起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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暖かくなったり寒くなったりとても不安定な気温ですが皆様体にはお気をつけて下さい、作者は少し体調を崩しました。


因縁の再会!海軍女剣士たしぎ!

 

"シルバーハンド"

 

かつて事故に巻き込まれて不随となり、失意に暮れていたがスモーカーに拾われた後いっその事もう動かないのなら、と生体技術と機械技術を融合させた大々的な手術に、いわゆるサイボーグ化によって再び動いた左手は戦闘においてもその威力を発揮、技の冴えは昔以上になりその頃からサガは"シルバーハンド"の異名で呼ばれるようになっていた。

 

体術と剣術を自在に織り交ぜながら振われる剣は左腕の怪力もあってか高い威力を誇り

 

「蹴撃…刀勢っ(しゅうげきとうせい)!」

 

今また繰り出された斬り上げと同時に木刀の峰を蹴り上げて威力を倍加させたサガの攻撃をゾロは

 

「二刀流・犀回っ(さいくる)!!」

 

二刀による回転で強引に弾きその勢いで横からの攻撃を試みるとそれはサガが直ぐに後転で回避した事により不発に終わる。

 

「手数が多いってのは…単純に面倒だなっ!」

 

「ちっ、そっちこそけったいな剣術使いやがる…そんな技道場では教えて無かったぞ?」

 

「それを言うなら三刀流だって道場で教えてねぇよ!」

 

軽口を叩き合うゾロとサガだったが決して手は止めず、周囲で観戦する剣客隊の隊員達は高いレベルでの技の応酬に興奮していた。

 

かたや"海軍剣客隊"の二番手、かたやあの麦わら海賊団の"海賊狩り"…木刀とは言え二人の技の応酬は剣士にとってとても得難いものであり、隊員の全てが一挙一動すら見逃すまいと真剣な表情で並んでいた。

 

「…何をやっているんですか」

 

しかしそこで道場の扉が開け放たれ響く女性の声。

 

二刀の上段からの振り下ろしをしようとしたゾロと、右手の掌で木刀の柄尻を突き込もうとサガはその体勢で固まりそちらを見ればそこにいたのは黒い短袴に白い袖なし胴着、赤いフレームの眼鏡をかけ左手に木刀を持つ女性…海軍本部少佐にして海軍剣客隊隊長である女剣士"たしぎ"がムッとした顔で立ちはだかっていたのだった。

 

「げ…パクリ女…」

 

「またそれですか…事情はサガさんから聞きましたし同情もしますが今度そう呼んだら私の木刀が唸りますからね?」

 

そう言って鋭い目つきをするたしぎにゾロはローグタウンで相対した時と別人のような佇まいに瞠目する。

 

「あー…隊長、麦わらの捕縛はよろしかったので?スモーカー准将と一緒だったのでは?」

 

「えぇ、一旦休む事になりました。私はいつも通り皆さんと稽古しようと思って出て来たのですが、丁度今目の前に情報を話してくれそうな人がいますね」

 

「いやいや隊長、下手に捕縛しようとしても逃げられるだけですよ?」

 

「百人の剣士相手にロロノアがここから逃げきれるとでも?麦わらの一味の狙いがわからない以上情報は集めるべきです」

 

そう言って木刀をビシリと突きつけるたしぎにゾロはため息を吐きつつ

 

「別に狙いも何もねぇよ、天国に行ってそっから落ちて来たらここだった…そんだけの話だ」

 

「またそんな戯言を…天国で神様にでも会ったというのですか?」

 

「あぁ、雷の能力者でな…最後はルフィが吹っ飛ばしておれたちゃタコ風船でフワフワと降りて来たってわけだ」

 

ゾロの説明にたしぎは

 

「何をバカな…神様なんているわけないじゃないですか」

 

眉を下げ怪訝そうな顔をするも

 

「隊長、話を聞くにゾロ達どうやら空島に行ってたみたいで…」

 

「何をバカな、空島への航路であるハイウエストはまだまだ先ですしメルヴィユの山頂は近いですがどうやって船で行くと言うんですか?

 

ジョナサン司令曰く空から落ちて来たのは事実みたいですし恐らく大型カタパルトなり何なりを使ったのでしょうが…ただそうまでしてここに入り込んだ狙いが不明です、一体貴方達の船長は何を企んでいるのですか?ロロノア・ゾロ」

 

「だから言ってんだろ女剣士…空から落ちてきたらたまたまここだったってだけの話だ」

 

「む、次はその呼び方ですか…私の名前はパクリ女でも女剣士でもありません!」

 

「ぐ…別に名前なんてどうでもいいだろ」

 

「…まぁいいでしょう、海賊である貴方にまともに呼んでもらえると思ってません。

 

さてロロノア・ゾロ、貴方には二つの道があります…一つ今すぐここで捕縛されて監獄に送り込まれる、勿論尋問もセットです。二つ司法取引として海軍剣客隊に保護観察として入隊しその噂に名高い剣術を海軍のために振るう、とはいえ一応取調べは行いますよ?私たちは貴方達の狙いがわかりませんので。

 

それとも暴れてここから逃げ出しますか?ここにいる海軍剣客隊100名とこのナバロン要塞の海兵二千人相手をどうにか出来る自信があるのならですが」

 

そう言って木刀を晴眼…ゾロの眉間に先端を向け構えるたしぎにゾロは少し考えるが

 

「へぇ…ローグタウンの時よりちっとは成長してるみてぇだな、随分と自然に構えれるようになったもんだ」

 

ニヤリと笑って三本の木刀を構える。

 

「…ま、貴方みたいな豪胆な人がそうそう頷くと思ってはいません、ならばここで叩いて従ってもらいます」

 

「はっ、やれるもんならやってみやがれ」

 

「噂は聞いています…あの殺し屋ダズを破ったそうですね、貴方も強くなってるみたいですが…いつまでも私があの時のままだと思わないで下さい」

 

そうして互いに構え睨み合うゾロとたしぎであったが、そこにけたたましい音でサイレンが鳴り始めたのだった。

 

 

 

 




さてたしぎさん登場、サガからゾロとくいなについての話を少し聞いているのでちょっとだけ態度が丸くなっています。

アンケートでは魔改造(ガチ)になってましたがどの程度の強さにしようかなぁ、流石に現時点で剣士最強なんてものにするわけにはいきませんからね。

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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