起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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やってきましたシャボンディ


訓練進捗 ドンクリークさん

フレバンスを発って数週間、ようやく船はマリージョアに到着したのでフレバンス元国王をマリージョアにて世界政府の役人に引き渡しそのついでに元国王が国の権利を周辺国家に売り渡した事とそれにより戦争状態になった事をちくっておく。

 

そしてこちらはそのままマリージョアを突っ切ってマリンフォードへ向かいコング元帥に今回の件を報告し書庫の閲覧許可を貰いに。王族を怒鳴りつけた事や避難民二百人程の脱出については

 

"…こちらで何とかしておく、避難民については世界政府に報告する必要は無いだろう"

 

との事だったのでこの件は後で箝口令を敷く事となった。

 

そしてゼファーのおっさんのとこで訓練をしているシグマ、カフウ、ギンの元へ向かいかくかくしかじかうんぬんかんぬんとゼファーのおっさんに説明、シグマとカフウの訓練を中断し書庫にいる間、ロビンの護衛についてもらう。

 

ギンが"オレも手伝いますか?"と聞いてきたので"大丈夫だ、お前はゼファー先生の特訓を頑張ってクリアしてくれ"と10歳となり背も伸びたギンの頭をワシワシと撫でながら言うとシグマ達の方に向かい"シグマ、カフウ、ロビンねーちゃんを頼むぞ"と伝えていた。

 

ゼファーのおっさんことゼファー先生に進捗を聞いたところ

 

「この3年間で座学と基礎は固めた、体力づくりも勿論だ。後は今からの2年で戦闘技術を教え込む、後で本人にも聞くが、どういう風に鍛えて欲しい?」

 

などと言われたので

 

「おっさんにまかせる、若しくはギンの好きにさせてやってくれ。おっさんはプロだからな、下手に素人が口出すよかいいだろう」

 

と言うと

 

「おっさんじゃねぇ、ゼファー先生だ」

 

と黒腕の異名に恥じぬ武装色にて黒く染まった腕でゲンコツされた。

 

ちょっと、普通に殴ったら硬いからってわざわざ武装硬化しなくても…とは思ったが口には出さないでおく。

 

そうしてゼファー先生達と別れ海軍書庫に、書庫の管理人に話を通してロビン、シグマ、カフウを入れてもらいこちらは単身、丁度シャボンディ諸島行きの船があった為乗せてもらい半日程で到着、御礼を言ってシャボンディ諸島の土を踏んだ。

 

ついた時間は既に夕方になっていたそのまま泊まって行きますか?と聞かれたが"少し用事を済ませたいのでな、先に片付けてくる"海軍コートを脱ぎ無法地帯へ足を踏み入れ目指すは12番GRへと向かう。

 

12番GRの隠れ家のドアを開ければ少し鼻につく異臭

 

「ドクター!Dr.インディゴ!!」

 

「ウルサイぞキサマ!怒鳴らなくても聞こえている!!」

 

コツコツと足音を立て部屋の奥から出てきたのは一人のピエロ…

 

「待て、そのメイクは目立つからやめてくれって言った筈だが…」

 

「ピーロピロピロピロ、ワタシのアイディンティティーだ!今更辞めはせんわ!」

 

元気そうなDr.インディゴに頭を抑えつつもかくかくしかじかまるまるうまうま、とばかりにフレバンスでの件を説明していく。

 

「…なるほど、珀鉛か。たしかフレバンスだったな、ただの鉛でさえ人体には毒となるのだからそれで中毒になれど不思議はないダロウ」

 

Dr.インディゴにフレバンスの一件について話すとそういう風に言われた。

 

「治療は可能か?」

 

「ウゥム、実際患者を見てみないと何とも言えんダロウ。

 

というか何故その件をワタシに持ってきた、ワタシは自分が天才だと自負しているが一応科学者ダゾ?しかも植物分野のな」

 

と、当たり前な事を聞かれたのでそれに対し

 

「いやいや、使える手はうっといた方がいいだろう?

 

珀鉛病はまだ治療法が見つかっていない上に現状治療法を探しているのは数名の医者だけだ、他の意見もあった方がいいのは道理だと思うが?」

 

と返しておく

 

「フム、それも道理か。しかし他の医者やそうだな、鉱物学者なんかがいれば珀鉛の特性もわかるダロウ。

 

何はともあれ実際その珀鉛も患者も見てみなければ分からんナ」

 

うーん鉱物学者ねぇ…そんな伝手ないしなぁ、後で誰かいないかセンゴク大将とかに聞いてみるか。

 

「とりあえず明日の出立を予定してるから準備だけ済ましておいてくれ、俺は今からテゾーロのとこに顔出してくるから」

 

「ワカッタ、まぁ天才学者のワタシが手伝ってやるのだから大船に乗ったつもりでいろ」

 

自信満々に言うインディゴに対して凄い自負だなと思いつつその場を離れ今度はテゾーロの元へ。

 

到着したのは無法地帯にある隠れ家では無く前々から作っていた小規模な港、そこにある二階建ての建物。

 

辺りは既にもう暗くなっておりついでに泊めてもらうかなどと考えつつ"ステラ・プロダクション"と書かれた看板を見ながら扉をノックすると奥から出てきたのは

 

「あらクリークさん、いらっしゃいテゾーロなら上の部屋にいますよ?」

 

豊かな金髪に優しそうな表情をした女性、ステラさんが出てきた。

 

かく言う彼女はこの港が完成してテゾーロが無法地帯からこちらへ引っ越してきたのを機に去年くらいからマリンフォードとシャボンディを行き来しておりマリンフォードではサカズキ夫婦のところで家政婦を、シャボンディではテゾーロの手伝い、主に事務仕事を行なっている。

 

軽く挨拶をしてそのままテゾーロがいる二階に上がり軽くノックをし

 

「俺だ、入るぞ?」

 

とドアを開ければそこには高く積まれた書類の山。

 

「あぁ、クリークか。ちょっと散らかってるが今回はどんな厄介事持ってきた?」

 

と机の上の書類が喋った、もとい書類の向こう側からテゾーロの声。

 

「別に厄介ごとじゃねぇよ」

 

と前置きしてフレバンスの状況とそれでDr.インディゴをしばらく連れて行くという事を伝えた。

 

「なるほど了解した、ちなみにここの本格稼働はまだしばらくかかりそうだ。

 

船もそうだし未だ看板が見つからん、誰かいい人材しらねぇか?」

 

うーん、誰かいたかなぁ…頭の中で原作で出てきたキャラを思い浮かべてると

 

「ぷるぷるぷるぷる、ぷるぷるぷるぷる」

 

とバックに入れている電伝虫が鳴き出したので一言断って出てみれば

 

「はいこちらクリーク…はぁ!?マリージョアが襲撃されたぁ!!??」

 

驚愕の知らせが飛び込んできた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




とりあえずなんかの役に立つかもしれないのでDr.インディゴも連れてくか

そしてフレバンス壊滅とマリージョア襲撃ってどっちもだいたい同じ時期なのよね

知らない方へ

Dr.インディゴ

filmストロングワールドにて登場、金獅子のシキお抱えの科学者。

現在はシキを処刑では無く投獄にしてもらう代わりにクリークに協力している。

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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