警報が鳴り出した時チョッパーは丁度手術を行なっている時であった。
チョッパーは要塞内に侵入後シグマに捕まりアピスの元へ、流石に自分一人では判断が出来ないと呼びに行った大人…モネの姿を見たチョッパーは彼女が"ドラムの雪女"だと言う事に気づき警戒するも
「姉弟子に対して随分と警戒するのね」
といつのまにか手に持っていたメスを持って眼前にしゃがみ込んでいたモネに対応出来ず
「…姉弟子って事はやっぱお前ドクトリーヌから医学を習ったのか」
といつでも後ろに下がれる体勢をとりつつどう切り抜けようかと考える。
「医学を習ったのはDr.くれはだけじゃ無いわ、優れてると思う医者には片っぱしから教えを請いにいった…彼女もその一人ね」
「…それはそうとメスは医術の道具だ、武器じゃねぇ」
「それは解釈違いね、わたしは武器として使ってるつもりは無いわよ?あくまで処置の為の道具…それに変わりはないけど、何で麦わら海賊団に入った筈の貴方がこんなとこにいるか聞いても?」
モネのその言葉にチョッパーは今すぐ海兵に突き出されるような事は無さそうだと判断し事情を話せばモネは
「…そうね、懸賞金がかかってるわけじゃないし一応は弟弟子に当たるんだから匿うのもやぶさかではないわ。
まぁ今日の所は休みなさい、もう夜は遅いし少なくとも海軍も貴方の仲間達もそうそう大きくは動けないでしょう…部屋は用意しておくわ、明日からはとりあえず四足形態で過ごしなさいな、熊に牛に鹿が増えた所で特に問題視はされないでしょう」
「鹿じゃねぇ!トナカイだ!!」そう言いつつもモネの言葉にドラムでワポルとの戦闘で見た時の冷酷っぷりが嘘のような彼女にチョッパーは少し警戒度を上げつつ素直に礼を言うのだった。
そして夜が明けたタイミングでチョッパーは
「医者の時間よ、ついさっき大時化にあったスタンマレー号が入港したわ。
軽傷重傷含め怪我人多数、直ぐに処置が必要な患者もいるから手伝ってもらうわ…なにしろ人手が足りないのよ」
モネのその言葉と共に叩き起こされた。
「人手が足りないって…こんだけでっかいとこなら医療チームとか充実してるんじゃないのか?」
チョッパーのその言葉にモネはかぶりを振って
「ここに常駐してる医者はほぼ全員が医師連の会合でいないわ…残ってるのはたまたま研修に来てたこの子だけ…全く専門外の医者に医務室長代理を任せるなんて何考えてるのかしら…」
「ど、どうも…」
その言葉にチョッパーが目を横にやるとそこには紫のショートヘアーに眼鏡をかけた気弱そうな女性、白衣を纏い首に聴診器をかけている事から医者と推察できた。
「専門外って…海軍の医者なら内科でも外科でもだいたいオールマイティにこなせるんじゃねぇのか?」
「ご、ごめんなさい!わたし専門は小児科で!ここには軽い研修だけの筈だったんです!!」
「しかも血を見るのが苦手で自分が倒れる始末、到底手術を任せるなんて事は出来ないわ」
モネのその言葉にチョッパーは考え込む、ここで自分や姉弟子であるモネが処置をするのは簡単だ…しかし目の前にいるのはおどおどして弱気そうとは言えちゃんとした医者である。
だったら医者としての使命をきちんと思い出してもらい彼女にも執刀に当たってもらうべきだろうと考えチョッパーは渋るコバトの説得を開始、モネは看護婦に指示を出しながらそれを静観し、コバトは"自分に出来るとは…"とか"医療協力者のモネさんがいるし…"となかなか自分がやろうとはしなかったがチョッパーの過去の話…"かつて不治の病に侵されたある男の話"に感銘を受けやがて決意をした目つきで
「…モネさん、わたしにも手術に協力させて下さい。確かにわたしは血を見るのが苦手ですし足も引っ張るかも知れません。
でもわたしは医者なんです!患者が目の前にいるのならそれを助けるのは医者だと…わたしはそうチョッパーさんに教わりました」
とモネに頭を下げて頼み込めば
「医務室長代理は貴方じゃない、わたしはあくまで民間協力者…貴方のしたいようにすればいいわ」
「!わかりました、では医務室長代理としてモネさんとチョッパーさんには執刀への協力をお願いします」
コバトの要請に同じ医者としてモネとチョッパーは快く頷き手術室へ…スタンマレー号から運び込まれた重傷者達を次々と処置、チョッパーは姉弟子であるモネの素早く的確な処置に舌をまきつつ血が苦手だと言うコバトを気遣いながら手術を進めていたが
「なんの警報だ!?まさか誰か海兵に見つかったんじゃ!」
「これは…要塞内の非常警報!どこかで事故が出たのかも!」
「二人とも落ち着いて、今は目の前の患者に集中しなさい…わたしは詳しい報告を受けてくるわ」
それと共にモネはその場をコバトとチョッパーに任せると手術室を出た所で
「む…不審な医者がいると言う事で連絡を受けて来たがモネ殿だったか」
そこにいたのはドレーク中佐であった。
「まぁわたしは正式な海兵じゃ無いし顔を知らない人間はいるんじゃ無い?それよりもこの警報は何?」
恐らくチョッパーの事だろうとモネは考えるも勘違いしているらしいのでこれ幸いと話を合わせておく。
「中央司令室に問い合わせたが警報は中央島の二番ドックから鳴らされているとの事だ、人員を編成させて向かわせているから報告待ちだ」
「とりあえずスタンマレー号から収容した負傷者は現在処置中よ、何があったかは不明だけど医者が必要なら早めに言って頂戴」
そしてモネとドレークがそう話をしていると海兵が走ってきて
"麦わらの一味が新鋭艦バラクーダ号を占拠"との報告を二人に告げたのだった。
ナバロン編まだ長くなりそうですね…
獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?
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高熱"劇場版ボス"
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エレクトロとスーロン
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エレクトロだけ。
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肉体や覇気の強化のみ。