起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

584 / 586

やはり天竜人はクソ


歌唱決戦領域 エレジア 03

 

ウタウタの実の能力者により呪歌"Tot Musica"が歌われた事で、現実世界にも顕現せし魔王"トットムジカ"

 

かの存在に攻撃を与えるには一つ、"歌唱世界"と"現実世界"の両方から同じ箇所に攻撃を当てる事である。

 

だからこそ初手は

 

「…でかいが、想定内だ"黄金宮殿(ゴォンズ・ドゥムス・アウレア)"!!」

 

聳えるほどの巨大で絢爛なる黄金の宮殿。

 

しかして魔王を閉じ込める黄金の監獄、現実世界故に好き勝手暴れ回れられても困るのでテゾーロが"ゴルゴルの実"の能力を用いて拘束。

 

「次はこっちだな!全員離れてろ"渦炎楼(かえんろう)"!!」

 

そしてテゾーロの支援を受け、七武海の一角として君臨するは"メラメラの実"の能力を持つ火のロギア"火拳"のエースが立ち昇る火災旋風を巻き起こし拘束されたトットムジカを飲み込む。

 

「よし、各艦、各員攻撃を開始しろ!!」

 

そして更には十六中将が一人にしてクリークの腹心である"鬼人"のギンの指示により並べられた最新鋭の海軍艦による艦砲射撃による榴弾と展開した部隊による機関銃での飽和攻撃。

 

そしてそれを見るウタとパトリックとヤソップを通じて歌唱世界側のウタとアピスとシャンクスにより伝わる。

 

「巨大兵器破壊の心得・その壱ッ!!狙うのはまずは脚、そして関節!」

 

「わかった、まずは斬りやすくなってもらわないとな」

 

そしてそれを受け飛び出すのは片やかつてクリークから譲られた試製海軍刀を持つ"赤髪"のシャンクスと、海楼石の芯を海軍特殊合金で包み込んだ鈍色の棍"白心棍(はくしんこん)"を持つ"鈍熊"のクリーク

 

「色々と言いたい事はあるが…おれ達の娘の為だ、悪く思わないでくれ」

 

シャンクスによる足元に寄り様の袈裟斬り。

 

ただの袈裟斬りと侮る事なかれ、その剣戟を放ったのは四皇にも数えられるシャンクス。

 

莫大な覇気を込めたその斬撃は、試製海軍刀の取り柄とも言える超重量によりトットムジカの足に触れた途端、爆ぜるかのような音をたて千切れ飛んだ。

 

そしてクリークも手にした棍を横振りに構えると

 

「棍刮征(こんかっせ)!!」

 

そのまま横薙ぎに振り抜けばこちらもまた超重量と共に圧倒的な膂力で白心棍が振り抜かれればそのまま爆散するの様にその足を吹き飛ばせば支えを失うかの様に大きく崩れるトットムジカの姿。

 

「いけるよ!シャンクス!大将のひと!」

 

「向こうでも足に攻撃が通ったって!!」

 

ウタとアピスの報告にシャンクスとクリークは頷きあい

 

「さて、なら次は巨大兵器破壊の心得・その弐ッ!!腕か武装、攻撃器官の排除!」

 

「まぁだいぶ届きやすくなったが…どうした、少し高揚しているようだが」

 

少しテンションの高いクリークにの様子にシャンクスが怪訝な顔をするも

 

「気にするな、久々にデカブツ相手に身一つでやりあうからな、絡め手無しで暴れるのは開放感があってな」

 

「そういや随分と軽装備だと思ったが…そうか"必要ない"か」

 

「あぁ、こっちでの挙動もわからんしな」

 

軽く会話をしながらも振り抜かれる斬撃と打撃、属性は違えどその結果は同じくトットムジカの両腕を攻撃箇所から爆散し千切り飛ばす。

 

今回の対応にあたっては、本来でああれば攻撃役を大量に投入し、緻密に連携しながら同じ箇所に攻撃を加えるべき所であり、当然その意見もあった…しかし実際に採用された対応は現実世界では全体への飽和攻撃、そして歌唱世界では白兵に特化した精鋭での少数による撃破である。

 

勿論クリークがこの提案をしたのにはワケがあり、それはひとえに歌唱世界がトットムジカと深く関わる故に撃破後が不明という不安定さと、能力で作られウタの想像力に大きく左右される可能性がある故に大人数で攻めるよりも分かり易く少数に絞るべきというのが理由であり、極論で歌唱世界では自身一人が突っ込むつもりであった。

 

だが発動条件である以上、トリガーとして両方の世界にウタは存在し、クリークが見聞色を不得手とする以上観測役は必要であり、その特性故が高い見聞色の覇気への適性を持つアピスが選ばれ、更には頭脳に優れトットムジカに対しても深い見識を得るに至ったロビン。

 

そして本人たっての希望であり、自身の手でカタをつけたいと頼み込んできたシャンクスにより現実世界においては多数の戦力を用いた"超飽和攻撃"。

 

そして歌唱世界においては"超少数精鋭"による圧倒的破壊力を用いた極点攻撃…同時にタイミングが合う様にピンポイントで攻撃し続けるより楽だろうとの案ではあったが実際それは成功した。

 

と言うか想定以上に、ピンポイントであり、極点である筈の歌唱世界側の破壊力が大きく多少のズレはものともせずに爆発かでもするかのようなシャンクスとクリークの攻撃。

 

「これが…シャンクスの本気…」

 

「あら、随分とはしゃいでるわね」

 

「"よんこー"とか"たいしょー"なら普通だってクリークさん言ってたよ?

 

事前に攻撃の規模がわかる様にシャンクスによる"海断ち"やクリークによる"山土バック(サンドバック)"と言ったものをウタに見せておいたからこその想像力の後押しかどうかは不明であるし、元々この世界でも戦力においては上澄みである二人が本気でやればこうなる事も宜なるかなである。

 

「お、巨大兵器のお約束か?」

 

「虚仮威しと言う事も無いだろう、さて鬼が出るか邪が出るか…」

 

だが相手も古の昔から存在する"魔王"である。

 

度重なる攻撃による怒りによるものか、ダメージによる防衛反応か、はたまた時間経過による成長か不明だが赤かったその顔を青白く変質させその体はドラゴンや鍵盤といった意匠を纏いながら一回り大きく変化させ、悲鳴のような声で咆哮したのだった。

 





本編とこちらの世界戦でのウタの違い。  

こちらの世界線では配信電伝虫を拾って活動を開始後、早い段階でテゾーロが接触、外の世界を知る先が本編の一般人の民衆だけという構造から外れている。

また年月をかけての海軍全隊においての戦力の上昇と治安の維持、風紀の厳格化により海賊活動、海賊数↓

親しいものがゴードンだけという状態から、テゾーロの接触を通してシュガーやオルガなど仲間や友達といった存在を得ている。

それ故に、世界の過酷さを知り力になりたいと思いながら長く配信している最悪のタイミングで知ってしまったエレジアの惨劇=自身が起こしたという事を自分の中だけで抱え込んでいた本編と違い、自身の過去をエレジアの惨劇の不自然さも薄々ながら気づいており、それを受け止めるだけの下地が出来ていた。

故に周りに誰もおらず独りぼっちで、自分を責めて悩んで許せなくて自罰的になって病んでいた本編と違い、周囲の助けを受けながらも立ち上がり立ち向かう事ができている。


と解釈しています




そしてシャンクスは両腕が健在な上に、過去にクリークが渡した超重量の剣のせいによりゴリラ化が進行しています。



獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。