しばらく戦闘描写が続くかもです
セニョール・ピンク、グラディウス、マッハ・バイスの三人を瞬く間に無力化し縛り上げ小高い丘の上にあるバレルズのアジトに向かっている途中で数発の銃声が響いた。
舌打ちをしつつ到着してみれば開けた場所に血塗れで倒れ伏す2代目コラソンことドンキホーテ・ロシナンテ中佐、そして反対側に相対するは未だ煙たなびく拳銃を手にしたサングラスの男…ファミリーのボスにしてイトイトの実の能力者であるドンキホーテ・ドフラミンゴ
ドンキホーテ・ファミリー幹部にしてヒラヒラの実の能力者であるディアマンテ、同じく幹部でありベタベタの実の能力者であるトレーボル。そして現在は能力者であるか不明だが原作ではイシイシの実の能力者であった同じく幹部であるピーカに、能力は持ってないながらも優れた格闘センスを持つラオG上空にはグルグルの実の能力者で体の各部を回転させる事ができるバッファローが、そしてその能力でホバリングしている彼の背中にはブキブキの実の能力者であるベビー5。
総勢7名、情報にあった他のメンバーは三人は捕縛しており残りのジョーラ、デリンジャーの二人の姿は見えない事からおそらく船の方だろうと推測しまずは周囲を無力化する為駆け出す。
と、その前にと腰のポーチから金属製の筒を取り出し蓋を開けると倒れ伏すロシナンテ中佐にぶっかけておく
「があぁぁぁぁぁっ!!!」
ロシナンテ中佐が痛みに悲鳴を上げるも消毒液なので痛みは勘弁してくれ、と心の中で思いつつまずは手近にいたラオGの元へ
「ぬっ!貴様っ!!!」
眼前に迫ればすぐさま気付き対応するため構えをとるラオGであったが律儀に付き合う必要もないので左腕のガントレットから特殊弾を射出
優れた動体視力により弾丸を見切って打ち払おうとしたその腕に弾丸が着弾と同時に破裂、強力なトリモチを撒き散らしラオGの腕を封じ込める。
「ぐうっ!おのれこんなもの直ぐに外してくれるわぁっ!!」
そう言いながら引き剥がそうとするラオGにトリモチ弾を連射、すぐにトリモチの塊となり動かなくなる、まぁ距離が近かったのでちゃんと胴体にしか当ててないし息はできるから大丈夫だろう。
「全員奴の武装を剥がせぇっ!!奴は大量の武装頼りの男だ!!それさえ消費させりゃおれが殺す!!」
一瞬でラオGを無力化しこちらの格好からその正体を察したドフラミンゴの怒号が飛ぶ
「つっ…ベトランチャー!!食らえだもんねー!!」
しかし武装頼り?そう考えていると飛んできたのは何かしら液体の塊、足を踏み込んで飛び退り飛んできた方向をみればベタベタの実の能力者であるトレーボル。まぁいい、お望み通り大盤振る舞いしてやろう
背中には交差させて背負ったハンマーと棍のうち愛用の棍である白尾棍を引き抜きまず粘性の高い液体を操るトレーボルに対して振り抜く。
が、トレーボルにダメージは無し。
まるでロギアに攻撃しているかのように棍による一撃はその体をすり抜けたのだ。ならば物理攻撃じゃなければよかろうと考え右手を持ち上げ親指をコキリと鳴らせばそれに連動して手首の部分から火炎が発射される
「ばっ!!これは可燃せ…」
そう言おうとしたトレーボルの言葉は突如起こった大爆発により途切れた。
彼が纏う粘液は可燃性であり本来は粘液を相手に飛ばしそれを引火して敵を爆殺する事を得意としていたが今回はそれが裏目に出てしまい周囲を巻き込む大爆発を引き起こしたのだ。
爆発には驚いたもののこの特注の海軍コートは多くの耐性を持っておりもちろん耐火性も備えている為爆発と同時にガード、当然ながら無傷であったが
「やっべぇ!!ロシナンテ中佐!無事か!!」
と彼が倒れていた方向を見やればそこには大きく聳える石の巨人。
「やってくれる…!!」
甲高い声でそう言うピーカのに振り返ればそこにいたのはかなり大柄なクリークが見上げる程の石の巨人、彼が上手く盾になっていたようでコラソンに爆発のダメージは行ってないようで安堵しつつ鎧の各所を展開してそこから現れるのは鉄の銃身
「そらっ!たっぷり食べてけ!!」
そんな声と共に凄まじい勢いで石の巨人となったピーカに弾幕が張られるも
「ピッキャララ…そんな豆鉄砲、おれの前には意味などない!おれはイシイシの実を食べた"岩石同化人間"!ドフィの敵であるお前はおれの力で潰してくれる…!!」
その声と共に足を振り上げて踏みつけてくるピーカ、ガトリングは巨体の表面を削るばかりであまり効果がないようなので直ぐに銃身を収納し愛用の棍を振り下ろしてくる足元に向ける
「連指銃・鉄ぇっ(つらねしがん・くろがね)!」
白尾棍が連続して突きを放ち相手の足を破壊するも
「無駄だぁっ!!いくら石が壊せようともおれにダメージなどない!!」
すぐさま回復してその巨体を取り戻すピーカそんなピーカに対し少しイラっとしつつも
「なら頭吹っ飛ばせばいいんだろうが!!連拳砲(つらねけんぽう)」!!」
月歩にて飛び上がりクリークの連続で放たれる拳による指銃、拳砲が相手の頭部を吹き飛ばすも
「ピッキャララ…無駄だ無駄、おれは岩石同化人間!この全ての石がおれだ!頭を吹き飛ばしても無意味と分からんかぁっ!!」
「うるせぇ!甲高い声で喋りやがって…ロギアみたいで面倒な奴だ…」
「お前…今おれの声を笑ったか!"石押(イシウス)"!!」
しかし頭を吹き飛ばしても止まる気配は無いピーカ、それどころか頭を吹き飛ばしたにも関わらずそのまま大地を飛び出して石のスパイクがクリークを挟み込み閉じる。
「よし!よくやったピーカ!全員奴に対して攻撃をたたき…」
ドフラミンゴがそう言いかけるもすぐさま大きな音を立ててクリークを挟み込んだ岩が破壊されその中からボロボロのコートを纏ったクリークが姿をあらわす。
「ピッキャラララ…鎧のお陰で助かったか。だがそのコートはもうダメそうだな?」
「くそっ、一張羅のコートをこんなにボロボロにしやがって…」
そう言ってクリークは白尾棍を地面に突き刺しボロボロになったコートを脱ぎ捨てる。
そして背中に背負っていたもう一つの武器である巨大なハンマーを構え再びピーカの元へ
ハンマーを振り回し次々に石の巨人となった体の各所を吹き飛ばすも
「無駄だと言ってるだろう!"舞踏石(チャールストン)"!!」
それと共に体の各所から石の刺が飛び出すもクリークはハンマーを自在に振るい弾き飛ばして
「ならこれでも食らっとけやぁっ!!ジェット!ハンマァァァア!!」
振り下ろしながらハンマーの柄を右に捻れば叩きつける面と反対側からゴウッという音と共にハンマーが加速、ピーカの体の半分以上を吹き飛ばした。
耐火性のコートは出したかった、ベルゼーさんかっこいいよね、出番はあんまなかったけど(BLACK CAT感)
そして実はクリークさんは変身を残している。軽武装→フル武装→金剛体術(鉄塊拳法)→武装硬化した上での金剛体術という感じで。
そして生身での戦闘が殆どなかった為情報不足故に致命的なドフラミンゴのミス、このミスは果たして挽回できるのか!
原作突入後の描写について、現在原作が始まった事により麦わら一味の描写が多くなっていますがそれについてのアンケートを行います
-
麦わらメイン(原作のに近く変化がわかる)
-
クリークメイン(傍観者、クリーク主人公)
-
二つの視点(麦わら視点とクリーク視点)