それからマントラ(見聞色の覇気)ですが神官達クラスでも相手の考えを読むのでは無く相手の動きを読むという事なので近接戦闘では対応できたもののロビンの能力は発動が読めなかったようです。
玉の試練を乗り越えてきたルフィ達+α、この島が自分たちを空島に送る協力をしてくれたモンブラン・クリケットが探していた黄金郷だと発見したナミ達、そして空の者との戦闘を交え対策をしなければと考えたロビン達。
「うそつきノーランドの話が本当だったってのか!?ありえねぇ!ありゃただの童話だろうが!!」
「もー…アンタも強情ねぇ、別に信じなくてもいいわよあたし達は黄金を探しに行くだけよ」
「くぅー!黄金かぁ!みんなで探そうぜ!!」
「へっ、ゲリラに神官…斬り応えのありそうなやつが結構いるみたいだな…」
「マントラ…そう言えばあの男も近接攻撃は上手く避けていたわね…まさか見聞色と似た物が?でも能力は捉えきれなかったみたいだし…」
「ふっ、このおれの類い稀なる機転により無事におれたちは玉の試練とやらを乗り越えたってわけさ…まぁあのベラミーって奴が美味しいとこ持っていったんだけどな…」
「すげーなウソップ!そういやこっちにも敵が襲ってきたんだ、アイツがやっつけてくれたんだけど…」
「ロビンちゃん!敵が襲ってきたって本当かい!?」
全員が揃った所で情報をすり合わせ、ロビンの発案によりやはり空島の事は空島の人間に聞くべきだという事でマストに掛けてあった笛を吹き鳴らしている頃
「これがシグマさんの故郷…」
とんがり帽子の少女が空にも届く高い高い山を見上げてポカンと口を開けていた。
天届く秘境"メルヴィユ"
クリーク一行は艦隊の休憩や補給を兼ねて停泊していた。
金獅子のシキを捕らえた島であり、シグマの故郷でもあり、空島に行く時もここを経由して行った…そんな風に色々とクリークとは縁が深い島である。
クリークはアピスやギン、パールにモネと共にやろうと思えばここからでも空島に行けるな…などと考えながらも頭を振って考え直す。
まぁどうせ空島は黄金の柱をパクったくらいだし原作とは変わらないだろう…万が一原作より情勢が悪くなってもロビンがいるし、緊急事態の場合には直ぐに連絡するよう電伝虫も持たせている、いざとなったら月歩で行けば済む話だなと考えながら
「さて…じゃあシグマ、アピスの事頼んだぞ?」
「ぐるる!」
とアピスをシグマの肩に乗せつつ頼めばシグマは元気よく鳴く。
今回アピスにはその能力もあり、ボディガードとしてメルヴィユのアニマルズをつけようという算段だ。
シグマは長年共にいた事もあり実力も高く特例で"海軍本部曹長"としての肩書きも持っている。実力だけならば既に大きく超えるものの流石に動物というのがネックなのかその昇進は遅くクリークが色々な伝手を使って何とか本部曹長の地位につけたのだった。
このメルヴィユの出身でありながら実力を持ってして頂点へと君臨、勝手知ったる庭でもありそんなシグマが護衛についてれば問題無いであろう…そう考えて向き直り一言
「さて、先ずは誰からだ?」
と告げる。
「ではオレから行かせてもらいます」
そう言ってガントレットにレギンス、両手にトンファーとフル装備状態のギンがゆっくりと構え、その隙の無さにクリークは関心しながら随分と成長したもんだと思いながらゆっくりと自身も構える。
鋭い踏み込みからの蹴りに飛来する斬撃を腕で振り払いお返しとばかりに正拳突きを放てば上空へと飛び上がるギン。
原作ではクリーク海賊団戦闘総隊長にして誰よりも命令に忠実に、相手に慈悲を持たず冷酷で鬼人の異名を持ちながら、クリークの身代わりとして海軍に捕まり逃げた先で出会ったのが当時、海上レストランバラティエにて副料理長を勤めていたサンジである。
彼に対して一食の恩を感じ、忠誠を誓っていた筈のクリークにも彼のターゲットとなったバラティエを見逃してくれるように懇願、それがクリークの逆鱗に触れ、毒ガスを浴び最後には錯乱するクリークを気絶させいつかグランドラインで会いましょう、とルフィ達に言い残し退場していった男だ。
しかしこの世界では幼少時、ストリートチルドレンをしていたギンをクリークが拾い、恩を返すとしてアンタの元で働かせてくれ!!と海軍に入隊、現在は海軍本部大佐にして独立遊撃隊総司令官であるクリークの副官であり六式使いにして覇気使い、長年鍛え上げた優れた体術を持ってして海賊を撃滅、若手のホープとして海軍内でも名高く将官になるのも間違い無いだろうと言われいる。
六式を巧みに使いながら攻撃を仕掛けてくるギンにその攻撃を捌きながら
「随分成長したなギン、この分なら四皇に殴り込んでも幹部なら相手に出来そうだな?」
と問いかける。
「まだボスには勝てないですけどね…しかしボスなら四皇でも相手にできるかもしれませんねっ!!」
それと共に捻りを加えた両腕のトンファーがクリークの首を挟み込み、更にそこから身体を回転させての踵落としがクリークの頭部に轟音を立てて打ち込まれた。
「ふむ…なかなかの威力だな、両腕のトンファーで相手の身体に衝撃を打ち込み全身を弛緩させ、そこに頭上からの攻撃で地面とトンファーで両側から叩き潰すといった所か?」
「流石ですね…でもそこまでわかってて効かないとなると流石に自信を無くすんですが…」
微動だにする事なく攻撃を受け切ったクリークにギンは呆れながら言うも
「流石に鍛えている年月が違うからな、お前もかなり強い。自信を無くさず精進しろ…お前ならいつか俺を超えて自身の道を進めるだろうさ」
「いえ、おれの進む道はボスと一緒です!かつて命を救われた時からその思いは決して変わりません!!」
その言葉にクリークは苦笑しつつ、原作では誰よりもクリークの為に動いていたそういう所は変わらないのだな…と思いつつ
「ふっ、お前がそう考えるならそれでいいさ…さて次は誰だ?」
と残りの面々に問うのだった。
今回は軽く振り返り回、ギンも原作と比べるとかなり成長しており多分前半海域なら一部を除き敵無しなのでは無いかと。
まぁギンとクリークは2番目に付き合いが長いですしその分かなりの経験を重ねていますので原作のCP9なら余裕で相手に出来ます…まぁこの世界のCP9がどうなっているかわかりませんが。
原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います
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麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
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クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
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二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)