起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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エレジア、トットムジカについてかなりの捏造を含みますのでご注意ください。


歌唱決戦領域 エレジア 02

 

広大な、見渡す限り何もない大地。

 

そこに立つのはこの"世界"を作り出した"赤の歌姫"ことウタと寄り添うように立つ赤髪のシャンクス。

 

緊張した面持ちのウタは古びた楽譜を手に真剣に見ており、シャンクスも愛刀であるグリフォンと試製海軍刀に手をかけ臨戦体勢で周囲を見ており

 

「流石に気を張りすぎじゃないか?」

 

「いや、相手は"魔王"…10年ほど前とは言えおれたち赤髪海賊団総懸りで倒せなかったんだ、警戒は必要だろう」

 

そんなシャンクスに声をかけるのはシンプルな装いのクリーク。

 

「文献でトットムジカの事が確認できたのは大きいわね、10年前はこの"歌唱世界"に誰もいなかったから攻撃はできなかったけれど…」

 

「魔王を通じてこっちと、あっちが繋がればあたしにも見えるんだよね?」

 

「えぇ、頼りにしてるわよアピス?」

 

そして共に並ぶのは"悪魔の子"ニコ・ロビンと若干12歳ながら海軍戦鳥騎の専属アドバイザーであるアピス。

 

ウタの作り出した歌唱世界"ウタワールド"内で5人は呪歌"Tot Musica"に対応するためにこの場に揃っていた。

 

もっとも現実世界ではウタ以外は眠りについており、そちらでの総指揮はテゾーロが行っておりウタを通じてお互いに状況は把握している。

 

「ん、しゃちょーが準備完了だって…いくよ?」

 

「あぁ、頼む」

 

グリフォンを構えるシャンクスと鈍色の棍を背中から引き抜くクリークにウタは頷くとその口から響くはドロリとした圧力を纏い響き渡る声。

 

世界を壊す、歌がある。

 

世に蔓延る"魔王"、"触れえざる者"、"闇のソナタ"、"ほろびのうた"、"深遠なる闇"、"ララバイ"、"焦がれの全域"などの多くの呪い歌、忌み歌はほぼ一つの楽譜につながっている。

 

旧き伝承に謳われるのは歌の魔王"トットムジカ"…ウタウタの実の能力者によって歌われる事で実体を得てくるいた歌唱世界と現実世界の両方にて顕現せし最悪にして災厄

 

物理的な圧力を伴い、悲痛なる叫びと悲哀に満ちた声で構成され響き渡るウタの歌声と共に現れたその姿は巨大な異形であり、カカシのような胴体に赤い顔、鍵盤のような腕と首元には赤く輝く三つの髑髏が並んでおり、本来であれば一度顕現すれば術者であるウタウタの実の能力者が眠りにつくまで全てを破壊する暴虐なる殲滅者である。

 

10年ほど前もまだ幼いウタによって顕現したが、その時は赤髪海賊団が現実世界にてなんとか対処し、ウタが眠りについた事によりその破壊は一国内に収まったが過去にも同じ事があったのだろう、クリークの招聘により到着したロビンがエレジア内をくまなく捜索し見つけ出してきた文献で対処する手段も残されていた。

 

エレジアの地下深く、かつての破壊と長い歴史から遺されたのはいつの頃からか歴史から忘れ去られた大書庫、見上げるほどの高さに並ぶ本の数々と、天井に描かれたのはかつての歴史を伝える伝承画。

 

書庫を守る守護像と思しきゴーレム達を細心の注意をはらって排除し、それらを元にロビンが片端から調べ出した文献によればそもそも"歌の都'、"音楽の国"として栄えていたエレジア自体がはるか昔に"Tot Musica"を封じるために作られた集落であったらしい。

 

国全体が音楽の技術に異常なほどに特化していたのも、封印を監視する者達が音楽や歌の知識を継承し次代に繋いでいたからであり、それがいつのまにか音楽文化そのものが国の中心になり、それを聞いて他の海からも人々が集まり"音楽の国"として発展してきたのである。

 

いわば、エレジアは音楽を愛した国ではなく"音楽による災厄を監視するために生まれた国"だったのだとロビンが調べ上げてきた最終的な結論であった。

 

ならば自ずと対処方法も残されている筈で、それが歌唱世界と現実世界に顕現したトットムジカの同時撃破であり、その為に今回歌唱世界と現実世界の両方にてメンバーを揃えて対処すべく動き出したのだった。

 

勿論、現ウタウタの実能力者であるウタが呪歌を歌わなければ顕現しない筈ではあるが相手は自ら封印を解き、ウタの元に飛んできた存在…古の昔より語られる魔王であり厄ネタ故に何をしでかして来るかわからない存在である。

 

どんな出鱈目でもありえてしまうのが悪魔の実の能力である。

 

このエレジアを新たなエンターテイメントの国として復活させるにあたっては不確定要素であり、爆弾でしかない…それ故にテゾーロはゴードンから話を聞いた時点で対処に動き、クリークもそれを受けて戦力を揃え現在に至るのであった。

 

「繋がったよ!!まずは足から止めるって!!」

 

歌唱世界と現実世界が繋がった故の見聞色の覇気による視界のリンク。

 

"ヒソヒソの実"の能力者であり見聞色の覇気に高い適性を持ち、この数年の修行によりその類稀な類する才能を開花させたアピス。

 

「カカ、魔王を相手にしろとはこの老骨に無茶を言ってくれる」

 

そして現実世界においては生まれながらにして異常な聴力とそれに付随して異常な見聞色を持つ"紅の伯爵"、"赤き戦場"の名を持つパトリック"レッドフィールド"

 

「海軍と協力ってのも不思議な話しだが…おれ達の大事な娘の為だ、気合い入れさせてもらうぜ!」

 

赤髪海賊団において"追撃者(チェイサー)"の異名を持つ優れた狙撃手であり、赤髪海賊団の中核に数えられるヤソップ

 

いずれも類い稀なる見聞色の覇気に高い適性を持つ者同士による両世界における視覚の共有と、両世界にわたり繋がり意識を持つウタにより両世界からの同時撃破が開始されたのだった。

 

 

 

 





む?アピスの年齢って10歳前後なだけで公式設定無い?

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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