダーはダイアルの入手、邪魔が入る可能性は雷のロギアとその一党、更にゲリラも存在する事。

 

残念ながら目の前の遺跡や他の事柄については書いていなかったが、これは自身が考古学者であるから自ら調べるだろうという配慮だろう。

 

「…でも本当に不思議、どういう情報網なのかしら?」

 

とぽつりとロビンが溢せば

 

「ん?何か言ったか?」

 

と、側で乳鉢で何かしらの薬を作っていたチョッパーが顔を上げる。

 

「いえ、ちょっと遺跡が木々に飲み込まれてるのが不思議だったのよ」

 

「…気になるんならお前もナミ達と一緒に行けば良かったんじゃないのか?」

 

「あら、そうなるとこの船に船医さん一人になるけれど?」

 

そんな風に薄く笑うロビンにチョッパーは震えながらも

 

「お、おれだって海賊なんだ!一人が何だってんだよ!!」

 

と宣言、まぁ彼自身も戦闘能力はあるが仮想敵は空島の人間…ダイアルを使った戦闘を仕掛けてくるのは手紙に書いてあった通り考慮しているし、その場合彼1人だと命を落とす可能性もある…それがロビンがこの船に残った理由である。

 

「そう、じゃあ私はこの船の置かれている祭壇を調べたいのだけれど大丈夫かしら?」

 

「も、問題ねぇ!!」

 

その言葉にロビンは軽く笑うと欄干を飛び越えそのまま下に着地

 

「…やはり最初に見た時に思ったけど千年は経ってるわね、対岸に所々見える遺跡も同程度と考えていいわね」

 

「おい!高さあったけど大丈夫か!!」

 

「えぇ、心配してくれてありがとう船医さん。

 

となると不思議なのは木々の成長具合…まるで遺跡が飲み込まれるように…この遺跡を作った人々はこれを想定していなかった?

 

そう言えば航海士さんが言っていたパイロブロインだったかしら…何処かで聞いたような…」

 

何処で聞いたのか思い出そうとロビンが目を閉じて集中して過去にDr.インディゴの研究に同席した時に何かを言っていたのを思い出そうとした所でバサリと大きな羽音と共に

 

「ふん、女が1人…あと1人は何処だ?いや、どっちから死にたい?」

 

巨大な突撃槍を持ち、大きな鳥に跨った闖入者が現れたのだった。

 

成る程…この男が敵という事かしら?、と男の言葉からとても友好的とは言えないと判断したロビンは思索の邪魔をされた事もあり

 

「船医さん敵よ!貴方は船をお願いね!」

 

速攻とばかりにその場から飛び上がり大きな鳥…三丈鳥と呼ばれる種類の鳥に迫るも

 

「ちっ!避けろフザぁ!!」

 

その言葉と共に軽やかに後ろに退きロビンの蹴りは空を切った。

 

「厄介なものね、相手が空を飛んでる地の利というものは…」

 

そのまま祭壇に着地、そう零すロビンにシュラは

 

「てめぇ、いきなり攻撃をかけてくるとはいい度胸だな女…なら生贄2人が逃げた罪はテメェの犠牲で贖ってもらう!テメェの命をゴッドに差し出せぇっ!!」

 

いきなりの奇襲を受けたからか、苛立たしげにそう吐き捨てると手に持った突撃槍をロビンに構えるのであった。

 

 

 

 

 




ロビンvsシュラ&フザ!!ファイッ!!

でっかい鳥…原作のペル…あっ(察し)

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。