起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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今度こそ東の海へ

クリーク18歳

原作開始より24年前


ギン 原作開始時25歳
現在 1歳 ・・・おっふ

パール 原作開始時23歳
現在マイナス2歳 おぅふ

このお話では劇場版ONE PIECE"ねじまき島の冒険"の敵キャラクターを一部出しています。

しかしこの時間軸だとどう考えても年齢がおかしな事になる為少々独自設定をつけています、ご容赦下さい

独自設定点

原作よりだいぶ前なのでトランプ海賊団自体は存在するがそこまで規模は大きくなく、原作だと数隻の船に数百の部下と4人の幹部+ベアキングだったが今作では数十名の部下と二人の幹部+ベアキングに。

ハニークイーンの先代→ビューティークイーン

ブージャクの先代→バンジャック

どちらも能力者では無い設定です。




密林争乱 ドンクリークさん

サカズキの模擬戦の数日後船上の人となっていたクリークであったがさらに数日後何故か密林の中に一人いた。

 

それもこれもガープが東の海に入って暫くした頃に

 

「ちょっと重要な任務()があるから修行してこい、お主は刃物の扱いと、見聞色が苦手じゃろうからそこを中心に修行すると良い、暫く生き残れば合格じゃわい!」

 

の言葉と共に通りがかった島のジャングルに殴り飛ばされたからである。ついでに数打ちの刀も投げてよこした。

 

まじふぁっきん

 

それにしても流石この世界のジャングルなのか猛獣が出るわ出るわ

 

棍を薙ぎ払い右から来たライオンを打ち据え、上空から飛びかかってきた怪鳥は

 

「"指銃・鉄"!」

 

と棍での指銃を繰り出し、足元から飛びかかってきた大蛇を"拳砲"の要領で脚にて踏みつけ

 

と、最初は律儀に相手していたもののあまりの多さに一時撤退、海辺の方に拠点を作る事にする、サバイバル知識なら一応習ったからな。

 

 

その前にこれどうするかなぁ…、と量産品の刀を見やって呟く

 

実は刀というか刃がついたものの扱いが苦手なのだ。

 

刃物が怖いとかでは無い、ただ単についつい力任せにやってしまうため直ぐに刃がボロボロになってしまい酷い時には折れたり欠けたりが頻発した為である。

 

手入れの仕方は習っているが折れてしまってはどうしようもないのでもっぱら打撃武器ばかりが中心となり斬撃は六式の一つ、"嵐脚"ぐらいしか手札がないのである。

 

…そうじゃん、なにも直接斬りつけなくてもいいんじゃないか

 

蹴りによって飛ぶ斬撃が出せるなら刀振っても同じ事が出来るはず、ゾロもキメ顔で

 

「飛ぶ斬撃を見た事あるか?」って言ってたし。

 

あ、刀で出せるんなら腕で嵐脚の真似事も出来るかも、そっちも要練習だな。

 

 

よし、方針は刀による飛ぶ斬撃と腕で出す嵐脚、それから見聞色の覇気の強化。

 

見聞色の覇気はどうも苦手で半径200mくらいしか察知できないのよね・・・

 

そうと決まればまずは安全の確保、水の確保、食料の確保、火の確保か、今回の場合は。

 

呼吸の確保は必要無いし救助は暫くすれば中将達が迎えにくるだろうし

 

そうと決まれば水の確保だ!と、棍で地面をぶっ叩き大きな音を立ててから大穴を開け拠点()を作ると行動を開始する

 

うん、なんか楽しくなってきたぞ!

 

 

とある海賊の話

 

 

ドゴオォォン!!

 

「・・・何の音だぁ?」

 

クリークが投げ飛ばされた地点の反対側に近くの町での"仕事"を、終えて一隻の船が島に停泊していた。

 

「船長ー!あっちで土埃が上がってるナゾン!」

 

と、報告するはトゲ付きの鎧を纏ったノッポな男

 

「あらぁ、何かしらぁ行ってみます?」

 

そう訊くのは黒髪で妖艶な色気を漂わせる妙齢の女性

 

「ふん、なんか知らんが俺様が吹っ飛ばしてやる」

 

船長と呼ばれた"まるで熊のような"若々しい大男が両拳を合わせるとガァン!と明らかに人体が出さないような音が響いた。

 

そして土埃が上がった方に向かうと、そこには刀の素振りを行なう一人の男の姿。

 

「船長、海兵ナゾン。」

 

「でも周りに軍艦は見えないわよぉ?」

 

「ふん、たかだか一人だし見た所武器も刀じゃねぇか。俺様の力の前には無意味だぜ!おいそこの海兵!」

 

 

 

 

「おいそこの海兵!」

 

森で食糧を集めてきた後、技を完成させるべく刀の素振りを行なっていると突然そう声をかけられた。

 

森の中から現れたのは

 

「はぁい、はじめまして若い海兵クン?」

長いコートを羽織った妙齢の女性

 

「お前一人ナゾン?遭難者ナゾンか?」

トゲトゲの鎧を纏ったノッポな男、そして

 

「ぐぇははははっ!何でこんなとこに海兵がいるか知らんが死んでおけぇ!!」

巨漢の若い男が突然右腕を振り上げて襲いかかってきた。

 

 

咄嗟に手に持った刀で男の腕を斬りつけると

 

 

ガギィン!!

 

と明らかに人体を斬りつけた感触でない手応えと共に耳障りな音が辺りに響いた

 

「ぐぇははははっ!体が鋼鉄の体と化すカチカチの実だ!幾らやろうと無駄な事だぁ!!」

 

と、斬撃を意にも解さない様子

 

「何だ突然!どこのどいつか知らんが海軍に攻撃するとはどういう了見だ!敵対行動とみなすぞ!!」

 

とりあえず相手の素性を確認しようと一旦距離をとりそう尋ねると

 

「あたし達ぃ?そうねぇアタシはこのトランプ海賊団の幹部、クイーンの名前を持つビューティークイーンっていうの、よろしくねぇ?」

 

ねっとりとした声で答える露出が多い女性

 

「そして僕はトランプ海賊団、ジャックの名前を持つバンジャックって言うんナゾン!」

 

大声で元気良さそうに答えるノッポな男

 

「そしてこの俺様がぁ!トランプ海賊団船長!キングの名を持つベアキング様だ、ぐぇははははっ!!!」

 

ガギィン!と両拳を打ち付け戦意をみせる大男

 

 

トランプ海賊団…カチカチの実…

 

 

あぁ!!劇場版のやつか!

 

ガチガチじゃなくてカチカチだったかぁ…、見た目こんな奴らだったっけ?ベアキングは覚えあるけど他の二人は覚えがないぞ?忘れてるだけか。

 

などと思い

 

「海賊というならば捕まえさせてもらうが命を落としても文句言うなよ!」

 

これ以上ボロボロになっても困るので刀を腰に戻して棍を構えると

 

「ふふふ、一人で何が出来るのか知らないけど、あんた達ぃ…やってしまいなさぁい!」

 

ビューティークィーンと名乗った女が何処からか取り出した鞭を地面に叩きつけると

 

 

「「「「「「おぉー!!!!!!」」」」」」

 

森の中から30人ほどの集団が現れ、剣や槍などの武器を手に襲いかかってきた。

 

 

ばかやろう!一人相手にばっかじゃねぇの!!

 

などと思いチラと幹部を名乗った奴等に目を向けると真っ先に襲いかかってきたくせに静観の模様。

 

とりあえず棍をやったらめったら振り回して片っ端から吹っ飛ばしていくと砂浜には元通り自分とベアキング、ビューティークイーン、バンジャックの3人だけになった。

 

「やるじゃないのぉ、うちの兵隊達をみぃんな吹っ飛ばしちゃうなんてぇ」

 

「じゃあ次は僕が相手するんだナゾン!」

 

「はっ、3人同時でも構わねぇよ、それとも大将がやるかい?」

 

と、ベアキングの方に向かって棍を突きつけると

 

「ぐぇははははっ上等だ!俺様の力に平伏せぇ!!」

 

そう言いながらベアキングの名乗った巨漢は足音を響かせつつこちらに走って来るのだった。




トランプ海賊団

劇場版ワンピースねじまき島の冒険にて登場。

カチカチの実の能力者、ベアキングを筆頭に
トロトロの実の能力者、ハニークイーン
仕込み棘を使う汗かきで小太りのブージャック
スカンクの様な格好で特殊なガスを使うスカンクワン
ピエロの様な格好をしたなんちゃって剣士ピンジョーカー
に加え島一つを丸々占拠していた超大型の海賊団

ゴーイングメリー号と共に麦わら一味の装備を奪う事で戦闘を有利に進めていたがちょっとした油断により全てひっくり返されてしまった。


技説明
指銃・鉄

隈取りが使っていた錫杖での指銃、指銃・Qをパクっ…参考にした棍での指銃

超重量の棍での一撃を一点に集中しているため普通の指銃よりも威力がえげつない

拳砲の要領での踏みつけ

足先で出す指銃というかその要領で出すストンピング(踏みつけ)
技名は"判子"

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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