起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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難産でしたが投下!


水都策謀 トンクリーク

ロビンとの面会を無事に終えたアイスバーグにカリファに聞こえない範囲で少し考えていた事を伝えてみる。

 

「ンマー確かにアンタの懸念は最もだが生憎とおれの手元にあるのは本物じゃない」

 

「あぁ、そこら辺ならトムさんからも聞いている…別に本物じゃなくていいさ、"誰かさん達"が誤認してくれればいいだけの話だからな」

 

「世界政府…確かに最近コーギー氏がしつこくてな」

 

「なに、悪いようにはしない…必要なのは"何らかの設計図をアイスバーグから俺が受け取った"という事実だけだ」

 

「ンマー…いいだろう、あんたはトムさんの恩人でフランキーの恩人でもある。アンタ程のお人が言うんなら信じてみるさ…設計図はこっちだ」

 

そうしてアイスバーグと共に執務室へ、床の金庫から取り出された精巧な偽物の設計図を受け取ると

 

「確かに…これは"本物"として扱わせてもらう、これでトムさんからアンタに受け継がれた世界政府がご執心の"設計図"は海軍の手に渡ったわけだ」

 

封筒に入れそのまま懐に仕舞った。

 

「やれやれ…これで肩の荷が下りたな、ンマーいい加減にコーギー氏にもうんざりしてたとこでな」

 

「まぁ存在が世界政府に漏れた以上遅かれ早かれ何らかの手を打たなきゃならんかったんだ、そのまま隠し続けておいても強硬手段に出られる可能性が高い」

 

「ンマー…随分と物騒な事だ」

 

「いやいや充分ありうる話さ、サイファーポールは知ってるだろう?」

 

「政府の諜報機関…相手が悪いか、このままおれが持っていても奪われる可能性があるな」

 

「奪われるだけで済めばいいな…9番目のサイファーポールが動いている」

 

「…殺しの許可を持つサイファーポール、都市伝説じゃなかったのか」

 

「当然ここにも深く入り込んでいる…誰の事か聞くか?」

 

「ンマー…別に言わなくても予想はつく」

 

「そうか…流石市長にして社長、言わなくても秘書と職長のルッチがCP9だと見破っていたか」

 

「なっ!?カリファとルッチが!?」

 

そんなクリークの言葉に驚いたように目を見開くアイスバーグそんな彼にクリークは

 

「…予想だにしてなかった顔だな」

 

「いや、二人は8年以上ここにいるんだぞ!?」

 

「そりゃ諜報員だからな…というか予想って誰だ」

 

「てっきり裏町のマイケルとホイケルかと…」

 

「誰だよ!?」

 

そんなやりとりをしつつも説得により無事に目的であったプルトンの設計図(偽)を手に入れれたので

 

「後は世界政府にこっちが持ってる事を伝えりゃいいか…」

 

そう考えつつ仕事に戻るというアイスバーグと別れロビンの待つ応接室へ、そしてその道中に肩に鳩を乗せ帽子を被った男の姿に立ち止まる。

 

「…確かガレーラの職長の、ルッチだったか?アイスバーグでも呼びに来たか?アイツならドックに向かったらしいが」

 

「ポッポー、こいつはロブ・ルッチでおれは鳩のハットリってもんだ!!アイスバーグさんを呼びに来たんだが…入れ違いになったか」

 

喋り出した鳩を見て随分と器用なもんだなと思いつつも丁度いいのでこれ見よがしにアイスバーグから受け取った封筒を取り出し

 

「そういや最近世界政府から役人がしょっちゅう顔を出してたらしいが…原因となってるもんはこっちで預かったからアンタら職人さんは安心して仕事してくれ」

 

そう手の甲で叩きながら言えば

 

「…それは?」

 

「大きな声じゃ言えねぇがとある特殊な船の設計図でな、どうやらこれ。狙ってる奴がいるらしくてそれならば…とアイスバーグ社長がこっちに預けてくれたわけだ」

 

とほぼ核心を言ったにも関わらず表情一つ変えないルッチ。

 

「いやはやそれはありがたい…こちらとしても海賊の船を作る手前政府の目があるとやり難くてな」

 

「随分と上手い腹話術だな…まぁガレーラカンパニーは政府と海賊の船を作っている以上仕方あるまい」

 

「クルッポー、しかし特殊な船の設計図か…どんなものか見たい所だが」

 

「やめとけやめとけ、見たが最後サイファーポールに狙われてこうだぞ?」

 

そうやって首にトントンと手刀をあてて見せるとルッチは肩をすくめつつ

 

「随分と物騒な事だなっポー」

 

「それだけの代物って事さ…とりあえず海兵がいるとやり辛いかもしれんが夜までには出て行くから安心してくれ」

 

そう言ってそのままロビンの待つ応接室へ向かったのだった。

 

 

一方で声をかけられたルッチはカリファの報告によりクリークの真意を確認する為にわざと目の前を通りがかったのだが

 

「厄介な…赤カモメが首を突っ込んでくる所か設計図まで奴らの手に渡っているだと…」

 

思っていた以上の厄介な事態に表情には出さないながらも考え込みつつ歩く。

 

元々カリファから報告を受けていたのは"サイファーポールがこの島で暗躍している事を察している"かもしれないとの事でカリファが疑われているのか、潜入しているカリファと自分がバレているのか、それとも本当に単に世間話で話しただけなのか…それを確認する為だった。

 

世界政府にとって重要懸念事項となっている"古代兵器の設計図"…とは言え狙っているのはCP9長官で過去にも設計図を狙ったスパンダムではあるが、何はともあれスパンダムはその"設計図"の奪取の為に所持していると思しき二人、アクアリアに住む"トム"とそして彼の優秀な弟子でありウォーターセブンのボスである"アイスバーグ"…この二人のどちらかが所持していると断定、それぞれに人員を振り分け調査、監視を行なっていたのだが…

 

「古代文字を読む事が出来るニコ・ロビンの身柄に加え古代兵器の設計図も奴の手の内…早急にトムを監視しているカクとブルーノを呼び寄せるべきか、設計図が赤カモメの手に渡った以上潜入の意味も無い」

 

そう結論を出し一応は上司になっているCP長官スパンダムに密かに連絡をとるのだった。

 

 

 

 




というわけでプルトンの設計図(偽物)はクリークの手に、そしてこのウォーターセブンには潜入しているのがカリファとルッチの二人だけ…まぁトムが生きている以上そっちが持っている可能性もあるし、人員を割り振らない訳にはいかないのでカクとブルーノはそれぞれトムのいるネオヴェネツィア島のアクアリア社に潜入しています。

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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