起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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続け様の悲報に心がしんどい


熊豹決着 ドンクリークそん

 

「えげつねェな喉に歯、顎もか、更には腕と指も…随分と念入りに壊してやがる」

 

「海軍では"口封じ"って呼ばれるやり方っすね、完全に喉を潰した上に歯を折り顎も外して喋れなくした上に、指の骨と手首、腕も折って筆談すら出来なくするやり方っすよ」

 

ニコ・ロビンが勾留されていた一室、簡素な椅子とテーブルに海楼石の手錠をはめられた彼女が勾留されていた一室は見張りの海兵が数回目の確認をした時には既に彼女の姿は無く度重なる暴行でも受けたのか顔を腫らしたスパンダムが倒れていただけであった。

 

「…海軍には随分と恐ろしい技術があるんだな」

 

「サイファーポール長官の負傷にニコ・ロビンは行方不明…まぁいいとりあえずこっちはルッチさん達に報告だな」

 

「こっちはとりあえず中将に報告っすねー」

 

担架で運ばれるスパンダムを他所に話し合う海兵と政府職員、身柄を慎重に扱う必要があるニコ・ロビンと、見張りを追い出して接触を図り返り討ちにされて逃走を許したスパンダム。

 

2人はとりあえずこの事態に頭を抱えつつも上司に報告する為に駆け出し、一方その頃相対するクリークとルッチ。

 

「この程度ではなかろうが…この技は鉄塊すら貫く、死んでくれるなよ海軍中将!"六王銃"(ろくおうがん)!!」

 

六王と呼ばれる技がある。

 

六式の全てを極限まで高めた者のみが使える究極奥義であり、両拳を相手に当て、凄まじい衝撃を相手の体内に送り込む技である。

 

相手の防御を貫通する防御不可能な正に一撃必殺の技であり、当然CP9でも最強と名高いルッチは会得している故に死んでも構わないとばかりにクリークに放った。

 

「貴様っ…」

 

「それが"六王銃"…いい技だ、浸透勁とでも言うべきか?"インパクト"や"リジェクト"にも似ているな」

 

まともに喰らったにも関わらず、平然とした顔で技の批評までする相手に一瞬激昂しかけるも

 

「…随分とおかしな手応えだが、何か体内に仕込んでいるのか?」

 

「ハハハ、改造人間でもあるまいしそんなびっくり機能は持ってないな」

 

「ほう、"パシフィスタ"に"ジェルマ"例はいくらでもある、それとも…貴様の提唱した"ミリタリスタ"とやらの関係か?」

 

直ぐに落ち着き冷静に分析する。

 

「まさか…ちゃんと内臓まで鍛えてるだけだ」

 

「貴様…巫山戯ているのか!!」

 

「巫山戯てはいない、まぁ良いものを見せてもらった礼にこちらの六王も見せてやろう」

 

「何を…まさか!!」

 

「"鉄塊"、"紙絵"、"指銃"、"剃"、"月歩"、"嵐脚"…六つの技の要諦を以て放つ六式の奥義、ならば海軍にも使える人間がいてもおかしく無いとは思わないか?」

 

それと共に両腕を持ち上げるクリーク、その構えは奇しくもルッチが六王銃を放つ時と同じく両拳を上下に置いた構え。

 

「面白い…ならば受けてやろう、鉄塊・剛!!」

 

「とは言え自己流だがな、六大招式…絶召・六王砲!!」

 

ルッチの胴にピタリと当てられるクリークの両拳、それと共に吹き飛ばされるルッチであったが

 

「ぐっ…何という衝撃、六王銃に拳砲とやらの威力を混ぜ込んだか」

 

「道理で…鉄塊だけじゃ無いな、紙絵で衝撃を流したな?」

 

想定したよりも軽い手応え、それに対して考察するクリークと技を受けた事により六王砲の原理を理解したルッチ。

次こそ決着とばかりに再び対峙する両者であったが

 

「ルッチさん!カクさん!ちょ、長官が襲撃されました!!」

 

「中将!!ニコ・ロビンが逃走しました!!」

 

政府職員と海兵の報告に両者は手合わせを中断

 

「ふん、これからという時に…」

 

「何をやっとるんじゃあの男は…わしらが相手をしとる間にニコ・ロビンを尋問すると言っとったがまさか逃げられるとはの」

 

その報告に再び武装を纏いコートを羽織るクリークに対してルッチとカクは気が進まなそうな顔をしつつも状況を確認すれば"勾留していたニコ・ロビンの逃走"及び"CP長官スパンダムは負傷による戦線離脱"

更には恐らくニコ・ロビンの身柄を取り返しに来たのであろう、"麦わらの残党による強襲"、その隙を突かれて捕縛していた麦わら一味の逃走"と立て続けに起こっており政府職員、及び海兵は対応に奔走していたのであった。

 

「残党だと?奴らの船は沈んだと海兵側から聞いているぞ?」

 

「それが…護送船の真下海中から急浮上してきまして、恐らく潜水艦の機能を持っていたのでは無いかと」

 

「まぁいいくだらんバカ騒ぎなど直ぐに止めてくれる…カリファとブルーノはどうした?」

 

「は!お二人なら既に現場に向かっています」

 

「長官殿はバカをやらかして不在…おれが指揮をとる。法番隊は有罪陪審員を全員出せ、多少の足止めにはなるだろう、おい本部中将」

 

一通り確認を終えてクリークに声をかけるルッチ

 

「どうしたロブ・ルッチ」

 

「ニコ・ロビンは海楼石の手錠をはめていたな、鍵をこちらに渡してもらおう。それを餌に海賊どもを叩き潰す」

 

「…いや、既にそっちの長官がニコ・ロビンに不用意に接触して逃した以上そう簡単に信用出来んな」

 

「チッ…まぁいい、いくぞカク。海賊共を全部殺してこの騒ぎは終いだ」

 

それと共にCP9最強"殺戮兵器"の異名をもつロブ・ルッチが動き出し

 

「ほう…色々変わったと思っていたがやはりここでCPと麦わら一味はぶつかるか…というか潜水艦?」

 

知識と色々違う事態にクリークは納得しつつも首を傾げるのであった。

 

 




そろそろエニエスロビーを終わらせたいとこ


ルッチがクリークとの戦闘を終えました
戦闘技術がアップデートされました

ルッチが"鎌威断(かまいたち)"を覚えました
ルッチが"鉄塊+紙会"を使いました
ルッチが"獣厳(ジュゴン)"の有用さを理解しました
ルッチが"六王砲"をその身に受けました。

次回の戦闘からルッチ改へと進化します。

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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