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「さて…何か言い残す事はあるか麦わらのルフィ」
「おれは…まけねぇっ!」
そう言いつつ立ちあがろうとするが、ダメージが大きく上手く立ち上がれないルフィに対し
「そうか、だがこれが現実だ…たかだか一海賊風情が政府に楯突くものじゃあない、精々あの世で悔いる事だ」
ルフィの首へ目がけて右脚を大きくルッチが振るう。
勿論超人体技である六式を修めたルッチの振るうそれは技であり、その右脚は鎌風を纏い当たればルフィの胴体と首が永遠の別れを交わした事であろう。
しかしそれは
「おっと、それは流石に海兵として見逃せないかなぁ?」
後ろに下がっていたパールにより受け止められた。
「…何のつもりだ、貴様らは海軍だろう? 何故海賊を殺すのを邪魔立てする」
「海軍だからさ、一応の方針として無闇矢鱈と殺すもんではないという方針になっててね…それ以上やるというなら今度はこっちが相手になるよ?」
「ほう…たかだか海軍少佐如きが吠えるものだ」
バキバキと指を鳴らすルッチに対しパールも両腕を鋼鉄へと変化させる。が、
「いつまでやりあってるつもりだ…流石にこれ以上やるようなら上の方に報告させてもらうぞCP9。お前もだパール、無用に政府側の人間と争うもんじゃない」
牽引作業の指示を終えたギンが声をかけた。
「こっちは止めただけなんだけどねぇ…まぁ政府組織と無用に争うつもりは無いよ」
両腕の鋼鉄化を解くパール
「ちっ、まぁいい…それより出発はまだか?我々も遊びで来てるわけではないんだが」
ルッチも舌打ちしつつも同じく構え掛けていた腕を下ろしこの場での激突は回避された。
「とりあえず無理すれば全員フィーネ・イゼッタに乗船出来るが…色々と機密の多い船でな、そのまま列車ごと牽引していくからアンタらは予定通り海列車に乗っていてくれ」
「こちらは一刻も早くエニエス・ロビーに急いでくれればそれで構わん」
姿をかき消すようにその場から離れるルッチ、それに続いてパールも船に戻ろうとした所で
「パール、その麦わらは…とりあえず医務室で治療してやってからフィーネ・イゼッタの牢に入れておけ」
ギンの指示にダメージが大きかったのだろう、気を失っていたルフィを抱え上げるとそのまま船へと戻るのだった。
そして一方、甲板からルフィとルッチの戦闘を見ていたクリークはその戦闘が決着を迎え、牽引準備の完了報告に対してロビンと共に船底階に向かう。
「私ってこんな海軍艦の深くまで入り込んで大丈夫なのかしら?」
「まぁいつCP9が狙ってくるか分からんしな…少なくとも上にいるよりか俺の側にいた方が安全だろう」
「あら…嬉しい事言ってくれるわね」
「ん? 何の話だ? …よし、鍵はこれであってたか」
フィーネ・イゼッタ号による海列車の牽引。いくら多機能なフィーネ・イゼッタとは言え、海列車を引っ張りながらこの夜の海を帆走で航行するのは大変なのだ。それ故、この船に搭載された非常用推進機関を動かす為、クリーク達は降りてきたのだった。
フィーネ・イゼッタ号のほぼ船底近く、この下には海楼石が敷き詰められた層があるだけであり最下層と言っても間違いは無い。クリークが目の前の扉を開けると、そこにはクリークの身の丈程の大きな機械が鎮座していた。
「これがおじさまの提唱した理論を実用化したスクリュー機関…造りは思ったより簡素なのね」
備え付けられたシートに跨りペダルに足を乗せるクリークを他所に、話には聞いていたが実際に見るのは初めてであるロビンがシャフトやギアボックスを見つつそう零せば
「まぁ足で漕いだ動力をギアからシャフトに伝えるだけの代物だからな、機械式ならもっと複雑になるんだろうが…」
クリークからは納得のできる答え。
「機械式にはしないの? 海軍の技術力なら容易だと思うけれど」
「これが作られた当初なら兎も角、今は機械式にするのも容易だろう。
実際に…例えば海軍の新型艦とか次期公認筆頭候補のトラファルガーのとことか機械式スクリュー機関を持つ船もあるしな」
「だったらどうして? 独立遊撃隊は忙しいし、ドックに上げて載せ替えしている暇が無いとかかしら?」
「別に載せ替えてもいいんだが…今更載せ替えるのも手間だし、人力であれば構造が簡素故に多少の無茶も効くし、何かあった時に修理が容易だという利点もある。
さて…あーあー聞こえてるな司令室? 今から五分後に機関を始動する、急な発進と衝撃に気をつけるように船内に通達を頼む。一応海列車のお客様方にも伝えておいてくれ」
『こちらアケヘンデ、了解しました』
備え付けられた伝声管の蓋を開け、クリークはそう告げるとそのまま蓋を閉じ軽く目を閉じて集中する。前方に何も無いかの確認の為、見聞色の覇気を広げれば
「ん? 何だこの気配?」
「どうかしたの?」
「いや、船の外に気配が…」
「あぁ見聞色を使ってたのね、海王類かしら?」
「いやもっと小さい…人?」
そこに引っかかったのは二つの気配。
しかも海王類などでは無く、大きさ的には人であるが場所的には海の中であったのだ。船底にしがみついてるなどでは無い限り、人などいない筈である。
「またジョークさん、船底にくっつけてるの?」
「いや、あいつは別件でシュガーとモネと一緒にモリアのとこ行ってるが…ん? この船の真下か?」
更に深く気配のある方に集中し、何かの構造物がフィーネ・イゼッタ号の船底にくっついていると判明する。秘密裏にギンに確認を頼めば、ややあってその正体が"六号車切り離し時点で、海中に没していた筈の麦わらの海賊船である事が判明したのだった。
いやールッチ強いですねー。
原作でもその実力において王下七武海からも一目置かれていたみたいですし、この世界線では強化も入っていた為今の所はルッチの方に軍配が上がった模様です。
そしてアーマード・メリーが小判鮫の如く船底に張り付いていた模様、いつかパールがメリーに対してやってましたね。
獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?
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高熱"劇場版ボス"
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エレクトロとスーロン
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エレクトロだけ。
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肉体や覇気の強化のみ。