起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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たったの五機の私掠船艦隊にこっちの艦隊(巡洋艦1、駆逐艦15、突撃艦11、フリゲート艦30、実に総勢57隻の大艦隊)がトビウオライダーズの如く落とされまくった件


悪童鈍熊 ドンクリープ

クリークの驚愕は最もである。

 

彼はビッグマム編までと割と中途半端で所々曖昧ではあるが"原作知識"というものを持っており、当然ユースタス・キッドの事も覚えていた。

 

磁石系の能力者であり、武器や鉄を自在に操って攻撃に使う凶悪な海賊…それがクリークがキッドに抱いていたイメージである。

 

当然接触するにあたってその人となりや戦闘手段、能力なども詳細は調べて接触にあたった…しかし

 

「"ソレ"は聞いてねぇぞ!!」

 

キッドの手に持つ黒い剣…派手に火花を散らしながら高速で流動するソレを白尾棍で受け止めるながらそう叫ぶが

 

「ハッ!とっておきだ…おれを舐めた事後悔しやがれ!!」

 

それと共に更に激しく火花を散らしながら押し込められる黒い剣

 

「磁気の能力で砂鉄を整形、更に超高速で流動させる事で相手を"削ぎ斬る"…まるでグラインダーだな!!」

 

「ほぉ…"ぐらいんだー"が何かは知らねェがタネには気づいたか。だがいくら気付こうが無駄だ!えらく硬いようだがこのブレードに斬れねぇもんはねェ!!」

 

その言葉と共にキッドの砂鉄剣が白尾棍に更に食い込み流石にこのままではキッドの言葉通りになると感じたクリークは大きく後ろに飛び退き体勢を立て直そうとした…しかし

 

「当然そう動くよなぁ赤カモメぇっ!!」

 

剣を作り出している右腕を振りかぶり左の掌を飛び退ったクリークに向けたキッド、その言葉と共に後ろに飛び退きかけた体勢のまま前に引っ張られるクリーク

 

「っ!?そうか斥力が使えるなら引き寄せられてもおかしくなかったか!!」 

 

直ぐに引き寄せられた事…自身の鎧が磁力で引き寄せられた事に思い当たったクリークであったが

 

「その通りだ!!そして気づいた所でもう遅ぇんだよ!!」

 

そのまま中途半端な姿勢のまま飛んで来るクリークにキッドは更に砂鉄剣を高速で流動させ剣が発する音はクリークの広い胴に当たると同時更に甲高く響き渡り…そして数秒の拮抗の後に砂鉄剣は振り抜かれクリークはその場で膝をつく。

 

「ぐっ…ハァハァ、流石に砂鉄を操るのはまだ慣れねぇな…」

 

そしてキッドもその場でしゃがみ込み大きく肩を上下させる。

 

無理もないだろう、キッドが使った磁気影(パンキッシュ)…自身の持つ磁力を操る力で砂鉄を集め超高速で流動する剣を掌に作り出す技であるが構想はあったものの習得したのはつい最近である。

 

それ故にまだ荒削りな部分が多くまず砂鉄を集め圧縮して整形し流動させるという特性上かなりの集中力を必要とする上にその為砂鉄と鋼鉄の同時併用は出来ない。

 

それ故に大抵の物は切り裂く莫大な攻撃力を持つ反面防御力は自身のタフネスで耐えうるしか無い為精神的負担も大きく、更にあくまでも剣を振るうのはキッド自身である為今までジキジキの能力で戦って来たキッドには未だ剣に慣れないという欠点もある。

 

本来であれば実戦で使用できるものでは無いが舐められていると感じたキッドは相手が思ったより手強かったという事もあり切り札を切ったのであった。

 

「くっそ、かなり消耗したが…コレが本部中将にも通じるってのがわかっただけでも収穫か」

 

そう言いながら立ち上がり仲間達の元へと踏み出そうとしたキッドであったが

 

「いやぁ…悪いな、正直舐めてたよ"ユースタス・"キャプテン"・キッド"。

まさか特殊合金性の武装をここまでにしてくれるとは思わなかった、詫びと言っては何だがちょっとだけ真面目に相手してやろう」

 

その言葉と共にドサリ、ドサリと重たい物が地面に落ちる音。

 

その声にキッドが苦虫をダース単位で噛み潰したような顔をしながら振り向けばそこには纏っていた胴鎧、レギンス、ガントレットを外し諸肌になったクリークの姿

 

「テメェ…間違いなく斬った筈だがどういうカラクリだ」

 

それと共にキッドはスッと目線を脱ぎ捨てられた胴鎧に向けるがそこにしっかり残る真っ二つに切断した痕に何かの能力かと考えるも

 

「なに、ただ単に斬れ味が足りなかっただけだろうさ」

 

クリークのその言葉に言う気は無いのだろうと考え再び磁気弾で弾き飛ばした金属を呼び集め更にはクリークが脱ぎ捨てた鎧も吸収し巨大な人型を形成

 

「上等だ…なら今度こそ潰してやるよ赤カモメぇ!!」

 

大柄なクリークを更に軽く見下ろすかのような鋼鉄の巨人と化したキッドはそれに見合う巨大な拳を振り上げる。

 

「さてちょっとだけ本気出すと言った手前半端はやんねぇからな?」

 

それに対しクリークはその言葉と共に拳を構え

 

「ブッ潰れやがれ!磁気弦・歪(パンクロットン・ゲイン)!!」

 

それと共にクリークに振り下ろされる両手を組んだ振り下ろしがクリークを襲い

 

「せいぜい気張れよ?六大召式・絶招"六王砲"(ろくだいしょうしき・ぜっしょう"ろくおうほう")!!」

 

クリークの打ち上げた拳はキッドの巨大な鋼鉄の拳とぶつかり、そしてその瞬間に発生する轟音と爆発するかのような衝撃波。

 

その姿のまま数秒が立った所でバラバラと剥がれ落ちる金属と共に鋼鉄の巨人の中心から倒れ落ちて来たキッドをクリークは受け止めると地面に横たえる。

 

「まぁこんなもんか…とりあえず元帥には七武海にはなりそうに無いと報告だけしておくか」

 

動かないので脈と瞳孔を確認し意識を失ってるだけだと確認したクリークは立ち上がるも

 

「キッドを離せ!!」

 

いつの間にか船から降りて接近したのだろう、それと共に振り下ろされるキラーの手甲鎌。

 

「キッド海賊団No.2のお出ましか…お前さんらの船長なら気を失ってるだけだ、連れて行くんなら連れて行きな」

 

しかし剥き出しの腕で受け止めながらそういうクリークにキラーは

 

「貴様…おれ達を捕まえなくていいのか?」

 

とキッドに肩を貸しつつそう尋ねれば返って来たのは

 

「本来であればしょっぴいてお終いなんだがな…上が七武海にしようとしている人間を勝手にしょっぴくわけにはいかねーんだよ」

 

という言葉だった。

 

 




あの世界まず概念として超高周波ブレードやグラインダーは無いとしてもチェーンソーって存在するんでしょうか?

というわけでキッドさんver1.1でした。

この世界では海軍戦力が底上げされている影響でそれと戦う海賊や政府組織も底上げされています、なので多くの原作キャラは強化パッチが当てられておりこのキッドさんも原作に加えて三代目風影とみこっちゃん成分が入り込んでおり金属に加えて砂鉄も使用可能となっています。

まぁ砂金は使えませんが。

磁気弦・歪はオリジナルなので悪しからず、そして磁気影はまぁチェーンソー、高周波ブレード、グラインダー…とかそんな感じで相手を削ぎ斬る感じのブレードです、今回クリークの特殊合金性(めっちゃ硬い、めっちゃ重い)の鎧と棍を切り裂くという大金星を上げました、まぁ金剛体術を発動させた肉体は突破できませんでしたが。

因みに現段階のキッドでは砂鉄剣しか使えませんがこの先能力の習熟に努めればまだ砂鉄系の技が増えるかもしれませんね。

六大召式・絶招"六王砲"

六式全てを極めたものにしか使えない相手の身体に直接衝撃を叩き込む"六王銃"を拳砲の理念を混ぜ込む事により更に衝撃の威力を高めたクリークのオリジナル技、六王銃のように両手では無く片手で、尚且つ相手の攻撃に対して撃ち込む事によりカウンターの要領で威力を高めている。

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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