起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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ようやくREDの処理に移行、上映当初はどう処理したものか悩みに悩みました。



紅赤古老挽歌 エレジア 01

 

"エレジア"、かつて音楽の国とも呼ばれたその国は一夜にして"とある海賊"によって崩壊したとされる今は廃墟だけがかつての荘厳さを残すだけ亡びた島だった。

 

キッカケは些細な事である、災禍の生き残りであった1人の少女。

 

彼女は類い稀なる歌唱力を持ち、そんな彼女がエレジアの海岸にて特殊な電伝虫を拾ったのがキッカケである。

 

海軍特殊技術研究局と海軍特殊科学班にて研究が行われていた、不特定多数に念波を発信できる新種の電伝虫、輸送船の事故により流れ着いたその個体を拾ったことで彼女は自身の歌声を世界に発信することができるようになったのだ。

 

そして歌声を聞いた民衆が彼女に感謝のメッセージを送ったことでウタは外の世界について知ることができるようになり、メッセージを聞いた彼女は昔の"とある出来事"で失っていた笑顔を取り戻したのだった。

 

そうして彼女の歌は徐々に広まり、そしてそれを知ったのが"黄金帝"ギルド・テゾーロである。

 

"世界にエンターテイメントを"

 

かつての夢とステラとの日々、そしてエンターテイナーとしての矜持、それらによって培われた今のテゾーロの根底にあるのはその理念であり、その為にクリークに協力し、この海の平和を目指しているのだ。

 

だからこそその一環として少女を招待、入念な話し合いの結果彼女を仲間として迎え、彼女が世界に歌を届ける為のバックアップを。

 

そして彼女もテゾーロの元で歌う他の歌姫たちと共に世界にその輪を広げるべく歌うのだった。

 

ステラプロダクション所属、"赤の歌姫"ウタ。

それこそが彼女の名でおり、"シュガーソング"、"ブルーディーヴァ"などと共にステラプロダクションが誇る歌姫達の1人である。

 

 

「ロボットだ…"アイツ"が見たら喜ぶかな?」

 

そんな彼女は超巨大移動海洋都市である"グランステラ"より見える自身の故郷"エレジア"の方を見ながらポツリと呟く。

 

「アイツ?誰か知り合いか?」

 

「何でも無いよ、しゃちょー。それよりあのロボットたちって何なの?」

 

現在グランステラはエレジアに隣り合うように停泊しており、数日後に行われるライブの為に急ピッチで準備を進めており、また協力を要請された海軍も先立って合流しており設営の手伝いや警備などを行っている段階であった。

 

そして彼女、ウタはかつての幼馴染…"ああいうの"が好きそうな大事な友達を思い出す。

 

「ありゃ"ミリタリスタ"ていうパワードスーツ…まぁ機械式の鎧でな、海軍から警備の手伝いに来てもらってるんだ。 

 

実証試験も兼ねているとは言ってたがここまで形になってたか、性能いかんによっちゃこっちにも流して欲しいとこだが…」

 

何か言いたげにしながらもきちんと説明をするテゾーロを有り難くおもいう。

 

「…しっかし海軍も協力してくれるなんてねー、やっぱりしゃちょーってかなりのやり手?」

 

これはただの感傷だと自分に言い聞かせつつ、スカウトされて以降思っていた事を聞いてみる。

 

「まぁ呼び方は社長でもオーナーでも何でもいいが…政府や海軍にはかなりの寄付をしてるからな、それで早く世界を平和にしてくれるんなら安いもんだ」

 

「"世界にエンターテイメントを“ってやつ?私は好きだよ、そういうの」

 

「だいぶマシになったとは言え、今は"大海賊時代"の只中。

取り締まる海軍こそいるが、未だ世界の何処かには苦しむ奴がいる…だからこその"新生エレジア"であり、その為のお前たちのライブだ」

「わかってるって、協力はしてあげるけど約束は忘れないでよね?」

 

「"赤髪"か…まっ、それに関しちゃこっちでも調べさせてるから少し待ってくれ、詳しい奴もそろそろ来るはずだしな」

 

テゾーロが提示したのは絢爛な舞台、無限の資金、最新の映像、音響設備といった、ウタが歌手としてフルスペックを発揮できる環境の用意。

 

自分が配信した映像を頼りに、このエレジアを探し当て数ヶ月前にこの島にやってきて、『世界中をお前の歌で虜にしてみないか?』と言った目の前の男の提案に、ウタは当初こそ疑念を抱くも度重なる話し合いや、エンターテイナーとしてのテゾーロの姿、そしてテゾーロの妻であるステラやカンパニーに所属するシュガー、オルガ、ハニークイーンやエルドラゴ、バカラと言った面々と交流していく内に、その思いが本物だと、自分の目的と合致するとして協力を決めたのだ。

 

「詳しい奴?」

 

「ま、こっちの話だ、それより今回はかなりの観客が来るだろう、配信メインだったお前からすりゃ初めての大規模ライブになるが…ぬかるなよ?」

 

「当然っ!ここまでやってきたんだからライブは成功させるよ」

 

テゾーロの念押しに対し自信満々なウタ。

気負うものの無いその表情にこれなら大丈夫そうだとテゾーロは思いつつ

 

「シュガーもそろそろ着く筈だ、合わせておくといい」

 

「ふぅん?なら今度こそ決着つけないとね、新技もエルドラゴから教わってきたもんね」

 

「ぶつかるなとは言わんが…あんまり派手にやってくれるなよ?」

「仕方ないじゃん!向こうが突っかかってきたんだから!」

 

「そりゃそうだが…シュガーがあんなに感情的になるのも珍しい、何か要らん事でも言ったんじゃ無いのか?」

 

テゾーロの言葉にプイとそっぽを向きそのまま部屋を出ていくウタに

 

「やれやれ、少しは仲良くしてほしいもんだが…ウタは世間を知らんし、何かシュガーに失言でもしたのだろうな」

 

テゾーロは肩をすくめつつ、クリークに状況を聞くべく電伝虫をとったのだった。

 

 





てっきりエレジアは新世界にあるものだと思っていたが…どう辻褄を合わせたものか

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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