起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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何のミスかわかりませんが後半が丸っと投稿されてなかったみたいです


吹き荒れる熱風魂!ナバロン第八海兵隊!!

ルフィの元に第八部隊こと熱風隊が現れたのと時を同じくして

 

「ロロノア・ゾロ!ここで相まみえるとはいい度胸ですね!!」

 

「げっ!またお前か!!」

 

剣客隊を引き連れ船尾から船内に突入したたしぎとカゲを打倒しつつ人質を解放し回り、数人の元・人質を引き連れたゾロとサンジが船内通路で鉢合わせ。

 

「おぉ!海兵さんら!!おれ達人質になってたんだ、助けてくれ!!」

 

そしていきなりそう言い出すフランキーにサンジとゾロは驚き

 

「テメェどういうこった!」

 

「おいコラ、先にてめえから三枚にオロすぞ?」

 

胸ぐらを掴むもフランキーは落ち着いて

 

「まぁ待てよコックのにーちゃんに剣士のにーちゃん、海軍に捕捉された以上ここでやり合うのは下策ってもんだ、後の人質は海兵達が解放してくれるって事だからテメェらは先に行きな、長っ鼻のにーちゃんを助けるんだろ?」

 

そう二人にだけ聞こえるような声で話せは確かにフランキーの言う通りここで時間を取られるのは望ましくないと考え直す二人。

 

「ちっ…場合によっては甲板やゴーイング・メリー号の方にも海兵が殺到している可能性がある以上グズグズしてられねぇ」

 

「うっし、じゃあここはトンズラさせてもらうか…悪ぃなパクリ女!アンタとやり合うのはまた今度にさせてもらうぜ!」

 

そう声をかけるとゾロとサンジは後ろに連れていた人質をかき分けて逃亡

 

「なっ!待ちなさいロロノア・ゾロ!!」

 

当然剣客隊を指揮して追いかけようとするもそう広くも無い船内通路では直ぐに動くこともできず更には

 

「海兵さんら!他にもまだ捕まってる人質がいるんだよ!!早く助けてやってくれよ!!」

 

とのフランキーの言葉にたしぎは少し考え結論を出す。

 

「っ…仕方ありません、総員予定通り人質の救出に当たります。サガさん、何人か引き連れてこの人達を待機させているボートに、残りはわたしについて来て下さい…そこの人、残りの人質がどこにいるかわかりますか?我々で見取り図は預かったのですが人質の場所がわからないんですよ」

 

「恐らく連装砲の操作や戦闘室…あとここと、ここじゃねぇかと思うが…機関室や操舵室は何か知らねぇがさっきの海賊二人がおれらを見張っていた黒尽くめのやつらをぶっ飛ばしてたから問題ねぇ筈だ」

 

「…仲間割れ?いえ、それは考えづらいですね。兎に角考えるのは後です、我々は迅速に人質を奪還し後顧の憂いを無くしてしまいましょう」

 

そう言いながらたしぎは残りを引き連れてフランキーが教えてくれた方へ

 

「頑張れよにいちゃんら、無事に脱出出来るのを祈ってるぜ」

 

「おい海パン男、何黄昏てんださっさと行くぞ?」

 

数人の海兵と整備兵を引き連れたサガはフランキーにそう声をかけるのだった。

 

 

 

「なっ!海兵!?」

 

「ひょっとしてゾロ達のとこにも行ってるのか!?どうするナミ!こっちは二人しかいないぞ!」

 

そして海軍が人質奪還を目的としている以上当然アピスを人質(ということになっている)としているゴーイングメリー号の方にも海兵が当然乗り込んで来ていた。

 

「大人しくアピスお嬢さんを解放しろ海賊め!!」

 

「武器も持たずに来るなんてあたし達が二人だからって舐めてるんじゃ無い?」

 

…とは言え乗り込んで来たのは5人ほどの海兵でいずれも武器を手にしていないものの恐らくその筋骨隆々とした体つきから拳闘術使いだと判断しナミはクリマ・タクトを素早く連結しアピスの前に構える。

 

「ナミ、こいつらさっきロビンが言ってた熱風隊って奴らか?剣持ってるようには見えねぇけど…」

 

チョッパーもそう言いながら大柄な人間形態の両の拳を構える。

 

「その通り!我らはナバロン海兵隊、熱風魂見せてやれ!いくぞお前ら!!」

 

「「「「応っ!!」」」」

 

「総員構え!"拳砲"斉射っ!!」

 

リーダー格と思しき男がそう言うとと同時四人が正拳に構えるとその拳を振り抜きナミとチョッパーは距離があるのに何を?と考えるも一瞬ナミの脳裏にリトル・ガーデンで出会った男の姿がよぎり

 

「チョッパー伏せて!!」

 

咄嗟にその場で屈むとオレンジの髪を衝撃波が揺らし船室の壁に響く打撃音。

 

「ほう!我らが拳砲を避けるか!!」

 

「ナミ!何ださっきの!?離れてるのにパンチが飛んで来たぞ!?」

 

「ビビが言ってたわ!拳を振り抜いた衝撃を飛ばす技があるって!!あいつらそれを使ってる!」

 

「なら近づけばいいんだな、うぉぉぉぉお!"重量(ヘビー)ゴング"っ!!」

 

それと共に分厚い筋肉で覆われた拳がリーダー格のボディにまともにヒット、本来であれば岩をも砕く拳でありまともにヒットすれば戦闘不能に陥ってもおかしくない一撃だったが

 

「ふっ、いい拳だ!!だが我々の鉄塊の前には威力が足りん!拳砲っ!!」

 

リーダー格の男は悠々とチョッパーの拳を受けるとお返しとばかりにその拳を振るう。

 

「ぐっ!?くそこいつら鉄みたいに硬ぇ!!能力者か!?」

 

「…いえ、ひょっとしたらMr.6も?アンタ達ひょっとしてそれは能力では無く体術の一種でしょ!!昔ベルメールさんから聞いたわ、海軍には体を鉄みたいに固くしたり斬撃を飛ばしたりする技があるって!」

 

「くくく、海賊ながら博識だな…そう!我ら熱風隊は"鉄塊"と"拳砲"を使う1.5式使い!!鋼鉄の肉体たる"鉄塊"とそれを転用した"拳砲"を併せ持つ我らはこの鍛え上げた肉体のみで戦場を駆け抜けてきた!!我らの肉体の前に大人しくするがいい海賊!!」   

 

そう言いながら思い思いのマッスルポーズをとる5人

 

「暑苦しい見た目と裏腹に厄介な体術もあったもんね…はいそーですかって大人しくできるんなら海賊やってないわよ、海賊なんて縛り首確定になるじゃない!!」

 

「安心しろ、このナバロンでは生捕が基本となっている…貴様らは懸賞金は未だかかっていないようだし大人しくアピスお嬢さんを解放すれば丁重に扱おう、だがなおも抵抗すると言うのなら…」

 

「っつ…」

 

「少し痛い目を見てもらうぞ海賊共!!」

 

そう言って5人の海兵は再び拳を構えるのだった。

 

 

 

 

 

 




過去に書いてたナバロン第八海兵隊の説明と丸っと消えてる…結構書くの時間かかったのに…

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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