起きたらゴリラ顔だった   作:mi-ta

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二つ名決定!どんどんぱふぱふ

ひぃ、日間の上位に来てる


ごめんなさい、赤犬が徹底的な正義を掲げた過去がわからなかったので独自設定です

オリジナル要素を入れるのは心苦しいですが話の展開的に入れざるをえなかったので・・・

原作の展開次第ではガラリと変わる可能性ありますが。

過去に奥さんを海賊に、しかも自分が捕らえ反省した筈の海賊に殺されたのであのような性格になったって事でお願いします




海軍少佐 ドンクリークさん

東の海より戻り半年間の佐官教育を終えやっとこさ少佐に昇進しました。

 

9年間掛かったけども。他の三人のお化けはほぼ同じ年数で既に少将に昇進してるのに。

 

まぁ?あの三人は悪魔の実の能力者だし?しかもロギア系だから馬鹿みたいな攻撃力と攻撃範囲持ってる戦略兵器みたいなもんだし?俺みたいな一般人とは違うんですよ。けっ

 

しかしなんだかんだでよくわからないうちに転生してから色々とがむしゃらにやってきたけどあっという間だったなぁ…

 

そうして昔を思い出していると

 

「あれぇ?センパイじゃないの。そんな遠い目してどうかしたの?」

 

出たな氷お化け。

 

「おーおー、海軍本部少将様が俺みたいな一般人少佐に何の御用ですか」

 

「僻みじゃない…センパイだってついこの前少佐になったじゃないの。」

 

「毎度思うけどあんたの先輩って呼び方ノリで呼んでるだけだろ、確かに海軍に入ったのは俺の方が早かったけど年はあんたの方が5歳上だろ」

 

「やだなぁ、センパイはセンパイじゃない、年は関係ないでしょ

それにおんなじ先生の元で学んだ仲だしそこまで堅苦しいのもねぇ?」

 

そう言って手に持った瓶牛乳を飲みながらそう言った

 

まぁいいんだけどね…

 

「で、クザンこそどうした?俺は今日非番だけどもお前は違うだろ?」

 

「いやぁ、海賊の護送に行く途中でセンパイを見かけたもんだからねぇ。

センパイこそ非番の日にこんな本部の近くで何やってんの?」

 

「いや、俺は大した用事じゃねーよ、サカズキのヤローの奥さんにちょっと用事があってな」

 

と、手にしたバッグを掲げてみせる

 

そうなのだ、マグマお化けには奥さんがいるのである

あの顔が怖いマグマお化けのくせに勿体無いほどの美人の奥さんである。

 

偶に酔い潰れたサカズキを家に連れて帰る縁で知り合ったのだがとても料理が美味いのだ。

 

「あー、美人だもんねぇ」

 

偶に四人でサカズキの家に集まる事もあり当然クザンも知っている

 

「ちげぇ!料理教えてもらいに行くんだよ!」

 

「あぁ、センパイ料理苦手だもんね。

あ、いつだったかの炒り卵は美味かったですよ」

 

「卵焼きだよこんちくしょう!もういい、知らん!」

 

「じゃぁ今度また食べさせてよ、センパイ?」

 

後ろからそう声かけしてくるクザンと別れ当初の目的通りサカズキの家に向かう。

 

すると途中で

 

「あらあらあらクリークさん、早いですね」

 

サカズキの奥さん、サクラさんの姿があった。

 

「あ、どもっす。

今回は無理言ったのにありがとうございます」

 

「いいのよぉ、とりあえず今日は簡単なものにしましょうか

あの人辛いものとか好きだからお酒に合うちょっと辛いおつまみでも作ろうかしら?」

 

「あ、この前鷹の爪和えたのをおかずにご飯食べてましたよ?」

 

とりあえず体に悪そうな行動を、チクっておく

 

「あらあらあら、それは後でお説教ねぇ?」

 

そんな話をしてると

 

 

「どけっ!」

「なんだあいつ!」

「銃持ってるぞ!近づくな!」

 

にわかに前方が騒がしくなり

 

「そこをどけぇ!」

 

銃を片手に一人の男がこちらに走ってきた。

 

「サクラさん!逃げてくださいっ!」

 

咄嗟にサクラさんに背を向けさせ男の方に駆け寄ろうとすると男はこちらに発砲した。

 

当たらねぇよ!そう思って男の手首を掴もうとしたところで

 

「キャアッ!!」悲鳴と何かが倒れる音

 

 

しまった!素早く男を蹴り飛ばして気絶させ「誰か!医療班を呼べ!急いでだ!!あと担架もだ!」そう周りに怒鳴ってサクラさんの元に戻る。

 

痛みによる気絶か意識はないようだった。

 

自分がいながらにして巻き込んでしまった事に不甲斐ないと思いながら医療班が来るまでの応急処置ぐらいならできるだろう、と応急治療のセットをいつも持っている鞄から取り出して素早く傷口を確認、背を向けていたためか腰の辺りに当たったようである。

 

弾の摘出はできないので消毒だけでもと、治療を続けていると

 

「クリーク!!」「センパイ!!」とサカズキとクザンがこちらに駆け寄ってきた。

 

そして場所は変わって海軍病院。

 

「すまんサカズキ…俺がその場に居ながらみすみす撃たせてしまった」

 

幸い一命はとりとめたものの撃たれた場所が悪く軍医からは"この先歩く事ができるかどうかわからない"と言われてしまった。

 

 

そうだ、自分のせいだ。

 

犯人の捕縛では無くあの時俺は周囲を守る事を優先すべきだったのだ。

俺ならば例え撃たれたとしても銃くらいなら簡単に弾く。

 

だが周りはそうじゃない、海軍本部のお膝元とは言え居住区である。

サカズキの奥さんをはじめあの辺りにいる人間は普通の一般市民なのである、当然銃弾なんかくらったらひとたまりもない。

 

「おんしのせいじゃなか、わしが…わしが甘っちょろい事考えたからじゃ…」

 

あの時サカズキとクザンは支部からの報告書と捕縛した賞金首の護送の為、近くに居たそうだ。

 

そのうち捕縛した一人の賞金首がサカズキに"二度と悪い事はしません!許して下さい!"と土下座して頼み込んだそうだ。

サカズキも少し哀れに思ったのかとりあえず辛かろうと思って拘束を少しだけ緩めてやったのだ。

 

昔の自分だったらそんな事はしなかっただろう。

 

しかしクリークや他の人間の話を聞いて海賊もどうしようもない奴等ばかりでは無い、そう思い出した矢先だったからである。

 

何かあっても自分なら直ぐに対処できると言う自負、所詮相手は小物との驕り、能力者としての油断があってのことかもしれない。

 

一瞬の間隙で近くに居た支部の海兵を盾にされるとその海賊は海兵から銃を奪い逃走したのだ。

 

直ぐに後を追うべく指示を出すも支部から来た海兵はおろおろするばかりで自分が追いかけた時には自分の愛する妻が撃たれた後だったのだ。

 

「海賊に慈悲は無用じゃ…クリーク、おんしの話もわこる。

 

じゃけども今回はわしが情けをかけたけぇこうなったんじゃ、じゃから二度と油断はせん!やはり悪は潰さにゃならん!」

 

「サカズキさん、病院内でマグマ化せんでください。

 

センパイもあんまし自分を責めないで下さいよ…」

 

激情の為かサカズキの右手は握り締められ溶岩になりかけていた。

 

それからのサカズキは精力的に動いた。

 

サカズキだけではなくクザンも、自分も、そしてボルサリーノも。

 

あれから何となく気まずくて疎遠になってしまったが四人共が、それぞれにである。

 

四人共頻繁に出撃し特にサカズキはまるで昔に戻ったかの如く多くの海賊船を沈め海賊を捕縛、時には殲滅し寝る間も惜しんで彼方此方と何かに駆られたように奔走していた。

 

 

そして季節は過ぎ年が明けた頃

 

 

『海賊王ゴールド=ロジャー捕縛!!』

 

 

そのニュースが世界を駆け巡ったのだった。

 

海軍は安堵した。

ようやく、ようやくこの海賊の時代も終わる。

 

捕縛ではなく自首ではあるが、この海賊が蔓延る時代の筆頭を処刑してしまいさえすればこの馬鹿騒ぎも沈静化するだろうという判断だった。

 

そのニュースを受け思った

 

違う、これで終わるんじゃない、これから始まってしまうんだ。

 

全ては…全てはこれからなんだ。

 

ロジャーの逮捕を受け安堵する海軍、少なくなる海賊達

しかしこれからが激動の時代である。

 

海軍本部中佐 "鈍熊"クリーク 20歳の事である。

 

 

 

 




ぐぬぬ難産、オリジナル要素入れると途端に難しくなる


そしてこのクリーク悪魔の実を食わせるべきがそのまま行くべきか・・・

食わせるとしたら何個か候補はあるのよな、でもデメリットがなぁ・・・

後でアンケートでもとってみようかしら

原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います

  • 麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
  • クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
  • 二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)

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