起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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原作より12年前、おんとし60歳の患っていないエドワード・ニューゲート


白髭手合 ドンクリークさん

どうしてこうなった…!!!

 

白ひげ海賊団の旗艦でありそれに見合った巨大さを誇るモビー・ディック号、その甲板の上には白ひげ海賊団の船員たちが大勢集まっており真ん中を開けた円状に人垣ができていた。

 

これも全て自分の用事だけ終わらせて云々言い出した白ひげの所為である。奴はそう言うと側にあった大薙刀を掴み大音声を持って周りに

 

「てめェら!!場所を開けろぉ!!!」

 

そう言ってゆっくりと立ち上がって更に言ったのは"シキの野郎を倒したって言うその実力を見せてもらおうか…"などと宣ったのだ。

 

勿論あの時はフル装備で今は準備してないだのあれは半ば相討ちに近かったなど言い募るも取り合ってくれる様子は無し、あれよあれよと言う間に人垣が割れ船員たちに押されて中央へ。

 

こんな事なら変に刺激しないように…などと考えずフル装備でくれば良かった。

 

「グララララ…まぁ本気ではやらねぇさ、覇気も能力も使わないでおいてやろう…が、簡単には潰れてくれるなよ?」

 

「だったら帰っていいか?今の装備じゃアンタ相手に不安しかないんだが」

 

そうは言ってみるも取り合ってはもらえないだろう、仕方がないので試作48号と49号を左右の手に構えて向き合う。

 

軽装状態で身につけているのは防炎、防刃、防弾加工の赤い海軍マークが入った特注の海軍コートに脚に仕込みブーツ、武器と言えるのはひたすら頑丈に造られた二振りの両刃剣と両腕に嵌められた技術班達が丹精込めて作り上げた新しいガントレット。

 

半ばガントレットの破損については免れないだろうな、と諦めつつ涙しながら左手のボウガンに特製弾を込めていく

 

「行くぞぉっ!クリークッ!!」

 

最初に放たれたのは白ひげの大薙刀による横薙ぎ、素直に当たる気は無いので軽く下がって左腕を上げボウガンを撃つ。

 

一発、二発、三発と鉄製のボルトが発射されるも大したダメージにはなってないようで

 

「グララララ…そんなもんか?」

 

次に放たれるのは下段からの振り上げ、これを敢えて本人に近づく事で躱しもう一度左手を向ける

 

「グララ、そんな豆鉄砲いくら撃ってもッツツ!!」

 

余裕を持って喋っていた白ひげの言葉が中断される。

 

放たれたのは目を焼く様な閃光、予め目を閉じていたクリークはまだしも1回目の三連撃に対し鉄製のボルトが撃たれると思い込んでいた白ひげはまともに閃光を見てしまい思わず動きが止まる。

 

そこにクリークが白ひげの膝に足をかけ飛び上がりながら左手の指を右手首の輪っかにかけ引き抜けば仕込まれたワイヤーが引き出されそのまま白ひげの首にかけようとする。

 

が、白ひげもさるもので首に違和感を感じるや否や咄嗟に首元に手をやった。

 

おりしもそれがワイヤーと首の間に入った事によりクリークの絞首は不完全に終わり目が見えずともそれが何らかの縄の様なものであると察した白ひげによりギリギリと引かれとうとうバキィッ!!という音と共にワイヤーとガントレットを繋いでた基部が破損、仕込みワイヤーは使い物にならなくなる。

 

すぐ様拳だけ無防備な頭に一発だけ叩き込みながら首元から離れる。

 

「グラララ、やってくれるじゃねぇか…」

 

思ったより回復早いなチクショウ!?

 

「だから言ったろうが、メインウェポンもないんだからこんな戦い方しか出来ねぇぞ?」

 

せめて棍があれば良かったんだが…

 

「…仕方ねぇ、じゃあこの一発だけ耐えてみろ、それで終いだ」

 

そう言って片手で大上段に大薙刀を掲げる白ひげ、その姿に片手だから本気じゃ無いよね!?グラグラ使ってないよね!?と頭の中で警鐘が響くのを感じる。

 

大上段から振り下ろされるのは7メートル近くの長さを誇る薙刀であり世界に散らばる最上大業物12工、最高ランクの十二振りが内の一振りである"むら雲切り"。

 

振るう男は"世界最強"とその名も高き白ひげ海賊団船長である白ひげこと"エドワード・ニューゲート"

 

一瞬遠い目をするもそれに対応するために両腕を頭上に。

 

そして響くのはとても大きな、そして不快な金属同士がぶつかる音と木が砕ける音。

 

「グララララ…やるじゃねぇか、叩き潰すかもしれねぇと思ってたぜ…」

 

そこには手に持つ剣は二本とも半ばから折れ、ガントレットは機構部分はひしゃげ膝をついたクリークの姿があったがクリークは振り下ろし前のその姿を留めていた。

 

タネは簡単だ。

 

二本の剣を逆手に両腕に持ち腕を交差させた上で受け止める体勢を取る、所以交差受けと呼ばれる物に近い。

 

その上で全身に力を込め普段用いる鉄塊より強力な硬度を持つ"金剛鉄塊"を発動させる。

 

これは普段使っている鉄塊より硬いが鉄塊拳法こと"金剛体術"の持ち味である動きながらの鉄塊発動が出来ないのが欠点ではある。

 

が、その防御力は通常使う鉄塊よりも頑丈でありそれに併せガントレットと二本の剣にて受け止めたのである。

 

余計な手札を見せたくなかったので覇気は使わなかったがなんとか防げたようで冷や汗ものである。

 

「ど…どんなもんよ…」

 

「しかし随分と硬えじゃねぇか、何かの能力か?」

 

いや、身体能力によるものだが?と答えようとしたところでハタと気付く。そうか、ティーチも聞いてるんならそれもありか。

 

「よくわかったな、俺は"ムキムキの実"を食ったマッスル人間だ。己の意思一つで筋肉を強化し銃弾すら弾き返す鋼の肉体を得る能力だ!!」

 

そう言って両の拳を合わせマチョマチョしいポージングをとってみせる

 

「…そうか、安心しろクリーク、どんな悪魔の実であれ使い方次第だから気にするな」

 

「ゼハハハハ、だから親父の攻撃を受け止めれたのか!聞いた事は無かったがまぁ確かに実感はしにくい能力だからなぁ!!」

 

怪しまれた気配は無し、白ひげに至っては慰めてくる始末。

 

真っ赤な嘘であるがこれでティーチが俺を能力者だと勘違いしてくれれば、更にそれがティーチがヤミヤミの実の能力者になりいずれやり合う時までバレなければ儲け物である。

 

そうして白ひげとの手合わせ、白ひげにとってはお遊びであろうがそれを終え白ひげ海賊団に別れを告げつつシャーロット・アンジェ号に戻るのであった。

 

はぁ、折角技術班が作ってくれたガントレットが…

 

 

 

 

 

 

 




元気な白ひげならこんくらいやってのけるんでしょうねー

獣の王の力を手に入れ変貌体となったクリーク、獣の王なのでミンク族の特殊な能力や劇場版ボスのような能力はありますか?

  • 高熱"劇場版ボス"
  • エレクトロとスーロン
  • エレクトロだけ。
  • 肉体や覇気の強化のみ。
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