この世界の一般的な人間が50キロを持ち上げれると仮定してその10倍で500キロ、20倍なら1000キロ、要するに1トンを持ち上げれる計算になる。
魚人ってすごい!(なお今作クリーク)
あれから暫く、夜道を歩いていれば突如襲撃をかけてくる特徴的な黒覆面軍団にビンタをかましたり、予行演習として魚人島の海で泳いでいれば海の底に引き摺り込もうとしてくる特徴的な黒覆面軍団に拳骨をかましたりしていると案内役の兵から新世界側に巨大チョウチンアンコウが現れたとの報告がなされた。
というか覆面が特徴的過ぎて正体がホーディと愉快な仲間達ってバレバレなんだが。
人間の10倍の筋力?長年の鍛錬と肉体改造によって作られたこの肉体、戦うんならその10倍はもってこいなども思いつつ適当に道端に放置しておく。
案内役の兵士を待たせてロビンの元へ
「ロビン、ぼんぼり様が新世界側に現れたそうだ。少し力を貸してくれないか?」
「あらおじさま、デートのお誘いならもっと情熱的にしてくれないと」
と軽口を言われたので話に乗ってやるかと思いつつ
「ロビン、お前が必要だ。ちょっと俺と一緒にデートにでもいかないか?」
まさか本当に返してくるとは思わなかったのか暫くフリーズしたロビンであったが
「…準備するから待っててくれないかしら、おじさま」
と冷静に返してきた、普通に相手が冷静に返してきたので恥ずかしい。
何があるかわからないのでこちらも準備を進める、とは言え海中を通るのであまり重い装備は持って行くべきでは無いだろう。
胴鎧と棍は置いていき腰に佩くのは頑丈さだけを追求した無銘16号と17号、因みに1号から15号は全て御臨終になっている。その他にいくつかのポーチをベルトに装着、黒いタンクトップに青と黒の迷彩柄のズボン、足は丈夫なコンバットスーツにバサリと羽織るは赤い海軍マークが入った特注の海軍コート。
「お待たせおじさま」
そう言って出てきたロビン、背中にはいつだったかプレゼントした海王類の皮でできたバッグと胸元にはこれまたいつかプレゼントしたモノクルペンダント。
腰のベルトには両サイドにポーチと後ろには遊撃隊には全員支給されている折り畳みロッドが2本交差して差されており頭にはクリークが用意した内部に鋼糸が編み込まれたつば付きのキャップが乗せられ白く長い髪は首元辺りで結われている。
羽織っているのは丈夫な革の長袖ジャケットに手には黒い同じ素材でできた革の手袋、下はクリークのものと同じ迷彩柄のズボンに足はこれまたクリークの履いている物ににた意匠の膝まである丈夫なコンバットブーツ。
「…未知の場所だし肌は晒さない方がいいんじゃないか?」
丈が短い為褐色の腹部があらわになってヘソが見えていたのでそう言うと
「あら、コートの下がタンクトップ一枚のおじさまに言われたくないわ?それにただのお洒落よ、おじさまは女心がわかってないわね」
女心がわかる訳でもないのでぐうの音もでず言葉に窮する、まぁ一緒にいるから大丈夫だろう
「よし、じゃあ行くか」
「えぇ!おじさまが私を頼ってくれて嬉しいわ、一生懸命頑張るから見ててね!」
その言葉に嬉しく思いつつ案内役の元へ向かう、二人で冒険に行くのは初めてだなと考えながら部屋の外へ、そこでリュウグウ王国の兵士から"これをお使い下さい"と短めのサンゴの枝を渡される。
「これは?」
「これは"バブリーサンゴ"と申しましてこの出っ張ったところを押しますとシャボンが出てくるのですよ。
船を利用しないと聞きましたので海の中で空気を必要とするあなた方にとっては必要かと思い準備させていただきました。」
そう、本来はコーティング船にて魚人島に来た遊撃隊全員で向かおうと考えていたのだがここ数週間で謎の覆面、ホーディと愉快な仲間達の襲撃により考え直したのだ。
流石に手塩にかけて鍛え上げた遊撃隊の精鋭が負けるとは思わないが船で向かっている途中に襲撃を受けて船に穴を開けられても面倒なので人数は絞って俺とロビンの2人、残りの人員は念のため船の警備と魚人街の見張りにあたってもらう事にしたのだ。
兵士の好意をありがたく受け取りつつ王国が用意してくれた海獣に跨りリュウグウ王国を出立、勿論御者席はシャボンが張ってあり道中は快適である。
…最悪息を止めて泳いで行く予定だったのでリュウグウ王国とネプチューン王には感謝しておこう。
暫く進めばそこにいたのは黄金色に光る巨大な提灯を持つアンコウ。
「思ってたよりかなりでかいな…」
「あれがぼんぼり様…」
悠然と泳ぐその姿は巨大な提灯に見合ったとてつもなく巨大な体を持ち鋭い牙が並んでいるのが少し開いた口から見て取れた。
成る程これが島喰いか…などと思いながら言葉は通じるかわからないがここまで乗せて来てくれた海獣に"ここまでで良い、今から奴の中に入るから少し離れた所で待っていてくれ"と伝え
「よし!行くぞロビン!」
そう言って大きく息を吸い込むとロビンと共に海獣に張られたシャボンから飛び出しそれと同時に"バブリーサンゴ"を一度押しロビンを包み込む。
そのままロビンを横抱きにしてこちらは息を止めたまま海中にて月歩を繰り出しぼんぼり様の元へ。
僅かに開いた、と言ってもこちらからすれば大きな隙間からスルリと口内へ侵入し、更に加速し巨大な口蓋垂を横目に断崖絶壁となった咽頭を抜け、更に食道を抜ければとても明るく空気もある開けた場所に出た。
月歩にてそのまま空中で飛び跳ねつつ辺りを見回しここが胃だろうとアタリをつける、所々に陸地があるがこれがぼんぼり様の食事によってできた物であろう事は想像に難くない。
とりあえず一旦休憩すべきと考え緑が生い茂った島に降り立ちロビンを地面に下ろす。
「ぼんぼり様の中の筈なのに凄く明るいわねここ…」
「あぁ、てっきり真っ暗なもんだと思ってライトを持ってきてたが嬉しい誤算だなこりゃ。
とりあえず何かアルケミについて手がかりがないか探してみるか、どうする?二手に分かれるか?」
「うーん、未知の場所なんだし一緒に行動した方がいいんじゃないかしら?」
ロビンのその言葉にそれもそうか、と考え緑に覆われた島の奥の方へ分け入っていけば
「…まさか恐竜がいるとは思わなかったわ」
「久々に見たな、種類は少ないようだが」
そこにいたのは大型の恐竜、口には同じくこの島のものであろう草食恐竜を咥えている事から恐らくこちらは肉食。
「あら、おじさまは過去に何処かで?」
「あぁ、太古の島…リトルガーデンっとこでな」
まあ倒しても問題は無いだろうがとりあえず少し様子を見る事にして遠くから伺ってると
「ヒョッ!?おやおやおや驚いたわさ、アタシ以外にここで人間に会うなんてホントに驚いたわさ!」
後ろからした場違いな声にパッと二人して振り返ればそこにいたのは一人の少女。
年の頃はまだ10歳になっていないくらいだろうか、藍色のシンプルなワンピースを着た褐色の肌を持つ赤い色の瞳が特徴的な金髪の少女
出たな、えーと…名前なんだっけ?
忘れた!アルケミの生き残りの見た目幼女のババア!
野郎共!(野郎1人、美少女1人)冒険だぁ!!
ロリをババア呼ばわりするゴリラ、殴られそう
原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います
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麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
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クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
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二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)