起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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現在原作開始13年前

クリーク 29歳

ロビン 15歳

ギン 12歳

パール 10歳

モネ 15歳

シュガー 9歳


新進気鋭 ドンクリークさん

「ふむ…フィッシャー・タイガーによる魚人の海賊団"タイヨウの海賊団"が軍艦三隻を撃沈…、軍艦三隻って船舶部が頭抱えてなきゃいいけど・・・

 

海列車が初航海に成功…ほう、こりゃグッドニュースだな、後でウォーターセブンに見物にでも行くか

 

プロボクシング協会より選手の一人が凶器を使用した事が発覚、凶器を使用した選手を除名処分…これは関係ないか」

 

ニュースクーと呼ばれる新聞配達カモメが持ってきた"世界経済新聞"を眺めつつロビンが淹れたコーヒーを飲みながらゆっくり寛ぐ。

 

モネとシュガーを保護した後ファウス島へ向かい諸々の件を片付けて姉妹はトラファルガー夫妻に助手という事で預けた後暫くはそこにいる筈だった…のだが今何故か俺は北の海にいた。

 

これも単にセンゴク新元帥の

 

『北の海で非合法の海賊の動きが活発化している、これは"とある一つの海賊団"の動きが活発化しておりそれに触発、影響された形と思われる。

 

お前は北の海に赴いてそれらの遊撃にあたれ、お前の旗艦"ベアトリス号"はこっちに持って来れないが頼まれていた船は仕上がってるから持って行け』

 

と"改造戦艦 ベアトリス号"を元に造られた新造艦"シャーロット・アンジェ号"を渡されカモメの水兵団の一部を乗組員に北の海に送り込まれたのである。

 

因みにリュードー大佐とジョナサン大佐はそれぞれ准将に昇進、リュードー准将はファウス島に家族を呼び寄せてフレバンス避難民達の治療の指揮にあたっておりジョナサン准将は俺が不在の間レッドラインの反対側での遊撃任務についてもらっている。

 

魚人島にも行きたいんだがな…などと考えていると

 

『船長!また新しい海賊です!旗印は針が刺さったドクロ!賞金額4500万"毒針のロイフェン"率いるブルーバイス海賊団です!』

 

と伝声管にて司令室からの通信が入る

 

「すぐに上がる、停船信号を上げておけ」

 

それだけ伝えると伝声管の蓋を閉め

 

「北の海に来てから海賊ばかりねぇ…おじさま全然ゆっくりできてないけど大丈夫?」

 

「元々海賊が活発化してるから俺達遊撃隊が送り込まれたんだしそれにこれでも人よりは頑丈でな」

 

と心配するロビンの声にドンと胸を叩いて答えそのまま艦橋の司令室へ

 

「船は停止したか?」

 

『停止は無し、一隻と侮っているのか交戦準備を始めている模様で大砲をこちらに向けている途中ですね』

 

「現在追い風です、波の状態も良好」

 

見張りと電伝虫でやりとりをしたり航海士の言葉に耳を傾けたりして状況を確認

 

「よし、お前ら!いつも通りだ!右舷側砲門開け、マストに向けろ!まずは航行能力を奪え!!」

 

砲室と電伝虫で繋がれた火器管制に指示を出しまずは相手の足を止めさせる

 

「目標、敵船マスト!…目標ヨシ!装填完了!いつでも撃てます!!」

 

「てぇっ!!」

 

発射命令と共に右舷側の後装式長距離砲三門が火を噴き狙いは違わず着弾、爆発し相手の船のマストをへし折った為次の段階へ

 

「次!舵と大砲を狙え!しくじるなよ!」

 

「目標、敵船後部舵及び武装!照準合わせ!…目標ヨシ!装填完了!」

 

「てぇっ!!」

 

続いて足が止まった相手の船の舵とこちらに向けていた砲門を撃ち抜く

 

「船首向けろ!衝角用意!強制接舷する!!」

 

と足を止めさせ遠距離攻撃能力を奪ったところでこちらから相手の船に突っ込んでいく。

 

そのまま沈めてもいいんだが捕縛や救助も面倒になるし押収なんかも相手の船が浮いてた方がやりやすいしな。

 

あっという間にブルーバイス海賊団の船を航行不能にしいつも通り処理していく、そうした事を繰り返しながら数日、その海賊はやっとまともに姿を見せた

 

『船長!例の海賊です!至急上までお願いします!!』

 

航海日誌を書いていると再びそんな声が伝声管から届く。

 

書くのを中断し本を読んでいるロビンに一声かけてから司令室に向かい部下から双眼鏡を受け取り覗いてみればそこにはフラミンゴを象った船首に斜線が入った丸いドクロ。

 

北の海の海賊達が活発に動き出した元凶、闇取引を主としその商品は武器や悪魔の実、時には人さえ売り捌く悪のカリスマ"ドンキホーテ・ドフラミンゴ"率いる新進気鋭の海賊団ドンキホーテファミリーの船である。

 

「今度こそ逃すなよ!!右舷側砲門開け!照準合わせぇっ!!」

 

センゴク元帥からの情報により何度か補足はしていたのだが此方が一隻な事や船の足の差により毎回取り逃しているので今度こそ捕らえたいところであるが….

 

 

ドンキホーテ海賊団 ヌマンシア・フラミンゴ号甲板

 

 

「クソっ!!また奴か!3回に一回は遭遇するな、全く嫌な縁だ!左舷90度回頭しろ!この先の岩礁地帯で撒くぞ!奴の船は喫水が深いからそこまではこれねぇ!

 

グラディウス!!砲塔を奴等に向けろ!簡単に沈めれるとは思えねぇが撃ちまくれ!!」

 

ドンキホーテファミリーのボスドンキホーテ・ドフラミンゴは舌打ちしたくなるのを抑えて指示を部下達に出す

 

人が折角取引を終えてゆっくり帰ろうとしてりゃあ現れやがって…そんな風に考えてると

 

「あいつら海軍か?いつもの軍艦じゃねぇぞ?」

 

双眼鏡を覗いていた数ヶ月前に"珀鉛病"に侵されながらもドンキホーテ・ファミリーの元・本拠地スパイダー・マイルズに辿り着き一味に加入したわずか10歳のローがそう呟くのを聞き

 

「そうか、ローは奴等に会うのは初めてだったな。

 

奴等は"海軍独立遊撃隊"、主に海賊の捕縛を任としてあちこちの海に出てきやがる海軍の部隊だ。

 

率いるのは海軍本部少将"鈍熊"クリーク、実力だけならとっくに中将クラスだろうになんで少将に甘んじてるか知らねぇがな…」

 

流石に今奴等とやり合うのは自殺行為だからこうやって尻尾巻いて逃げるしかねぇ、というのは心に仕舞っておく。

 

自分の実力が奴に対して劣っているというのを認めるのは癪にさわるが相手は海賊王処刑前から海軍にいる叩き上げだ、今はまだ力を蓄えるしかねぇ…

 

そんなドフラミンゴを余所にロー、からくもフレバンスから逃げ出す事に成功した"トラファルガー・ロー"は見覚えのある"赤い海軍旗"を心に留め先程のドフラミンゴの言葉を思い起こす

 

 

海軍本部少将"鈍熊"クリーク…覚えたぞ、そして覚えてろお前が殺したみんなやとうさまやかあさま、ラミの仇はいつかとってやる!!!

 

そしてそれをドンキホーテファミリー幹部"コラソン"は望遠鏡を構えながら歯をギシリと噛み締めるローを離れた所から見ていた、何か恨みでもあるのか?と考えつつ。

 

 

 

 

 

 

 




敵船への流れは

停船信号を撃つ

止まらなければマストと舵と確認できる武装を砲撃

船首を相手に向け突っ込み衝角で穴をあける

そのままクリーク率いる戦闘班が乗り込み海賊の捕縛及び船内の探索を沈む前に終えて離脱

以上の流れ

そしてファミリーの出番はバッサリカット、口調難しいんだもん

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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