クリークの知識はビッグマム編までであり、劇場版に関してもスタンピード 、REDは知識にありません。
当然ウタの存在も知りませんし、ウタウタの実の災厄についても知りませんので悪しからず。
その遭遇は唐突であったが必然でもあった。
「うお、ブラックジャック…」
「あ、シュガーの写真のゴリラの人」
グランステラにおいて中心地となるホテル"レオーロ"、その上階フロアはほぼ幹部専用となっており、歌姫でもあるウタは当然そこに出入りしている。
また、テゾーロとガッチリと手を組んでいるクリークにしても色々やるべき事も多いし、機密もあるだろうとまるまるワンフロアを専用としてもらっており、こうしてグランステラに訪れた際には利用している。
だからこそエレベーターを出たクリークとエレベーターに乗ろうとしたウタが鉢合わせる事は当然起こりうる事態であり
「いや赤に白だしどっちかと言うと轟くんか…?」
「トドロキ君が誰だかしらなないけど…私は"ウタ"だよ!おじさんは海軍の人?」
左右で赤と白に別れた独特な髪色の少女と少女の倍以上の巨体を持つ海兵はこうして出会ったのだった。
「そうか…テゾーロから話は聞いてるが嬢ちゃんが例の"赤の歌姫"か。
名乗りが遅れたな、お察しの通り今回派遣されてきた海軍の頭をやってるクリークだ」
クリークがその言葉と共に手を差し出せば
「うん、よろしく!にしても大きいねぇー、写真で見た時には角なんて無かったけどイメチェン?それとも私と同じ悪魔の実の能力者なの?」
その手を取り微笑むウタに対しクリークは写真…?という心当たりを考えつつ、聞いているとは言え知らない相手、知らない能力に対してそれと無く探りを入れていく。
「まぁそんなとこだ、嬢ちゃんも能力者と聞いているが…」
「うん、私がら使えるのはウタウタの実の力、私が歌を聴かせると相手を私の世界…しゃちょー曰く"歌唱世界"に相手の精神を送り込めるんだ」
「うぉ、思ったより直球なのが出てきたな…。
その"歌唱世界"ってのは精神世界的なものか、相手の精神を自分の世界に呼び込むって事か、…となると肉体はどうなるんだ?」
「うーん…"歌唱世界"はね、いわば夢の世界なんだ。
だから私が相手を招待したいと思って歌えば相手はゆっくり夢の中って事だよ!」
素直に答えてくれたのはいいが、その能力が思ったより制圧力がある事に少し警戒を高める。
クリークは"ウタウタの実"を知らず、恐らく"知識"の外にあった悪魔の実だろうと解釈しており、当然ウタの過去やエレジアの真実なども当然知らない。
だが能力を聞きその厄介さは理解していた。
音をを通して相手を無力化する…要するに感覚器を通して作用するようなタイプは得てして厄介であり、例えロギアであろうともこの手の能力は通してくるものだ。
クリークの脳裏に浮かんだのはネムネムの実であり、アレも笛の音を聴かせて相手を眠らせた上で記憶を奪い、尚且つ記憶世界を操るという厄介なものであったが、ウタウタの実も近い系統のものかと考える。
「なるほど、そりゃ随分と歌姫に相応しい能力だな。
機会があれば俺も一回くらい招待されてみたいもんだ」
「お、おじさんもいっちゃう?どうせ今夜通しでリハやるから良かったら見にきなよ」
「と、すまんなまだ話したいのは山々だがテゾーロとの約束があってな。
リハについてはテゾーロに聞いてみよう、また後でな嬢ちゃん」
「もー、嬢ちゃんじゃなくてウタだってば!」
「はっはっは、俺から見りゃまだ嬢ちゃんだよ、じゃあまた後でな、ウタの嬢ちゃん」
そう言って手を振りつつテゾーロの待つ部屋に向かいながら考える。
クリークの知識では"ウタ"の存在はまったくの未知であり、把握していない存在である。
軽く聞いた話では何やら"訳あり"だと聞いているが、性格的には特に問題無さそうな様子であったが
「ま、詳しい話を聞きゃわかるか…入るぞ!」
そう零しつつ軽くノックをし返事が無いのでそのまま黄金で出来た重厚な扉を開ければ、そこには眼下が一望出来る巨大な窓と、その正面に重厚な机、そしてその上に何本も聳え立つ書類の塔。
「…あぁクリークか少し待ってくれ」
桃色のシャツに白いズボンとジャケット、緑の髪に金縁の眼鏡をかけて凄まじい勢いで書類に目を通していく男こそが"黄金帝"の異名を持ちクリークの"共犯者"である"ギルド・テゾーロ"である。
「すごい量だな、片付くのか?」
勝手知ったるとばかりに備え付けのミニキッチンでコップを二つ用意しながら聞けば
「流石に都市ひとつ新たに作るとなれば、群がってくる有象無象が多くて面倒だがな」
そう言いながらこちらに飛ばしてくる紙の礫を広げるとどうやら自分を都市開発に一枚噛ませるように売り込みの手紙のようだった。
「うへぇ、こういうのも対応しなきゃならんのか…これくらいなら他に回せるだろうに」
「偶に下の方で断ると角が立つとこもあってな、とりあえず全部上げさせてる…と、待たせたな」
「構わん、ブラックで良かったか?」
「あぁ、早急で悪いが本題に入らせてもらうが…お前、確か"赤髪"と交流あったよな?」
「んー、まぁそれなりに古い付き合いにはなるが…シャンクスがどうかしたのか?」
その言葉に頷きつつ淹れたコーヒーをテゾーロに渡せば
「あぁ、ウタとはもう会ったか?」
「あぁ、まぁ随分と厄介そうな能力を持ってるが、明るくて元気で素直ないい嬢ちゃんだったな」
「あいつはどうやらその"赤髪"の娘らしい」
「…はぁ!?あいつに娘?知らねぇぞ!?」
予想だにしないテゾーロの言葉にクリークは驚きで目を見開くのだった。
強力な悪魔の実の能力者にして、赤髪の娘にして、ルフィの幼馴染にしてトップアイドル…要素盛り盛りだな!?
獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?
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高熱"劇場版ボス"
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エレクトロとスーロン
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エレクトロだけ。
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肉体や覇気の強化のみ。