鬼ヶ島を吹き飛ばした爆音と激しい揺れ、それは当然ワノ国本島からも見えていた。
「あれが"開始の花火"…言っていたのは本当だったんですね」
「随分と派手ですなぁ、これなら何処にいても分かりますね」
「えぇ、そして恐ろしい…でもこれで鬼ヶ島からの増援を心配する必要はありません」
ワノ国花の都、将軍オロチのお膝元そこに逃げ惑う民衆と共にワノ国一の花魁"小紫"とオロチ一派の最高戦力"眠りの狂死郎"がいた。
突如としてワノ国を襲った揺れ、当然大騒ぎになるものの無理は無い。
「落ち着きなさい!鬼ヶ島は吹き飛びましたがここは安全です!!」
「小紫様だ…」
「狂死郎親分!!」
だが現れた小紫により周囲は一定の落ち着きを取り戻す、それだけ小紫が民衆に対して影響力を持っている事を示していた。
「そして鬼ヶ島にいたカイドウ、オロチの安否は不明…そして今、私は私の秘密を話しましょう」
だがいつもような煌びやかな雰囲気は息を潜め、硬質な美しさを漂わせる雰囲気の"小紫"に騒めく周囲だったが
「私は…私の名前は'光月日和"、かつての将軍"光月おでん"の娘!我が父を陥れた"黒炭オロチ"が将軍の座についてワノ国はどうなりました!
百獣海賊団"カイドウ"と手を組みこのワノ国はどうなりました!
親を失った者、子を失った者も多くいるでしょう…長い、長い時間が経ちました。
だからこそ、だからこそ私はワノ国を、私の愛したワノ国を取り戻します!」
「遠からん者は音に聞け!近くば寄ってその目に見よ!おれの名前は"傳ジロー"、"狂死郎"とはただの仮初!我こそと思わん者は続くがいい!!目標は"オロチ城"!今夜おれ達の国を取り戻す!!」
亡くなった筈の先代将軍である光月の姫、そしてかの"赤鞘九人男"の1人である傳ジローの突然の名乗りに"花の都"では突然の揺れを吹き飛ばす程の衝撃が走ったのだった。
そして兎丼(うどん)にある囚人採掘場。
ここは厳重な壁に囲わており、百獣海賊団に捕縛された囚人たちが働かされている牢獄である。
そしてここに収監されている囚人たちの多くはオロチへの反逆者、かつてワノ国の裏の世界を支えてきたヤクザの親分たちも収容されている。
「どういうつもりだ!まさか、おれを倒して飛六胞に上がろうってか"ドレーク"!」
「どうだろうな!済まないがどの道ここで消えてもらうぞ"ページワン"!!」
その幹部塔にて"真打ち"の中でも上澄みの戦闘力を持ち、希少な古代種"アロサウルス"のゾオンであるドレーク。
そして百獣海賊団幹部の"飛六胞"に数えられる、同じく古代種"スピノサウルス"のゾオンであるページワンがぶつかり合っていた。
同じゾオン系古代種、恐竜の力を宿す"リュウリュウの実"の能力者の特徴である頑丈さ、そしてドレークの想定以上の実力もありこれにより2人のぶつかり合いは拮抗していたものの
「X・狩場(エクスカリバー)!!」
ふんだんに武装色の覇気が込められたメイスとソードによる一点集中の一撃、これにより頭部を大きく揺らされたページワンは気絶。
火祭りの夜にも関わらず、不運にも囚人採掘場の見張りに残された少数の百獣海賊団の団員達は面白い見世物が始まったとばかりに囃し立てていたがそれもドレークがページワンが腰につけていた鍵を奪い、金庫を開けた事でそれも止まる。
「あ、あのドレークさん何を…?」
人型に戻り革手袋をつけたドレークが手にしたのは鍵束、この採掘場に囚われた者達の手錠の鍵。
「なに、折角の火祭りの夜だ…少し囚人達を解放してやろうと思ってな」
その言葉と同時にドレークの持つメイスとソードが幹部塔内を荒れ狂ったのだった。
獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?
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高熱"劇場版ボス"
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エレクトロとスーロン
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エレクトロだけ。
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肉体や覇気の強化のみ。