起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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いざいかん、東の海へ


副官補佐 ドンクリークッ!

船出が迫ったある日技術班にとりあえずの方の武器が完成したとの事で受け取りに行く。ガープ中将の副官補佐に関してはとりあえず上からの命令なので考えても仕方ないので諦めた

 

「重さと頑丈さをご希望との事でしたのでとりあえず鉄を高圧縮したものを素材にしています、その代わり重量は5tとちょっと重いかもしれませんが…」

 

科学班が部屋の奥からリフトで持ってきたのは鈍色を放つ六角棍と胴体部だけの鎧だった。

 

とりあえず棍を受け取って軽く握る。片手で握れる太さで力を込めても潰れる気配はない。

 

少し離れて軽く振ってみるが重さもなかなかいい感じだ。

 

科学班の方に礼を言おうと思ったらえぇ…と言う視線で見られたでござる、話を聞けば頑丈さを追求したら5t近くの重量になってしまったそうだから、軽々と振り回すので頭おかしいんじゃなかろうかと思ったらしい

 

おいこら、誰が頭おかしいだ。

 

こういう武器を作ってくれと言うとこです。と、原作クリークの装備要請書を見せられた。

 

 

いまいち納得いかないながらも早速新しい武器をなじませる為演習場に向かう

 

 

そこにいたのは

 

 

「なんじゃぁクリーク、お前も鍛錬か?

丁度えぇ、ちょいと相手せい」

 

 

 

赤いお化けこと未来の海軍本部大将"赤犬"ことサカズキさんでした。

 

 

オゥシット、後にすればよかった。

 

 

非常に不本意ながらこの人(ついでに黄猿ことボルサリーノも)は海軍に同期(というと語弊があるが)で入った人達なのである。それぞれ当時23歳と26歳でこの8年の間にこっちはやっとこさ少尉、相手はどちらも大佐というこの差よ

 

 

「マグマお化けと戦えるか!こっちは新しい武器の試しに来てんだよ、作ったばっかで壊すつもりか!」

 

「ふん、武器なんぞ壊れるのは当然じゃろ。じゃったらこの模擬戦でおんしが勝ったら一つ言う事を聞いちゃろう」

 

「どうせ自分が勝ったら一つ命令聞けって言うんだろうが」

 

「何じゃぁ、怖いのか?」

 

「あぁ!?上等だ!相手してやるよ!後で泣いてもしんねぇからな!!」

 

 

 

ある本部大佐のお話

 

 

あいっかわらず挑発にはよう乗るのぅ…

 

 

新しい武器、と言った通り鈍色の棍と鎧を手に持ったまま演習場の端に向かうのせられやすい同期に色々と残念に思うがこれで手元に置ければそれでいいので気合を入れて相手する事にする。

 

 

初めて見たのは海軍に入った年だった、入って暫くしたあたりから海兵服を着た一人の子供の姿を所々で見かけるようになり当時の上司に聞いたところ東の海で自ら志願してきた孤児だと聞いた。

 

演習場にて見かけた時駆られたように鍛錬を行い自らの身体を徹底的に痛めつけるかのようなその姿は鬼気迫るものがあったのを覚えている。

 

明らかに過剰だと思った時は止めに入るのが常となっていた。

 

元・海軍大将ゼファーの教えを受け、六式、覇気を習得し年若く偶に向かう近海パトロールでも海賊の捕縛をこなし、とこれからの海軍の中枢を担うに相応しく是非部下に欲しい人材である。

 

今回の争奪戦ではガープ中将にかっさらわれたが次の任期には是非手元に来るよう今回の賭けで仕向けたい所だ。

 

そしてクリークはまんまと挑発にのせられてしまったなどと思いながら

 

「降参ありの一本勝負、致命打と思われる攻撃を受けた方が負けじゃき」

 

審判を受けたと思われる海兵に説明する。

 

…逃げていいかなそんな事を考えつつ

 

「ではお互い向かい合って!」

 

若い海兵が立会いの合図を出して

 

「始め!!」

 

そういうわけにもいかないよなぁ、とまずは棍を大上段に振りかぶってからの振り下ろし。受け止めようとしたサカズキであったが直前で飛び退くと

 

ドゴオォン!!

 

 

地面に大きくめり込む棍

 

「チッ、感づいたか」

 

鉄柱を使っていた時より細くなったから重さが軽くなってると思ってくれりゃ良かったのに。

 

「おんしは殺す気か!絶対前より重くなっとるじゃろ!!」

 

「重量5tだ!くらえ!今までの恨みぃ!!」

 

唐竹、横薙ぎ、袈裟懸け、突き、振り上げ、逆袈裟と縦横無尽に棍を操る。

 

前のままであれば鉄柱ごと溶かされていたろうが今回の武器は超圧縮した効果なのか当たっただけでは溶かされないようだ。

 

しかも一発一発が超重量を持った一撃、相手が溶岩化しようにも逆に当たった部分を弾く事ができるだろう。

 

サカズキもそう判断したのか回避に専念

 

大上段に振りかぶったところなど隙がある所に時々腕先から火山弾の一撃を放つも

 

「どっ…らぁ!!」

 

左手だけ武装色の覇気を纏い迎撃。

 

近接は不利と悟ったのかサカズキは素早く距離を取り足元を溶岩化、真っ赤に焼けた岩塊をいくつもこちらに向けて射出してきた。

 

 

あっつ!しぬ!しなないけど!

 

飛んできた岩塊を迎撃しながら手を考える、近づこうにもこの連射される溶岩塊を何とかせにゃいかんが…使うか

 

棍を地面にガスっと刺し両腕に武装色の覇気を纏う

 

原作で飛ぶ指銃"撥"なるものが出てきた。

 

拳で打つ指銃"獣厳"なるものも出てきた。

 

ならば…と、グッと両の拳を握り後ろに引き

 

飛ぶ指銃が嵐脚の亜種とするなら拳で打つ指銃も飛ばせるだろと判断した結果

 

「長距離"拳砲"…4連斉射ぁ!!」

 

ロケットパンチ…げふん、飛ぶ拳圧の出来上がりである。

 

初めて見る技に虚を突かれたのか相手の連射が一瞬止まる、そしてその間に拳圧は溶岩を撃ち払い、両拳を合わせて組みながら相手の懐に入り込み

 

 

「連装"拳砲"、一点斉射ぁ!」「大噴火ァ!!」

 

咄嗟に出されたソレに打ち払われとっておきを出そうとしたところで

 

 

「双方それまで!!」

 

ゴシャッ!!メシャッ!!

 

聞き覚えのある声と共に突如上から降ってきた何かに叩き潰された

 

何とか顔を上げるとそこにいたのは現本部大将にして将来的に元帥になる男、センゴクさんの姿があった

横を見ると赤お化けも潰されてる、ぷくく、ザマーミロ。

 

「全く貴様らは演習場を壊すつもりか!!周りを見らんか!」

 

そう言われて周囲を見回すと

 

 

しこたまにぶん殴られて穴だらけの地面

ところどころ溶岩化している地面

壁に刻まれた薙いだような傷跡

あちこちに突き刺さる岩塊

 

 

「「こいつがやりました」」

 

 

お互いがお互いを指しあった

 

お互いぶん殴ろうとしたところで「連帯責任じゃ!二人でちゃんと直せ!」

 

 

鬼の形相で怒られたので渋々その言葉に従う

 

「おぅ、クリークよ

さっきの勝負は引き分けじゃけぇお互いそれぞれ願いを聞くってのでどうじゃ?」

 

「叶えられる範囲でって事ならいいぜ」

 

 

という風にお互い悲惨な事になってる演習場から目を逸らして話は纏まった。

 

 

 




…東の海行きは?

悪魔の実、食べますか?食べませんか?

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