「解せねぇな、おっさんが言ってたけどアンタ海賊ってわけじゃねぇんだろ?別におれ達を助ける義理なんて…」
「バッキャロウ!この船の心意気に打たれたのがわかんねぇのか!それに…海賊って言ってもここまで船を大切にしてる奴らに悪ぃ奴はいねぇだろ」
「海パンの若造の言った通りじゃわい、さしあたってお主の仲間と合流…基地内で騒ぎを起こしてこの船で脱出といった所か…長っ鼻、お主仲間のある場所とかはわからんのか?」
「それがよぉ、船から脱出した時にバラバラになっちまったからなぁ、まぁそのうち騒ぎを起こしそうな奴もいるから待ってればそのうち…」
そうウソップが言った時であった。
「シャウッ!オレンジのツナギって事はアンタら整備兵だな…いやいや丁度よかったっしょ!」
入り口近くの声にウソップ、メカオ、フランキーの三人が振り返ればそこには整備兵の証であるオレンジの整備服に海兵のキャップを被った細身の青年、ウソップは慌てるも自身も今目の前の男と同じくオレンジの整備服を着てる事を思い出し平静を取り戻す。
「んん?見ん顔じゃな、おい若造!ここは一部を除いて立ち入り禁止じゃぞ!!」
「まぁまぁ硬い事いいっこ無しっしょ、だいたいアンタらはどうなのよ?ここって立ち入り禁止なんっしょ?」
「わしを知らんか、新入りじゃな?わしはこの船の検分を任されておる上にこっちの長っ鼻は助手じゃわい、海パンの若造は何やら見物に来たらしいが…」
それと共にメカオがメリー号を指せば
「…そういや麦わらとかいう海賊が潜入してるんだったっしょ、そいつらの船か。
いやー立ち入り禁止なんて聞いてなくて…それよりちょっと頼まれ事でここの新しく進水した船のとこに行きたいんだけど場所がわかんないっしょ」
目の前の海賊船を見て小声で呟き少し考えるも本来の目的を遂行すべく青年はそう聞けばメカオは片眉を上げて
「んん?バラクーダ号なら中央島の大型ドックに係留しておるが…それがどうかしたのか」
「その大型ドックとやらへの道を教えるっしょ!いやーここの要塞馬鹿みたいに広くて新入りなもんで迷ったっしょ!!」
青年のその言葉にメカオはやれやれ…とため息をつくと
「長っ鼻の若造、お主の仲間探しは少し待て…そうじゃお主も来るか?ついこの前就航したばかりの新鋭艦の見学でもどうだ?」
「いや、そんな暇は…」
そう言いかけるウソップだったが
「オゥ!丁度良かったおれはそいつの見学に来た事になってんのよ!!兄ちゃん、一見の価値はあるぜ?なんせ多くの新技術を搭載してる上にそうそう見る事もねぇんだ、是非一度は見ておくべきだぜ?」
その興味を惹かれる言葉にウソップの心は揺れ動く、確かに仲間を探すのは大事だが…"情報を集めろ"とロビンの言葉を思い出し
「…わかった、まぁ新技術を使った船ってのは興味あるしな」
ウソップの言葉にメカオは頷くと
「よし、若造共わしについてこ…と、新入りお主の名前を聞いとらんかったな」
「よくぞ聞いてくれたっしょ、おれはネロ!海イタチのネロとはこのおれの事っしょ!!」
「随分と大層な異名じゃな…異名つきと言えば"スモーキーハウンド"が滞在しとるから注意する事じゃな」
そう言ってドックの出口に歩いていくメカオをウソップ、フランキー、ネロの三人は慌てて追いかけるのだった。
遠回りで見つかるリスクを犯すよりは…というメカオの判断により一行は東西の空中に作られた連絡通路ではなく海に面した格納庫へ、そこには鋼鉄の塊が並んでおり
「なんだこりゃ!大砲がついて車輪みてぇのがついてるがこれ動くのか!?」
「ほぉー、流石カモメの水兵団の本拠地、話には聞いたがここまで揃ってると圧巻だな!」
「シャウッ!こりゃすげぇっしょ!!しかも連装砲塔に傾斜装甲って事は一般的に配備されてる第三世代のヴァルキュリア型じゃなくて最新世代のパティエンティア型!!流石戦車の父のお膝元っしょ!!」
三者三様驚きの表情にメカオは得意げに
「そっちの新入りは随分と詳しいようじゃが長っ鼻は見るのは初めてか?」
「お、おう乗り物らしいって事はわかるんだがよ」
「おいおい!戦車を知らないなんてアンタ人生の20割損してるっしょ!!
いいか?戦車ってのは文字通り戦闘車両で人間の力では気軽に運用できない火砲と装甲を持ってるっしょ!しかもこの車輪…"きゃたぴら"って言うんだがこいつはどんな荒地でも高い走破性能を誇り今のとこ"最強の兵器"って呼ばれてるっしょ!!」
「おれの人生勝手に倍損にするなよ…しっかしそんな兵器があるとはな、でもよここは海のど真ん中だぜ?そんなとこにこんなもんがあっても役に立たねぇだろ」
「シャウッ!戦車を舐めるなっしょ!!」
「落ち着け新入り、お主が戦車を好きなのはわかったが…まぁ言うよりも経験した方が早いじゃろ、ほれさっさと乗らんか若造共」
そう言ってメカオは一番手近な戦車に身軽に飛び乗るとハッチを開けて三人を呼びウソップはこわごわと、ネロは目を輝かせて、そしてフランキーは
「…ちょっとハッチが小さいんじゃねぇか?」
「お主は身体がでかいんじゃ、大人しく砲塔の上にでも座っとれ」
「おれが乗れるようなのねーのかよ?」
「どうしても乗りたいなら総司令官に直接頼んで専用車である"セルベアリシア号"を引っ張り出してもらう事じゃな、専用だけあって一等デカい事じゃしお主でも乗れるじゃろ、第三世代型じゃがかなりチューンされとるからパティエンティア型にも負けんしの」
「流石にそれは敷居が高いってもんだろ…確かに知り合いではあるがよ」
メカオの言葉にぶちぶち言いつつも仕方なく砲塔の上でどかりとアグラをかくのだった。
クリークの発表した"きゃたぴら理論"を元に第一世代のチトユーリ型、第二世代のネウロイ型、そして第三世代のヴァルキュリア型に続いて現在最新鋭は第四世代のパティエンティア型という事になっています。
因みにネウロイ型は今作でワポルが食べさせられた戦車ですね、一世代後のヴァルキュリア型より装甲が厚く速度が遅いとしています。
因みに"最強の兵器"というのはネロの持論ですので悪しからず、流石に能力者次第では一方的な戦いになってしまいます。
そしてウソップについては"戦車"という物を知らないとしています、原作でも出てきたのってブラキオタンクにラッスーが戦車になってたのとベッジ本人や船くらいですかね?
獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?
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高熱"劇場版ボス"
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エレクトロとスーロン
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エレクトロだけ。
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肉体や覇気の強化のみ。