起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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最近武装色の覇気と生命帰還ならハガレンのグリードさんみたいになんちゃって最強の盾ができるんじゃ無いか思ってます。


立ちはだかる壁!海軍中将"鈍熊のクリーク"!!

ナバロン要塞中央島、高い所なら何かわかるだろう、とその山頂までよじ登って来たルフィは一人の男と対面していた。

 

「げ…海兵」

 

「この要塞に侵入しておいて随分な挨拶だなモンキー・D・ルフィ?」

 

リクライニングチェアでゆったりと腰掛けていた男は上体を起こしながらもこちらを捕まえようとする様子は無い。

 

「なんだおっさん、やるのか?」

 

だからと言って油断できる訳もなく男が立ち上がると同時に拳を構えるルフィだったが

 

「まぁ慌てるな、俺は別に捕まえる気はねぇよ」

 

手をひらひらとさせつつテーブルの上のツマミを口にする目の前の海兵。

 

「ん?海兵なのに捕まえなくていいのか?」

 

「俺のモットーはな"身勝手な正義"、相手を捕まえる捕まえないは俺が決めるこった」

 

「ふーん?んじゃいいや、でよおっさん、ここどこだ?海兵はうようよいるし軍艦もいっぱいいるけど海軍の基地か何かか?」

 

とりあえず本当に今は捕まえる気は無いのだろう、少しの警戒を残しつつまずは皆と合流する為に気になっていた事を尋ねる。

 

「ここは"海軍本部独立遊撃隊本部"、ナバロン要塞って言葉を聞いた事ねぇか?」

 

「知らん!」

 

「そうか…ここはナバロン要塞、2000人の海兵を擁する海軍の一大要塞施設だ、コントロール出来なかったとは言え空島からこの場所にピンポイントで落ちて来たのは不運と言うべきか…」

 

「お?おっさんおれ達が空島から来た事知ってんのか?」

「当然…イーストブルーから出てきたルーキーで数ヶ月前にグランドライン入り。

 

そこからウイスキーピークにリトルガーデン、ドラムと破竹の勢いで進み、アラバスタ王国ではそこの姫、ネフェルタリ・ビビと共に王下七武海の一角でありながら王国転覆を画策していた"サー・クロコダイル"の討伐によりその懸賞金は一億に迫る。

 

…そんな相手の情報を揃えるのは当たり前だろ?お前の祖父の事やクセのあるメンバーの事も合わせて一部では注目されているぞ?」

 

「うっ、じいちゃんを知ってんのか…」

 

「まぁ少しは世話になったからな。で、こんな夜更けに何の用だ?」

 

「実は空島からなんも食ってなくてよ、腹減ったからそこの食い物貰っていいか?」

 

それと共にリクライニングチェアの横にあった簡易テーブルを指差すルフィ。

 

「…好きにすればいいさ、仲間を探してるとかじゃ無いのか?」

 

「ありがとな!みんなを探してるってのもあるぞ?たけぇ所ならなんかわかんだろ」

 

そう言って腕を伸ばして簡易テーブルの上にあった料理を取るとまるで流し込むかのように食べるルフィ。

 

「お前の仲間達ならそうさな…厨房に医務室、ドックとかにいるんじゃ無いか?」

 

「よし、ならさっさと合流すっか…ありがとなおっさん!」

 

「別に気にするな、こんな所でお前たちの冒険が終わってしまうのは心苦しいからな」

 

それと共に強い風が吹きバサリ、と男が羽織った海軍コートが翻り、そしてそこで見えたコートに刻まれた赤い海軍マークがルフィの記憶を刺激する。

 

「…なぁおっさん、どっかで会った事ねぇか?」

 

先程までの快活さが消えてルフィが静かに、何かを思い出すかのように尋ねると

 

「覚えてる可能性を考慮すべきだったか…かつて数年前に一度だけな?お前は海賊になりたいと言う昔の願いを叶えてなによりだが」

 

そして傍の棍を掴んだその姿に対しルフィは"あの時の光景"がフラッシュバックした。

 

山賊に連れ去られ、船は砲撃で沈み、助けてくれたと思った男に首を掴まれ吊るしあげられる…海の恐ろしさに自分の無力さ、そしてそこから助けてくれたシャンクスの偉大さ。

 

赤い海軍マークのコートに棒状の武器…途端にそれまでの呑気さが息を潜めルフィの目が鋭いものになる。

 

「…フーシャ村にいた時おれはシャンクスから助けられた、相手は赤いカモメのマークにアンタが持ってるような棍を持ってた…でももうあの時のおれじゃねぇんだ!ゴムゴムの…HEATピストル!!」

 

それと共に目の前の海兵に襲い掛かる赤熱した拳、男はさらりと避けると

 

「やりあう気は無いと言った筈だが…まぁいい、名乗りが遅れたが海軍本部中将"鈍熊"のクリークだ」

 

それと共に再び襲い掛かるルフィの拳だったがクリークは再び身体をズラす事により回避

 

「くっそ!避けんな!!ゴムゴムの…ガトリング!!」

 

ならば手数を増やせばいいとばかりに凄まじい勢いのラッシュがクリークに襲いかかるがまるで風にまう紙のように何重もの残像を描く拳を避けていく。

 

「くっそーさっきから紙みたいにひらひらしやがって!!」

 

自身の拳が掠りもせず更に攻撃の密度を上げるルフィであったが

 

「やり合うつもりは無かったが…悪いがしばらく眠っているといい、今の状態では一方的になるだろう」

 

クリークはそう言いながら右手に握った棍を真っ直ぐ突き出せば先端が拳を構えたルフィに迫り

 

「こなくそっ!!」

 

目前の棍を打ち払おうとした所で自身の身体に走る脱力感

 

「っ!海楼石!?」

 

「悪いがまだぶつかる気はない…だから少し大人しくしといてくれ"心意六王・熊手拳砲"!!」

 

そして棍を手放したクリークの黒く染まる腕、風を穿ち振り抜かれたその掌底は力が入らないながらも咄嗟にガードしたルフィの両腕に着弾するとまるで爆発したかのような威力で衝撃を体に叩き込み大きくその身体を吹き飛ばした。

 

「ちくしょぉっ!!待ってろよ!いつかおれはお前をぶっ飛ばすからな!おれはあの時のお前を乗り越えてシャンクスの所に行くんだからな!!」

 

ルフィは両腕と身体に走る痛みを堪えて吹っ飛ばされながらも右腕を振り抜いた体勢の男にそう叫びながら中央島から外周島へと吹っ飛ばされたのだった。

 

「ま、原作主人公ならいつか俺なんかも超えてしまうんだろうな…しかしここに落ちて来てホントに出て行けるのか?まだ麦わらたちにはイベントがあるんだが…」

 

"原作"とでも言うべきか、自身の記憶に根強く残る冒険活劇…それを思い出しながらクリークは肩をすくめるのだった。




と言うわけでとうとう過去の因縁の元に出会ったルフィ、ルフィにとってあの時の出来事は幼少時故か心に深く残ってしまっており、故にあの時の海兵は自身が海賊になる故に越えるべきモノとして残っています。

ですが流石にこの段階では勝つ事は難しいのでガチバトルは無しです。

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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