起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

469 / 580

メリー号はどうなったんだろうなぁ、フィーネ・イゼッタ号の見張りからの報告だと、海中に沈んでいく様子が見えたみたいだし…船に乗っていたチョッパーとフランキーは大丈夫なんだろうか…


暴走海列車!?機関室での激闘!

 

「さて…お目覚めのところ悪いんだけどちょっとこの列車を止めてもらえないかしら?」

 

ファイブスター号の正運転士をつとめるポジャルスキーはその声に運転中に後ろからの衝撃で気を失った事を思い出す。

 

目の前にはオレンジの髪の女性と長鼻の男、傍には縄で縛られたこの列車の正機関士であるドンスコーイが恐らく自分と一緒に気を失わされたのだろう、縄で縛られた状態で項垂れていた。

 

「あ、あんたら何が目的だ!このファイブスター号は政府専用列車、こんな事してタダで済むと思って…」

 

「あー、そういうのはいいからこの列車を止めてくれるとありがたいんだけど…」

 

目の前のオレンジ髪の女性、ナミの言葉に少し思案すると共に違和感に気づく。

 

いつもより大きく揺れる車体、ボイラーの異常な稼働音、そして轟々と風を切る音。

 

バッと速度計を見ればそこにはメーターを振り切ってレッドゾーンに突入している針。

 

更に複数に細分化された圧力計を見れば全ての計器がイエローゾーンを超えてレッドゾーンに入っていた。

 

「あ…アンタら何をやった!?」

 

「うおびっくりした…まぁ落ち着けよおっさん、おれたちはこの列車を止めてほしいだけなんだ、目的を達したらすぐに出て行くから危害を加えるつもりはねぇよ」

 

突如声を上げたポジャルスキーに今度は長鼻の男、ウソップがそう言うもその言葉にポジャルスキーが目の前の2人はこの海列車については殆ど知識が無いと推察、恐らく止めようとして適当にいじったのだろうとアタリをつける。

 

「いいから今すぐこの縄を解け!ドンスコーイの縄もだ!!」

 

「わかった、わかったからくれぐれも暴れないでくれよ?」

 

その言葉と共に縄をとくウソップ ともう1人の縄をとくウソップ 。

 

「起きろドンスコーイ!」

 

「あれ…すんません、ちょっと寝てたっす」

 

「いいから起きろ!緊急事態だ!!ファイブスターを止めるぞ!!」

 

ガクガクと揺さぶり機関士を起こしたポジャルスキーは後ろで棍とパチンコを手に見守る2人を他所に設備に手をかける。

 

「うわっ!なんっすかこれ、圧力計がほぼMAX!?速度計も振り切ってるじゃないっすか!!」

 

「扱い方を知らんどっかのバカ達が無茶な操作をしたんだよ!いいから止めるぞ!!」

 

「なんて無茶を…って第五、第六車両が分離されてるっすよ!?」

 

ドンスコーイの声にポジャルスキーが頭上の装置を見上げると平時は7つ赤く光ってるランプが後ろ2つ消えており、既に後ろの二車両との連結が切れている事を示していた。

 

「なんてこった…いや、軽くなったぶん止められるかもしれん」

 

そう話す2人を他所に

 

「おいどうしたんだよ?列車を止めるだけでいいんだぜ?」

 

いまいち事態を把握してないウソップ がそう声をかけるも

 

「いいから何かに捕まってろ!舌噛んでも知らねぇぞ!!」

 

そう言い捨てて再び操作に戻る。

 

「ぐっ…加減弁が閉じれないっす!」

 

「速度は落とせないか…ブレーキをかけるぞ!!」

 

それと共に続け様に三つのレバーを振り下ろすもブレーキはうんともすんとも言わず沈黙を返すのみ。

 

「三つともダメか!速度が速すぎる…逆転機を動かせ、ブレーキ代わりにはなる!」

 

「やってみるっす!!」

 

そしてドンスコーイがレバーを操作し前進と後退を切り替えると酷く耳障りなギャリギャリした音の後にバキリと何か金属が弾けたような音。

 

「げ!ぶっ壊れたっすよ!?」

 

「なんだと!?おいアンタら本当に何をやった!!」

 

いよいよな事態にポジャルスキーは原因だと思われる2人に言うも

 

「何って…列車を止めようとしただけだって、そりゃ操作がわかんねぇからダイヤルとかスイッチとかバルブとか動かしたけどよぉ」

 

その言葉にポジャルスキーがイヤな予感がした方向を見ればそこには動かされた形跡のある大型のバルブ。

 

それを見たポジャルスキーは

 

「すまん、ちょっとどいてくれるか?」

 

後ろから見守っていたナミとウソップ にどいてもらうと後部に備え付けられた戸棚をあけて派手な色のジャケットを二つ取り出し、一つをドンスコーイに投げると自身もジャケットを羽織り今度は反対側の電伝虫を手にとる。

 

「おい、助けを呼ぶつもりか!?」

 

「今更呼んでもどうしようもねぇよ、いいから黙ってろ」

 

それを見て止めようとしたウソップ だったがポジャルスキーの何とも言えない気迫に怯み

 

「おい、何か雲行きが怪しくねぇか?」

 

「そ、そうね一旦列車を止めるのは諦めてロビンの様子を見に行った方がいいかしら…」

 

そう話し合い出す2人を他所にポジャルスキーは軽く息を吸うと

 

「本日は当列車をご利用いただき誠に有難うございます。ご乗車の皆様にお知らせいたします、当列車は襲撃犯によりリミッターが故障、あらゆる手を尽くしたものの止める事叶わず暴走状態にあります。

故に第一車両以降のお客様方には申し訳ありませんが客車と動力車両を切り離させていただきます、ご乗車のお客様方は衝撃にお気をつけ下さい」

 

その言葉と共にイヤな予感がしたウソップ 達が装置の方を見ると同じくポジャルスキーの言葉を聞いていたドンスコーイがナミも操作していたスイッチを落としていき、それと共に残り五つの赤く点灯していたランプが一つを残して消えていき、それと共に更に揺れが酷くなる。

 

「暴走状態ってどう言う事だよ!?」

 

「言葉通りだよ!!リミッターが外れたこの列車のスピードは上がり続ける、それこそ自力で止められない程にな!」

 

「ウソップ !後ろが切り離されてる、戻れないわよあたし達!」

 

「被害を最小限にする為に後ろは切り離させてもらったっすよ!」

 

「…ちょっと待て、自力じゃ止まれねぇって事はおれたちどうなるんだよ?」

 

「まぁこのまま乗ってれば超速でエニエスロビーにご到着だろう」

 

「まぁそのまま勢い余って門に飛び込むかもなんで命の保証はしないっすけど」

 

「ゴホン…それでは襲撃犯の皆様、良い旅を」

 

「ごーきげんよーう!」

 

その言葉と共にポジャルスキーとドンスコーイは左右それぞれの扉を開け放つと飛び出しようやく事態の重さを知ったナミとウソップ の2人は一気に顔を青褪めさせたのだった。

 

 

 

 





ルフィ   五号車にいたがストレート軍曹に吹き飛ばされ前方車両に
ゾロ    五号車にてTボーンと戦闘中
サンジ   五号車にいたがルフィを追いかけて前方車両へ
ナミ    暴走する動力車両に取り残されている
ウソップ 同上
ロビン   一号車に捕まっている()
チョッパー アーマードメリー号に乗船 
フランキー 同上

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。