「何じゃこりゃ!白ひげ相手にこの戦力?みすみす死なせるようなもんじゃろう!」
海軍本部マリージョア、そこに本部中将ガープの怒声が響いた。
ガープがそう言うのも無理は無い、何しろ自身の元に届けられたのは艦隊を率いての白ひげと相対するようにとされた命令書。
そこまではまぁいい、だが率いる戦力は自身を含め中将が10人に海軍艦が20隻。
大将こそ含まないものの国一つ滅ぼす火力を持つ"バスターコール"でもこの半分なのだ、成る程大火力であろう。
「まぁまぁ落ち着いて下さい、ガープ中将。
白ひげを討伐するのに他の四皇の介入があっては不味い、それ故各地の四皇に介入を阻止する為の戦力が必要…」
「"白ひげ"相手に海戦で軍艦が20隻程度は自殺行為じゃろうが!大将は誰が来る?クザンなら足場を用意出来るんじゃが…」
命令書を持って来た男の言葉を遮りそう聞くも
「今回大将の派遣はありません、各戦線を破られる訳にいかない以上三大将は他の四皇相手に見せ札として送ります」
「それこそありえんじゃろう!相手は"伝説"じゃぞ?この程度の戦力で、それこそ失敗しろと言うとるようなもんじゃわい!!」
「ならどの程度の戦力が必要で?」
男の言葉に驚き、尚且つ相手の力を最大限見積り
「…白ひげを相手にするなら三大将は外せん、更に言えば七武海も投入すべきじゃろう。
ついでに言えばインペルダウンに配備された新型の…"装甲艦"じゃったか?アレらも投入すべきじゃし、この前見せてもらった"パシフィスタ"にクリークのとこの"ミリタリスタ"じゃったか、アレも投入すべき…、兎に角海軍の全力を注ぎ込むべきじゃろう」
白ひげ海賊団を相手に最大限相手の戦力を見積もって比肩しうる値まで戦力を並べるも、上回るには海軍の全戦力をそう判断したガープ。
「それ程の相手だと?」
「当たり前じゃろう、この程度の戦力なら何もせん方がえぇわい!わざわざ藪を突く必要も無し、わしは反対させてもらうぞ」
「まぁまぁ、実はここだけの話"白ひげ"をこの程度の戦力で倒そうなんて思ってないですよ」
「…何じゃと?どういう事じゃ」
「いえね、表向きこそ白ひげ討伐として作戦は進んでいますが…最近、ビッグマムとカイドウの動きが目に余るようになってまして」
「…成る程、釘を刺すと言う事じゃな?そして白ひげ相手には睨み合い、と。
それはそれで過剰じゃろうが、センゴクの奴は何を考えとる?」
「カイドウがワノ国で武器を作っている事はご存知で?それを知っているとしてその取り引き相手は?
馬鹿正直にカイドウとついでにビッグマムの戦力を減らすなどと公言してはいらぬ横槍が入るんですよ、上から」
男の言葉に察したのだろうガープは顔をしかめ
「…そういう事か、兎に角白ひげ相手には適当に睨み合うかじゃれあっておけという事じゃな?」
「先方と話は既につけてます、軽く当たって後は流れでって感じで…」
「いいじゃろう、その話のってやる…そう言えば名前を聞いておらんかったの」
「あぁ名乗りが遅れました、ワタシは人事部所属のビリッチと申します」
男は胡散臭い笑みと共にそう言い
「…人事部じゃと?」
「少し頼まれただけですよ、それより…ずっとファンだったんです!ガープ中将、握手して下さい!!」
「お、おぉ?まぁ構わんが…」
男…ビリッチの勢いに押されて少し下がって腕を上げれば
「いやぁ!ずっとファンだったんですよ!叩き上げでの拳骨一本!!そしてその実力は大将にも匹敵するという!!」
がしりと両腕で上下に振り回すようにされる腕に少しため息を吐いてしたいようにさせるのだった。
ビリッチ
TVスペシャル『ハンドアイランドの冒険』より
アニメでは新世界の島"ハンドアイランド"の近隣にある海軍基地の司令官で階級は准将。
この世界ではとある事情により海軍人事部に所属、階級は大佐となっている。
アニメのように手が蛇だったり顔面半分黒かったりはしません。
胡散臭い顔ではあるものの見た目は普通です。
獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?
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高熱"劇場版ボス"
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エレクトロとスーロン
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エレクトロだけ。
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肉体や覇気の強化のみ。