「あら…動き出したのね」
バラクーダ号に近づいていくゴーイングメリー号を見たロビンはその場から離れると変装を解き、能力を用いて三本の刀を投げ飛ばしゴーイングメリー号に飛び移る。
突如として生えた腕が投げつけた刀をゾロは
「あいつか…まぁありがてぇがな!!」
そのまま受け取りつつ引き抜き周囲の剣客隊の人間を弾き飛ばしてゴーイングメリー号に向かおうとするが
「言った筈ですよ…次は牢に入ってもらいますと」
「油断してたつもりは無かったが…まぁお前が大人しくしてるわけもねぇか…」
立ち塞がる二人の剣士、たしぎとサガを前にそう素直に通してはくれねぇか…と思いつつ三刀を構える。
「サガさんはさがって剣客隊の取り纏めをお願いします、ロロノアの相手はわたしがしますので」
「ローグタウンの借りでも返す気で?」
「今更あの時の事を持ち出す気はありません…が、一つ賭けをしましょうロロノア・ゾロ」
「賭けだぁ?何を賭けるってんだ」
「わたしとあなたとの一対一…もしもわたしが勝ったのなら貴方の残りの人生を貰います」
「ばっ、お前何言って…」
たしぎのその言葉に慌ててそう言うゾロ、その反応に首を傾げるたしぎだったが
「隊長、それまるでプロポーズのセリフですね」
「なぁっ!?違いますからね!勘違いしないでくださいロロノア・ゾロ!!
コホン…本当であればその和道一文字を頂きたい所ですが事情はサガさんから聞きました、形見を取り上げるほど我々も鬼ではありません。
ですから別の案ですが我々剣客隊は貴方の腕を高く買っています、願わくば海賊なんかでは無くこちら側でその腕を振るって頂きたいところですが早々頷いてくれるとは思っていません。
だからこそ言葉は不要…わたし達剣士は言葉以外でも語れますから」
サガの言葉に慌てるも落ち着いてそう言いながらスラリと腰の"時雨金時"を抜き放つたしぎ。
「はっ!おもしれぇ…で、おれが勝ったらどうすんだ?」
とゾロは獰猛に笑いながら再び三刀を構えれば
「最初から負ける事を考える程弱気ではない…と言いたいところですがそうですね、クロコダイルの件に関しても借りはありますからこの場は見逃すという事でどうですか?勿論隊の皆には手出しさせません」
「随分な自信だな、じゃあローグタウンからどれ程腕を上げたのか…見せてもらおうじゃねぇか!!牛鬼…勇爪っ!!」
「望む所ですロロノア・ゾロ!!」
それと共にたしぎは一歩目を踏み込み二歩目でそのまま地面を踏み抜くとずるりとゾロの懐に入り込み右腕を引くとそのまま突き出し、その攻撃はゾロが飛び上がる事により空を斬る。
「いきなりたぁな…」
「それが何か?それから峰打ちですから安心してください」
「別に悪いとは言わねぇさ、ただローグタウンの時みたいにお行儀のいい剣じゃなくなったみてぇだなと思っただけさ!というか突き技に峰も刃もねぇよ!」
それと共に今度はゾロの三刀がたしぎに襲いかかるもぬるりとした手応え、ゾロは嫌な予感を覚えるも三刀による猛攻はたしぎに届く事なく全て受け流され、その勢いもあり体勢を崩したゾロに
「剛の秘剣…覇竹!!」
たしぎの時雨金時が圧倒的速度を持って横薙ぎに振われる、流石に体勢を崩したゾロに避ける術は無いかと思われたが
「っ、なめんなぁ!!」
そのまま無理に体勢を立て直すのでは無く地面に倒れ込むと同時たしぎの踏み込んだ足に向かって雪走を振るう。
「倒れ込むのはいいかもしれませんが悪手ですよロロノア!」
だがたしぎは振われた刀を避けると同時、その位置を見切り踏みつけるとそのまま時雨金時を振り下ろそうとするが
「テメェのが悪手ってんだよ!!おらぁっふっ飛べぇっ!!」
「なぁっ!腕一本で!?」
ゾロは類い稀なる馬鹿力にモノを言わせて踏みつけられた雪走りを踏みつけたたしぎごと持ち上げてフルスイング、吹き飛ばされながらもなんとか空中で体勢を立て直し着地するたしぎにゾロは
「随分と妙な手応えだったが…まるで全部を受け流されたみてぇな…」
と数合の打ち合いを通して感じた事を言う。
「お察しの通りですよロロノア・ゾロ、海軍剣術二式は柔の剣術…相手の力を受け流す"流"は二式の基礎にして奥義、世の中の剣士は剛剣術を使うものが殆どですから戸惑うのも無理は無いでしょう…というか刀の使い方が少し荒いですよ!わたしごと持ち上げるとか無茶な事して刀が泣いていますよ!!」
「ちっ、これでも昔よりはだいぶマシになったんだよ!テメェこそ刀好きとか言っときながら刀踏みつけてんじゃねぇか!!」
「貴方が足払いなんて仕掛けてくるからじゃ無いですか!!…コホン、とりあえずローグタウンの時よりは腕を上げたと自負しているのですが満足しましたか?」
「へっ、抜刀の時にも思ったが確かに随分と強くなったらしい…が、別におれもあん時から遊んでたわけじゃねぇんだ、面白いモン見せてやるよ」
「面白いモノ?」
それと共に雪走と三代鬼徹を鞘内に納め和道一文字を両手で肩に構えるゾロにたしぎは怪訝な顔をする。
「実は今おれはお前に大砲を向けている…見えねぇ大砲をな?」
「何の話を…大砲なんてそんなモノどこにあると言うんですか?」
「飛ぶ斬撃を見た事あるか?」
なおも言い募るたしぎにゾロはニヤリと言いながら刀を振り抜こうとしたが
「えぇ…まぁ何回か見た事ありますが」
「あるのかよ!?」
思っていなかったたしぎの答えに思わず大声で言ってしまうのだった。
Q.飛ぶ斬撃を知ってるか
A.まぁ割と珍しいモノじゃ無いですね
獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?
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高熱"劇場版ボス"
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エレクトロとスーロン
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エレクトロだけ。
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肉体や覇気の強化のみ。