起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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和国情報 ボンクリーク

センゴクの命令によりユースタス・キッドに対し七武海就任の意思を確認したクリークは一路マリンフォードへと向かっていた。

 

夜も更け既に皆眠りにつく時間、フィーネ・イゼッタ号は海上にて停泊しクリークは自身の部屋にて

 

「まさかキッドがあんな隠し球持ってるとはな…流石に修理より新造した方が早いか」

 

真っ二つになってしまった愛用の白尾棍と胴鎧を持ち上げどうしたものかと考え込んでいた。

 

元々棍も鎧も自身の怪力に耐えうる武器を、とのクリークによる強い要望により海軍で開発された特殊合金で作られており、この特殊な合金は複数種の金属を掛け合わせて作られたものであり例え大砲の砲撃でも傷一つ出来ないほどの比類なき頑丈さを持つ。

 

そんな丈夫な金属であれば他にも色々有用性がありそうであり、事実海軍でも当初はこの金属で大砲の弾や武器を作ろうとした動きもあったがこの金属は類い稀なき丈夫さを持つ反面しっかり欠点…同じ体積の金属と比べても数十倍以上の重さという理由があり、当然そんなものが一般海兵に運用出来るわけもなくこの特殊合金を海軍装備に使う計画は頓挫。

 

しかし重さだけなら何のその…という結論に至ったのがクリークでありこの馬鹿げた頑丈さと重さを持つ金属に圧力をかけて更に高圧縮させてクリークの装備は作られていた。

 

故に尋常な事では傷一つつく事無く、その超重量ゆえに振り回すだけで圧倒的な威力を持つもののこうなってしまうと新造した方がいいか?と考えながら何とかくっつかないかと試していると突如鳴り出す電伝虫。

 

普段は鳴る事の無いプライベートの電伝虫にクリークは怪訝な顔になりながら受話器をとる。

 

「片手に」

 

『ピストル』

 

「心に」

 

『花束』

 

「唇に」

 

『火の酒』

 

「背中に」

 

『人生を』

 

その合言葉の声に聞き覚えがあったクリークは

 

「ドレークか、久しいな」

 

と声をかけた。

 

『お久しぶりですクリーク司令、今大丈夫ですか?』

 

「あぁ今はフィーネ・イゼッタの上だし白電伝虫もあるから盗聴も問題無い、どうだワノ国は?」

 

ドレークからの通信にそう尋ねるクリーク。

 

ドレークはかつてミニオン島にてクリークが救った少年であり、当然の如く救われた恩義もあり海軍へと入隊、そのまま独立遊撃隊に所属してメキメキと頭角を表し、悪魔の実を食べてからもその実力を伸ばし続け今では一端の強者として成長。

 

そして数年前、クリークが原作にて語られていたものの詳細を知らない故に調査と知識の補完を合わせて独立遊撃隊の中でそれなりに腕の立つものを原作で名前の出ていた国々へと送り込んでおり、そうしたクリークの指示によりドレークが潜入した先こそが"ワノ国"…グランドライン後半の航路、通称"新世界"にある世界政府未加盟国であり、同時に他国の立ち入りを制限する鎖国国家として知られ、更に"サムライ"侍と呼ばれるワノ国独自の戦士の強力さ故に世界政府すら立ち入れない強国とされている国であった。

 

『酷いもんですよ…無事に潜入はできてますがワノ国の将軍である"黒炭オロチ"、そして国を守る守護として"明王"の位についたカイドウが手を組んでから二十数年…二人が推し進める採掘場と武器工場のせいで川は汚水にまみれ、国土は荒野と化し、住民達は食う物にも困る有様…何故海軍は動かないんですか?』

 

しかしドレークが潜入し調査したその実態は将軍オロチと四皇の一人であるカイドウが結託、百獣海賊団の本拠地ともなったワノ国は反抗勢力は悉く滅され、プロパガンダとして国を守ろうとした者達は悪者とされ、民を省みぬ悪政もあり貧富の差は激しく、川は汚染され、と酷い有様でドレークは何とかならないのかと聞くものの

 

「そうは言ってもな…ワノ国は世界政府非加盟国、それにワノ国には"サムライ"がいる故に世界政府は手を出したがらん…そうなれば我々海軍としては黙って見てる他無いんだよ」

 

クリークとしてはそう答えるしかない。

 

『しかし…奴らの横暴は目に余ります、それにどうもワノ国で作られた武器はオロチを通して世界政府へと流れているみたいで…首城であるオロチ城にてサイファーポールの姿が見受けられました』

 

「…成る程世界政府の武器の出所はワノ国だったか、道理でワノ国近海で世界政府の船が多かったわけだ、積荷を改める訳にはいかんからな」

 

『それから気にされていたカイドウが総督を務める百獣海賊団の構成ですがカイドウを筆頭に3人の大幹部と6人の幹部、更には傘下の海賊団の数も含めると二万近く、真打ちと呼ばれる実力者を除けば実力はそこまでありませんがそこに更に将軍オロチの軍勢を加えると三万近くになります』

 

「三万か…現地の反抗勢力は残ってないのか?強いんだろその"サムライ"ってのは」

 

『えぇ…ざっと調べた感じですがそれぞれ刀の扱いに長けており、独自の剣術を使う者も多いとか…ですが反抗勢力に関しては十八年前の事件以降オロチにより念入りに芽を潰されています』

 

「事件?何かあったのか?」

 

『はい、実は現将軍黒炭オロチの前に次期将軍と名高かった"光月おでん"という者がいたらしく、彼らがカイドウとオロチに対して大々的に反抗を起こしかなりの激闘を引き起こしたものの敢えなく鎮圧、それ以降はごく小規模の反抗が散発する程度で殆どのサムライは牙をもがれたも同然ですね』

 

「…となるともし対応する場合現地勢力はアテにならんな、激闘だったのならかなり強いんだろ?生き残りはいなかったのか?」

 

『それが妙な噂がありまして…』

 

「妙な噂?」

 

『反抗勢力の主力とされる9人の侍なんですが死体が見つかっておらず、更には20年後には蘇って自分を殺しに来るとオロチは怯えてるようです』

 

「んなアホな…18年前に反抗がおきて20年後って事は2年後か…ん?二年後となると麦わらが関わるのか?」

 

その時クリークは自身で言った言葉に3D2Yと言う単語が脳裏に浮かびそれと共に麦わら帽子を被った青年を思い出す。

 

『麦わらが何か?』

 

「…いや何でもない、他に反抗勢力の生き残りは?旗印になりそうな奴とかいないのか?」

 

『それが何とも…一応調べてみますが恐らくサイファーポールの方が色々知ってるかもしれません』

 

「ふむ…わかった、また何か続報があったら知らせてくれ」

 

そう言ってクリークは受話器を置くと軽く考えに耽るのだった。

 

「サイファーポール…恐らく取引はかなり前々からあるだろうしワノ国の情報があるとしたらエニエスロビーかマリージョアってとこか、どうしたもんかな…ん?笛の音?誰だこんな夜更けに…」

 

どこからか聞こえてくる笛の音に疑問を抱きながら。

 

 

 

 

 




おのれ天海、そしておいクルァ天膳んんんんっ!!

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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