光月日和に傳ジロー、そしてオロチでは無く傳ジローの仮の姿である狂死郎本人に忠誠を誓っていた狂死郎一家。
更に博徒達の集まる"左京"やカイドウやオロチに逆らったとして捕えられていた"羅刹町"から牢人達、花の都の住人達が動き出す。
18年の月日が過ぎたとて未だ光月の名が持つ求心力は高く、その波は花の都だけに留まらなかった。
スマシ(ワノ国特有の電伝虫、空を飛ばないものを指す)によって白舞(はくまい)、希美(きび)、鈴後(りんご)、兎丼(うどん)、九里(くり)と言った他の郷にも及び、"光月日和"という直系の姫の名の下に光月を信じていた者達が続々と自ら作らされていた武器や密かに隠していた武器を手に立ち上がったのだった。
本島に残っていた百獣海賊団は所詮数だけと侮っていたが、その勢いは凄まじく鎮圧を諦めあわてて鬼ヶ島へと事態を知らせ増援を請おうとするも通信は不通。
圧倒的数の不利と戦意の差、衰えたとて"侍"達の実力は凄まじく、留守番役の百獣海賊団達は貧乏くじを引いたと嘆きながら次々に捕えられ、つい先日まで自らが管理していた牢獄に放り込まれていくのであった。
そして最もオロチ一派と百獣海賊団達が留守番役として残っている花の都"オロチ城"
傳ジローを筆頭に日和とその後ろは立ち上がった義士達がオロチ城内を突き進む。
「そうですか、他の場所でも…」
「えぇ、残念ながら他の家臣の情報は出て来ていませんが」
傳ジローはこの蜂起が知れれば、自身と同じように隠れ潜んでいる赤鞘九人男と呼ばれる光月の旧臣達が名乗りを上げるのでは無いかと思っていたが未だにその報せは無く
「…だとしても私が名乗っただけでこれだけの方が集まってくれました。
…時が過ぎたとてとても重いのですね、"光月"の名前は」
日和は自身が名乗っただけでこれだけの数の人間が立ち上がってくれたことに感謝と、そして少しの重圧を胸にそう溢す。
「えぇ、だからこそ今夜でケリをつけましょう…迅速に城を制圧して鬼ヶ島の"海軍"とやらを助太刀せねば…っ伏せてください日和様っ!!」
しかしそれを遮るのは頑丈な筈の漆喰を突き破り襲いくる鈍重な一撃。
「キーロキロキロキロキロリ、まさかハート様のお気に入りとオロチのお気に入りが反逆者だったとは…このアンキロー様の目をもってしても見抜けなかったザウルス」
「っ飛六胞!やはり留守居がいたか…」
壁を突き破って現れたのはゾオン系の能力者らしく、人獣型に変化した大柄な男の右手には自身の尾を掴み、左手には変わった造りの剣を持つ、百獣海賊団幹部"飛六胞"の1人である"アンキロー"であった。
「キロキロキロ、ハート様から手を出すなと言われていたが…反逆者なら仕方ないザウルスね?」
「…日和様お下がりを、奴はおれが相手します」
「てめーはどうでもいい、引っ込んでるザウルス」
それと共にアンキローは掴んでいた自身の尾を、まるでモーニングまでスターのように振り回して勢いをつけるとそのまま傳ジローに向かって振り下ろす。
「っ!流石にやるっ…」
まるで大砲が着弾したかの如き勢いを何とか刀で逸らすもその勢いは凄まじく
「オレ様は綺麗な音色が好きでなぁ…このカラクリ刀"金糸雀(カナリア)"は音色を響かせる」
「随分とおかしな形だな」
油断なく刀を構え直す傳ジローにアンキローは左に持った剣を突きつけ
「あぁそうザウルス、この俺様の"金糸雀(カナリア)"は撫で斬る片刃に叩き割る両刃の2つの性能を持つ両手剣に、抉り裂く刻刃と刺し貫く突刃を加えた四つの音色を響かせる。
なぁ小紫、ワノ国一綺麗なアンタならワノ国一綺麗な音色を響かせてくれるんだろう?」
そう言ってニタリと笑うアンキローに小紫は怖気を持つも下がらず懐剣を構えるのだった。
獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?
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高熱"劇場版ボス"
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エレクトロとスーロン
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エレクトロだけ。
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肉体や覇気の強化のみ。