龍姫絶唱シンフォギアXDS   作:ディルオン

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最高に高めたフォニックゲインで、最強のSSを書き上げてやるぜ!

皆さんも何卒応援、よろしくお願いします。


第2話『すれ違う夜と、流星』-1

 朧月夜の怪しい夜に、流麗なる剣が弧を描く。

 水面を掬い上げ、そのまま磨き上げたかの如く美しき刃紋が宙を舞う。

 風鳴翼の振るう刀は、月影を写し取り、人気のない廃工場に煌めいた。

 その横の狭い路地から、隙を窺うように一体のノイズが躍り出る。

 

「っ!?」

「トラップ発動! くず鉄のかかし!!」

 

 俺が一瞬の差で発動したくず鉄のかかしによって、その攻撃は阻まれた。

 

「風鳴!」

「はあああっ!!」

 

 裂帛の気合いと共に一閃。

 放たれたエネルギーの塊は鋭い刃となってノイズを直撃する。回避も防御もままならず、敵は消えて無くなった。

 俺は横で残るノイズと戦いながらも、その風鳴の様子を観察していた。

 

(…強い)

 

 まさに圧巻の一言だ。

 この気迫と闘志。歴戦のデュエリストでもそうはいない。

 その理由が、シンフォギアという特別な力だけではないのは明白だった。

 

 

「ひゃああっっ!!」

 

 

 その時、甲高い悲鳴が廃工場にこだまする。

 金属のパイプや建物の壁に反響し、耳を劈いた。

 無論、風鳴のものではない。見るともう1人の装者が、息も絶え絶えにこちらへと走ってきていた。

 

「立花!」

「ゆ、ゆゆ、ゆうせーさーんっ!!」

 

 彼女の後ろではやはり十数体のノイズが後を追いかけている。殆どがヒューマノイド型だが、上空から羽を生やしたフライト型も追随している。

 

(まずい、このままだと袋叩きだ!)

 

 俺はアクセルを踏み込み、全速力で彼女の元へと駆け寄った。

 

『ピピピィィッ!』

 

 彼女の護衛につけたロードランナーがその後ろで必死に壁になろうとしているが、もう限界に近い。

 ロードランナーは強い攻撃力を持つ敵には破壊をしのぐ効果があるが、それ以外には一方的に倒されるしかない。このままフライト型の攻撃に晒されれば終わりだ。

 

「立花、そのまま走るんだ!」

「は、はぃいいいっ!!」

 

 半泣きになりながらも何とか俺の指示通りに駆ける立花。

 Dホイールと交差する直前、俺は手を伸ばす。

 しがみつくようにして俺の手を取ったのを確認すると、そのまま反転し、直角にターンして加速させた。

 

(よし…スピードカウンターが乗った!)

 

 もう『リチャージ』が完了した証拠だ。

 これなら…! 

 

「シールド・ウイングを召喚!」

 

 エメラルド色の翼竜が姿を現す。

 上空から急降下してきたノイズと俺達の間に割って入り、その大きな翼を盾に攻撃を阻んだ。

 

「わ、わわああああっっ!?」

「更に、≪Sp‐スピード・エナジー≫発動!!」

 

 手札にある緑色の枠のカードをスリットに差し込むと、上空にカードのビジョンが映し出される。スピード・スペルは、ライディングデュエル中にのみ使える魔法。そしてこのカードは、スピードカウンターに応じてモンスターの攻撃力を上昇させる。

 

「スピード・ウォリアーの攻撃力をアップさせる! 行けぇっ!!」

『トオオッッ!!』

 

 倍加されたスピード・ウォリアーの超音速の攻撃がノイズの群れを直撃する。勢いそのままに蹴散らしていくスピード・ウォリアー。

 それを見守りながら、俺は立花をゆっくりと地面へと降ろす。

 

「大丈夫か?」

「は、はい……ありがとうございます……」

 

 安堵のため息を漏らす立花。

 その様子を見て、俺も無事を嬉しく思いつつも、苦戦による動揺は拭えなかった。

 

(立花響……戦いに向かない子だとは思っていたが…)

 

 ヘルメットのマウントディスプレイに表示された数値が、俺に彼女の現在のステータスを伝えてくる。ここに来た際、了子さんの改良によって、シンフォギアの戦闘能力を概算だが算出できるように整えてあったのだが……

 示された数字を見て、息を漏らすのを何とか堪えていた。

 

≪GUNGNIR LEVEL 2 ATK 100 DEF 200≫

 

 元の世界への帰還の目途、立たず。

 ノイズとの有効戦闘手段、未発見。

 5月10日、漂流30日目。不動遊星。

 

 

 

 第2話『すれ違う夜と、流星』

 

 

 

 今日未明、ノイズが現れたのは、街の郊外にある廃工場だ。

 幸い、付近の住民も早く避難し、使われていない建物故に人的被害はなかった。

 現場で俺達は、事後処理をしている機動部一課の動いている傍らでひと時の休憩へ入っていた。

 巨大な吸入器を使い、ノイズの残骸である灰の塊を吸い込む様子を見送りながら、今日の戦いを思い返す。

 

『ひと月経っても噛み合わんか…』

 

 と言う弦十郎さんのため息が無線の向こう側で聞こえた。

 無理もない。

 今日は何とか退けることができたが、このペースではノイズを倒して世界を平和にするなど夢のまた夢だ。

 

『遊星君が居てくれて助かったわ。響ちゃんをよくサポートしてくれてるし』

 

 と、了子さんがフォローを入れるも、俺自身、お世辞にも戦えているとは言えない。近くに停めたDホイールからデッキを取り出し、確認する。

 

(俺の元にあるモンスターたちは5枚……)

 

 スピード・ウォリアー

 シールド・ウォリアー

 ボルト・ヘッジホッグ

 シールド・ウイング

 ロードランナー

 そして、くず鉄のかかしを含む罠カードと魔法カードが数枚。これが現状の俺の全戦力だった。

 

(このままでは…)

 

 未だにノイズとの戦いで俺のカードたちに宿る精霊の力が実体化するメカニズムは掴めていない。

 だがこれまで経たデータを検証し、分かってきたことも幾つかあった。

 まずモンスターの召喚には、モーメント内に蓄積されているエネルギーの放出が必要であること。

 一旦召喚した後、モーメントのリチャージが完了するまで、およそ1分。

 つまり1分間に一回のみ、俺は手札からモンスターを操ることができる。ただしそのエネルギーは、外側に存在する遊星粒子を掻き集めることで代用することも出来る。

 その力を持つカードが、いわゆる『特殊召喚』に相当する効果を持ったものだ。

 ただし、モンスターが戦闘を開始した場合、それはバトルフェイズとディスクに判定され、デュエル同様にその間の通常召喚はリチャージが終わっていたとしても行えない。

 更に罠カードも、セットしてすぐに発動できず、およそ30秒~1分間の待ち時間が発生する。

『くず鉄のかかし』も、一旦発動して再セットされてから、リカバリーに必要なタイムはほぼ同じ。

 つまりこの世界におけるノイズ戦闘では、デュエルの1ターンが1分に相当すると考えられる。

 だとすれば…この1分のタイムラグは致命的だ。

 敵は1分も待ってはくれない。Dホイールで回避し続けるにも限界がある。何より人々を守り続けながらの戦いでは、俺達が盾になることも必要だろう。

 

(スピード・スペルも、カウンターが乗るまでにはある程度の時間を要する……今のままではまずいな)

 

「あ、あの…遊星さん」

「ん……?」

 

 ふと、立花が俺の傍まで歩み寄ってきた。既にギアは解除されて、元のリディアン音楽院の制服姿に戻っている。

 

「あ、ありがとうございました…おかげで助かりました」

「いや、気にするな。それより、怪我は無いか?」

「は、はい。この通り、ピンピンです」

 

 おずおずと答える立花の様子を見て、取り敢えず安堵のため息を零す。

 今日の戦いも生き延びることは出来た。それが何よりだ。

 生きてさえいれば、明日に希望を繋げることはできる。

 

「あの、守ってもらいながら、こんなこと言うのもなんですけど……そのカードの精霊達って、大丈夫なんですか?」

「ん?」

「私を庇ってくれて……特にそのピンクのヒヨコみたいな仔、いつも私が襲われそうになったら、前に出てくれるんです……」

 

 そう言って立花はロードランナーのカードを指差した。

 確かに、彼女が危険に陥るとロードランナーは俺の指示を待たずに防御に回ってくれている。そのお陰で致命傷を免れたことも多い。

 

「気にするな。こいつが好きにやっている事だ」

「でも…」

「それにロードランナーも決してヤワじゃない。人の役に立つことを、むしろに誇りに思っている筈だ」

 

 ロードランナーを俺が拾ったのは、俺が10の時。使えないと散々なじられ、ゴミ溜めに捨てられていた内の一枚だった……

 

『僕は戦える。皆を守れるんだ。お願いだ、僕を捨てないで』

 

 そんな声が聞こえた気がした。

 ただの感傷だったのかもしれないが、養母だったマーサは、拾った俺を褒めてくれた。

 

(だからこそ…)

 

 ロードランナーや、スピード・ウォリアー達だけに戦わせるわけにはいかない。

 他のカードを見つけ出し、力を合わせなければいけない。

 でなければ、この戦いには勝てず、元の世界にも帰れない。

 

「なら…いいんですけど」

 

 俯く立花の手は震えていた。

 力不足を嘆くのか、あるいは人外の敵への恐怖心か。いずれにせよ、これ以上立花を前線に立たせ続けるのは酷だと思った。

 早くカード達を集めなければ…そう思った時だ。

 

 

「はい。ではそのように」

 

 

 通信機に向かってしゃべる人影が、こちらへと近づいてくる。

 風鳴翼は通信を切ってポケットに端末をしまうと、俺たちの元へと歩いてきた。

 

「……あ」

「…」

「翼さん……あ、あの」

 

 響がしどろもどろに話しかけようとするも、歯牙にも掛けない態度で彼女は俺の方へ視線を向けた。

 分かったことと言えばもう一つ。

 翼と響…この二人のチームワークは最悪だった。

 

「帰還命令が出た。私達はこれから本部へ帰投後、ブリーフィングを行います」

「分かった」

「……それと、不動遊星」

「なんだ?」

「さっきの様な支援は、今後一切不要です。そのカードの力が無くても、私は一人で敵を倒せた」

「……」

 

 風鳴はそれだけを端的に言った。あの戦闘での事を言っているのか。確かに俺の支援は彼女には要らないのかもしれない。守られたという事がプライドを傷つけたのか、俺を信用していないのか、或いはその両方か。

 いずれにせよ、まだ彼女は俺に心を開いてはくれていなかった。

 

「あなたは、その子の面倒を見ていればいい。戦場を素人に引っ掻き回されるより、はるかに効率的だ」

「あ、あの、遊星さんは、翼さんの力になった方が良いと……それに、さっきは…」

「あなたは黙ってなさい」

「……すいません」

 

 一睨みされると、途端に立花は委縮する。けんもほろろとは、まさにこの事か。

 

「風鳴。俺もこの世界に来て日が浅い。だが、俺も命を懸けた戦いの空気を肌で感じたことはある。俺のカード達の力と、君の装者としての実力を合わせれば、もっと…」

「そんな弱いノイズしか倒せない力しか持たないで、私の力になるとは到底思えない。さっきの戦闘でもそう。その子を守るばかりで、大型のノイズには為す術なく一蹴される。今はあなたのとっさの判断で保っているようなもの…違う?」

「……」

 

 やはりこの少女、只者ではない。

 カードの能力の詳細は、敢えて皆には話していない。

 にも拘らず、彼女は俺の戦いぶりから、その特性を見抜いている。

 一体だけでは真の力を発揮することができないのが俺のデッキの弱点だ。現状では、実力の半分…いや、5分の1にも満たない。

 

「それだけです。失礼します」

「例え力がなくとも」

 

 そうだとしても。

 俺は戦うことを諦めるつもりはない。

 

「…」

「俺はカードの力と、彼等の想いに応えるだけだ。心を束ねたその時にこそ、勝利への道が見えてくることを、俺は知っている」

「心を束ねる?」

「例え一つの力は小さくとも、集めればより大きな力となる筈だ」

「……私に、そんな力必要ない」

「つ、翼さん、遊星さんは……」

「私は一人で十分だ。一人で戦う……」

 

 そう言って彼女は歩き出す。

 立花は苦しげな表情でそれを見送るしかできなかった。微風は狭い工場をすり抜けて、甲高い風切り音となって俺達の耳へと届いてくる。

 その背中には、強さとは裏腹の……強さ故の儚さが覗いて、そして消えていた。

 

 

 

 ・・・・・・・・・・

 

 

 

 ブリーフィングと言っても、ぺーぺーの新米には、弦十郎さんや了子さんの話すことは殆ど理解できない。

 けど、だからって早退するわけにもいかないし、何かの役に立つかもしれない。

 それに別世界からやってきた遊星さんもいるんだから、少しは真面目な所を見せないと。

 

「さて、遊星君もここに来て一か月。そろそろ情報を整理する方が良いだろう」

 

 そう言えば私がここに来てからと言うもの、きちんと話す時間なんてなかった。

 弦十郎さんはちゃんと話し合う場を設けて、チームワークを深めようと考えてくれたのも知れない。

 

「ノイズ被害が国連での議題に上がったのは今から13年前だけど、発生報告自体はもっと昔からあったわ」

「以前に話した通り、『神隠し』や『妖怪』、都市伝説の類は、ノイズ由来のものが多いと我々は考えている」

「…ノイズに、意思は存在しないのか?」

「お、鋭いわ! さすが遊星君!」

「今のところ、ノイズとの意思疎通は不可能というのが結論だ。そもそも奴らには、知能に相当する部分がまるでない」

 

 遊星さんは元の世界でエネルギー機関に関わる仕事をしていたらしい。

 それだけでも凄いことなのに、どうもここに来て数週間で、この世界の知識は大体頭の中に入っちゃったらしい。

 トンデモナイ人揃いの二課にまた天才が増えた…としか、この時の私には映らなかった。

 

「だとすると、一つ解らないことがある。奴らの出現箇所は、この街に集中していた。と言うことは、何か原因がある筈だ」

「大せいかーいっ。やはり君見所あるわね」

 

 了子さんが拍手をする。

 私は表示されている大きな液晶画面のグラフィックを見た。この街の地図が出ていて、そこにポツポツ打たれている赤い点が、最近ノイズが出た所。

 …そう言えば、授業でやった事があるのを思い出した。

 

「ノイズの発生件数は決して多くはないの。響ちゃんは授業でやったかしら?」

「え、あ、はい。確か、通り魔に襲われる確率より低いって」

「そーそー。よく勉強してるわね」

「い、いやぁ、レポートで今調べてるところなもので…」

 

 あはは、と苦笑いを浮かべながら答える。何だか小学生になった気分だ。あれ、けど待てよ。本来そんなに出てこない筈のノイズがこんなに出るという事は……

 

「ここ数年のノイズの量は明らかに異常……そこに何らかの作為が働いていると考えるべきでしょうね」

「え……じゃ、これは、誰かの手によるものだって言うんですか?」

「補足すると、ノイズの出現中心点はここ、リディアン音楽院の近辺。つまりこの真上です。これは、敵の狙いがこの地下にある…『サクリストD』であることの証左となります」

 

 ソファに座ってコーヒーを飲んでいた翼さんが、その綺麗な唇で言った。聞きなれない単語に私は首を傾げる。横にいる遊星さんの眉もピクリと動く。

 

「さくりすとD?」

「ええ。ここより最深部、『アビス』と呼ばれる場所に保管され、日本政府の管理下にて我々が研究している、完全聖遺物…『デュランダル』のことよ」

「か、完全聖遺物?」

「あ、そっか。まだ説明してなかったわね」

 

 了子さんはくるりと振り向くと、モニターを操作して、別の画面を映し出す。何か古い埃を被ったような剣が映っていて、それをどこから取り出したのか教鞭で指しながら話し始めた。

 

「翼ちゃんや響ちゃんの持つそれみたいに、欠片のみでは無く、ほぼ完璧な状態で保存された聖遺物のことよ」

「完全聖遺物の出力は、欠片のそれとは比べものにならないほどに強力なんだ。加えて、天羽々斬やガングニールのように、歌でシンフォギアとして再構築させる必要もない。一度起動に成功さえすれば、誰にでも比較的簡単に扱えると言う研究結果も出ているんだ」

 

 と、補足してくれたのはオペレーターの藤尭さん。

 

「じゃ、じゃあそのデュランダルを…」

「第三者が欲しくなって狙ってたとしても、無理はないわね」

 

 私は背筋がぞっとした。

 つまり、この一連のノイズ騒ぎは……実は災害なんかじゃなくて、どこかの国の悪い人が、引き起こしたとでもいうのだろうか。

 あんなことを……人を消すことあっさりと…

 

「…あれから二年、今の翼の歌であればあるいは…」

「………」

「そもそも、起動実験に必要な許可って政府から降りるんですか?」

「それ以前の話だよ。安保を盾に、アメリカが再三デュランダル引き渡しを要求してるらしいじゃないか。下手を打ったら国際問題…実験どころの話じゃないよ」

「まさかこの事件…アメリカが糸を引いてるなんてことは…」

「調査部からの報告によると、ここ数ヶ月、本部メインコンピューターは、数万回に及ぶハッキングを受けた痕跡がある。無論、出所は不明だ。安易に米国の仕業とは言い切れんさ」

 

 弦十郎さん達が難しい話をしてる。けど私には分からない。

 アメリカだの、引き渡しだの、安保だの……まだ習ってない。

 違う。そうじゃない。

 だって…私に分からない様な難しい理屈があったら、人の命を簡単に奪うのが許されるって言うの? 

 いや、もっと前の……それこそ二年前のあの事件も、

 

「風鳴司令」

 

 私の心のモヤモヤは、緒川さんの声で中断された。

 

「ん? ああ、そうか。そろそろか」

 

 弦十郎さんが腕時計を見る。私も携帯を見ると、始まってからかなりの時間が経過していた。

 

「今晩は、アルバムの打ち合わせが入っています」

「打ち合わせ?」

「はい。表では、アーティスト風鳴翼のマネージャーをやっています」

 

 キョトンとする私に、緒川さんは眼鏡をかけながら答える。

 おお、なんか仕事ができる人って感じだ。ここの人たちは色々と不思議な感じがするけど、中でも緒川さんは何て言うか……『ザ・謎』って言葉がしっくり。

 そんな私の心情も見抜いてるのか、ニコニコしながら緒川さんは私に小さな紙を手渡してくれた。

 

「はい、これ名刺です」

「おおお、名刺なんてもらうの初めてですっ。こりゃまた結構なものをどうも」

「どうぞ、遊星さんも」

「…どうも」

 

 よく大人の人がやってるヤツだ。

 私はこういうドラマみたいな展開があると結構盛り上がるタイプだった。

 遊星さんも神妙な顔をして受け取る。

 

「それでは、失礼します」

「ああ、しっかりやって来い」

 

 そう言って翼さんの肩を叩く弦十郎さん。鷹揚に頷いて翼さんは緒川さんと一緒に部屋を出て行った。

 苗字でピンときてこっそり尋ねたことがあったけど、弦十郎さんのお兄さんが、翼さんのお父さんに当たる…つまり二人は叔父と姪っ子の関係だそうだ。

 弦十郎さんに対してだけは、翼さんの氷みたいな態度も柔らかくなるのを時々見た。私に対しては相変わらずだけど……

 

(…あ)

 

 いつの間にか、私のモヤモヤは晴れているのを感じた。もしかして、緒川さんが…いや、考え過ぎかな? 

 

「ま、とにかく二人は戦いに集中してちょうだい。敵の目的と正体は、私達で探すから」

「は、はい……」

「…」

 

 私が頷く横で、遊星さんは無言だった。

 

「そ、それにしても、私達が戦ってるのは、ノイズだけではないんですね…誰かがここを狙ってるだなんて、想像もできません」

「大丈夫よ。なんてったってここはテレビや雑誌で超有名な考古学者、櫻井了子が設計した人類守護の砦よ。異端・最先端のテクノロジーが、外敵なんて寄せ付けないんだから」

「よ、よろしくお願いします…」

「うんうん」

 

 笑顔で答える了子さん。

 確かにこんな学校の校舎の真下に秘密基地があるなんて展開、誰も思うまい。

 

 

「…弦十郎さん。俺のカードたちの行方は、まだ?」

 

 

 と、その時、遊星さんが弦十郎さんに尋ねる。

 手には私を何回も危機から救ってくれたカードが握られてた。

 

「調査局も全力で捜索中だが、未だにな」

「そうか…」

 

(あ……)

 

 そう言って視線を落とした遊星さんの顔は無表情だけど…私はそれに隠れたモノを知っている。

 肉親を失った様な、そんな痛みを胸に抱いてるのが。

 けど……私には何もできない。

 仲間とはぐれて、たった一人で来たのに、元の世界との繋がりは、カード数枚とバイクだけ。

 私だったら、きっと本当に死を選ぶかもしれない。未来もいないような世界で生きていくのは…

 

「やはり、全てのカードが必要なのか?」

「コイツらは全員が力を合わせることで、初めて本当の強さを発揮するからな」

「なるほど、興味深いわねぇ。デュエルモンスターズ? のルールはこの間軽く聞いたけど……要は麻雀やポーカーみたく、強力な札を使うためには制約がある。でも、キミは今その強いカード自体を殆ど失ってるってワケね」

「それだけじゃない。確かに強いモンスターはそれだけで強力な武器だ。だが、それだけでも勝てないのがデュエルだからな」

 

 そう言って遊星さんはカードを見つめていた。

 違う。そうじゃない。

 私は…どんな時も、真っ暗闇だった時も……私には陽だまりがいた。ずっと隣にいてくれて支え続けてくれる人が。

 けど、遊星さんは……本当に遊星さんが欲しいのは…

 

「ふーん。でも君に話を聞いてると、ちょっと疑問があるわね。どうしてわざわざそんな低レベルのカードを使ってるの?」

 

 了子さんがキョトンとして尋ねる。

 私も目を丸くして遊星さんを見た。

 

「生贄にするにしても、もうちょっと扱いやすくて強そうなモンスターが居てもおかしくないと思うけど?」

「ふむ、その点は俺も気になっていたな。君の戦いぶりをこの数週間観察していたが、遊星君、君は敢えて弱い力しか持たない僕を従えている。そう俺は感じ取った」

 

 弦十郎さんが深い目をして遊星さんを見た。弦十郎さんは翼さんの戦いの先生にも当たるらしい。その人が言うなら、多分本当なんだろう。

 そう言えば……あのロードランナーって言うヒヨコとか、一回しか見てないけど背中にネジを生やした何とかホッグって言うネズミさんとか、考えてみるとあまり強そうには見えなかった気がする…あんまり遊星さんのカッコいいイメージとは合わないような……

 

「……」

「あ、あらあら、ごめんなさい。気に障っちゃったかしら?」

「いや、その通りだ。こいつらは元々、俺の世界でも使い道がないと言われ、捨てられていたカードだからな」

「す、捨てられた…!?」

 

 私は唖然とした。遊星さんが話してくれた世界は、このカード達を本当に宝物のように扱う素敵な場所なんだって思ってた……。

 けどそれは、大きな勘違いだった。

 

「ハイレベルなレアカードは、それこそ青天井の価値を持つが、反対にノーマルカードや力の弱いカードは、徹底的に白い目で見られる。カードだけじゃない。これを持ってる奴は弱者と底辺の証……そんな風に蔑む見方は、今でも根強い。クズと罵ってな」

 

 そう言ってカードを見つめる遊星さんの目はとても強く、寂しく、そして悲しかった。

 私が住んでいるこの世界より、彼の世界はドス黒く、辛い傷を負っていたという事を知るのは、まだずっと先になるけれど……それでも……

 

 

 

 私にとって、もう決して彼らは、ただの遊び道具なんかじゃなかったのに……。

 

 

「……なんか」

 

 正直ゾッとした。

 

「ヤですね、そういうの」

 

『でゅえる』がどう言う存在なのか。

 正直まだピンと来ない。きっと私達にはない感覚なのかもしれない。

 

 けど……このカード達は何度も私を助けてくれた恩人だった。

 

「手に入れたのだって、最初はその人なのに……そんな風に見るなんて」

「……」

 

 自然と声が出た。不思議と画が頭に浮かんだ。

 平然と道端にカードを捨てる人が。

 それを見ても笑い飛ばすだけの人が。

 

(何で、世界は…)

 

 ヤなことばっかり。

 

「どうしてそう言う人達ばっかりなんでしょうね」

 

 私はつらつらと、何故か勝手に言葉にして出していた。痛みと苦しみと、嫌な思いを吐き出すように。

 

「どうして私達も……ノイズだけじゃなくて、人間同士で争ったりして……」

 

 助け合うことを忘れて、生きていけるわけなんかない。それでも世界が続いていたら、それはきっと『世界』じゃない。

 

「どうして世界から、争いとかが無くならないんでしょうね…」

 

 私は知ってる。

 人が残酷になれることを。

 いともあっさり、隣人に刃を向けることを。それまで当たり前だと思っていたこと全て、簡単に崩してしまう事を。

 

 けど、分からないのは……それが分かってるはずなのに、そうやって汚くなってしまう『人』と言う生き物が……なんでこんな風に捩れてしまったのか。そんなどうしようもない疑問だった。

 

「それはきっと……」

 

 二年前、私は落ちても上がっても這っても汚れても転がっても痛みに苦しんでも、一向にその答えは分らなかった。

 今こうしている時にも。

 

 

「人類が、呪われているからじゃないかしら?」

 

 

 了子さんが、私の耳たぶを食んだ時にも。

 

「……ひ、ぴゃああああああっっ!!!」

 

 私はソファから仰け反るように転がって床に倒れ込んだ。

 な、なな、何ですかっ!? 

 そんな言葉さえ出なかった。いきなり感じてしまった外部からの艶っぽい衝撃に私は戸惑うばかりだ。心臓がバクバクいってるのが聞こえる。顔を真っ赤にして体をこわばらせた。

 当の犯人である了子さんは、ふふふふふ、と怪しい笑みを浮かべて面白そうに見つめてくる。

 

「あら、おぼこいわねえ。誰かのになっちゃう前に私のモノにしちゃいたいかも。ウフフ」

 

 そう言って了子さんは目を細める。え、ええ、そ、そんな、『モノにする』って、な、な、何言っちゃってんですか、この人……い、いや、私、恋人だって居ないんですよ、そ、それなのに、そんな、いきなり女の人同士なんてハードル高すぎますっ! い、いや、別に変な目で見るわけじゃないけど、でも、そんな……え、って、っていうか、了子さんは、もしかしなくても、そう言う感じのアレなソレなコレなヤツで……

 

「了子くん」

「あらあらごめんなさい。カワイイ子見るとつい苛めたくなっちゃって」

 

 そう言って了子さんは私の頭を優しく撫でる。さっきみたいな妖しい感じは無くなっていた。

 うう、カラカワレタ……こっちはこっちで真面目に悩んでるのに……

 

「……っふ」

 

 ふと見ると、遊星さんが笑っていた。

 あ…もしかして了子さんは、遊星さんの為にわざわざ……さっき緒川さんが私にしてくれたみたいに……

 

「まあ、ともあれ遊星君。君は、そのカードの強弱に関係なく、あくまで彼らの力を信頼し、借り受けて戦っている。それは権力や圧力、他者を顧みない存在を許せない故…というわけだな」

「……ああ」

 

 遊星さんはそれだけ短く応えると、ただカード達を見つめた。何を考えているのか、私にはよく分からなかったけど……

 けど、さっきみたいな辛い表情は無くなっていた。

 

「だとしたら、なんとしても取り戻さないとね。あなたの大事な相棒たちは。ねえ弦十郎君?」

「当然だ。捜索範囲を広げるよう、関係各所に手を回しておこう。誰かに拾われている可能性もあるし、警視庁や自治体にも声をかけんとな」

 

 力強く頷く弦十郎さん。見ると、周りにいる藤尭さんや友里さん、この司令室にいる人たちみんなが、遊星さんを見て暖かな視線を送っている。

 弦十郎さんが、了子さんが、皆さんが協力しようとするその理由は一目瞭然だった。

 

「わ、私も探しますっ。クラスの子とかにも、それとなく聞いてみますからっ!」

 

 私も咄嗟に答えた。何も出来ない私だけど、それぐらいだったら何とかなる。

 何より、私も遊星さんの力になりたいと本気で願った。

 

「どうしてそこまで…」

 

 遊星さんは目を丸くする。弦十郎さんはハッハッと笑って胸を叩いた。

 

「我々の目的の為にも、それが一番いいと判断したまでだ。何より力なき者を見捨てないその心意気、大人として……いや、男として応えたい」

「よっ、さすが司令。ニクイわね、この色男!」

「はっは、おだてても何も出んぞ」

「……ありがとう」

 

 遊星さんは頭を下げる。

 私達はこの時に少し知ったことがあった。

 この人は、少し不器用なのかもしれないけど、それでも優しさと温かさを持った人。誰かが泥にまみれていても、その中で、汚れるのを躊躇わずにそっと手を伸ばしてくれる人。

 そうだ、私は知っている。

 どんなに苦しい世界でも、人の心の光だって、消えることはないんだって。

 

 

 

 

 ・・・・・・・・・・

 

 

 

「はい、そこまで。ペンを置いて」

 

 けど、人類が呪われているという了子さんの言葉は当たっているかもしれない。

 

「それでは、この間のテストの答案を返却する。それぞれ苦手と思われる箇所に応じたアドバイスと、改善に使えそうな問題を添付している。分からないところがあれば聞きにくるように。では…」

 

 いや寧ろ、呪われているのは私だった。

 

(何で私だけこんなに山積みなの〜〜!?!?)

 

 ギャー、と言う悲鳴を上げそうになるのを私はすんでのところで抑える。目の前にはどっさりと積まれた課題の山、山、山……う、うう、私泣きそう……そりゃ私の勉強はお世辞にも出来てるとは言えないけど、何もこんなにしなくてもいいじゃないですか……ただでさえ他の教科のレポート提出伸びてるのに……

 

(ゆ、遊星さ~ん…)

 

 縋るような目で教卓に立つ人を見る。しかし虚しいかな私の必死のSOSを、不動先生は受け流し、そのまま前回のテスト問題の解説へと移ってしまった。

 

(そ、そんなぁ~!)

 

 確かに必要以上に接触しない方が良いとは言ってたけど、でもこれじゃあ幾ら何でも……

 

「ん……では、本日の授業はここまで。次回は25ページまでやる予定です。各自、予習と復習をしておくように。日直、号令を」

 

 チャイムと同時に不動先生は解説を中断し、日直の号令と共に教室から姿を消した。

 な、何とかこの場は凌げたけど……でも問題は私の目の前から全然消えてくれず、むしろ謎の威圧感を放ち続けている。

 これじゃあ翼さんに引っ叩かれた方がまだマシだ。

 

「響、大丈夫?」

 

 思わず突っ伏した私を、未来がそっと慰めてくれる。

 ああ、未来…やはりあなたは私の日だまりだよ。

 

「おーい、ビッキー大丈夫?」

「うわ、課題の量、ちょっと多すぎじゃない?」

 

 そう言って創世ちゃん達が私らの席まで来る。流石にここまで宿題が多いと、3人も呆れを通り越して心配してくれてるみたいだった。

 

「あ、あはは、私呪われてるかも…」

「あんたあの先生に目の敵にされてるよね。ちょっと酷いんじゃない?」

 

 こうして気にしてくれたり、時には課題を手伝ってくれてる。うう、皆もホントに良い人だよ……正に心のオアシス、もしくは映画のジャイアン。

 

「確かに。幾らビッキーの成績が壊滅的だって言ってもこれはちょっと」

「そこはフォローしてくれないのね…」

「でも、指摘や指導は的確ですよ。添えられた問題も、やれば弱点補強になるところばかりです」

 

 詩織ちゃんが私の課題の用紙を1枚めくって頷いている。そ、そりゃやればできるだろうけどさ……。

 

 

『どうだった?』

『難しいよねぇ…』

『いきなり来てテストの連続とか…』

『マジありえないんだけど』

 

 

 先生が居なくなったことで教室は喧騒が戻ってきている。

 と言っても半分はさっきの授業に対する愚痴みたいなものだった。

 遊星さん…いや、不動先生が学校に赴任して1か月弱。評判は芳しくない。それどころか最悪に近かった。

 最初は男の人で顔も悪くないと評判も上々だったんだけど、来る日も来る日もテストテストテスト。それに性格もあんな感じで、他の子たちとも距離を取ってるから、そりゃあ女の子の評価はダダ下がりだ。

 

『そんな勉強ばっかり出来るわけないし、他の科目だってあるし』

『なんか空気読めてないよね〜』

 

 と、こんなんである。

 リディアン音楽院は名前の通り、音楽に力を入れてるし、入学する人は皆その方面での進学、就職を考える。逆に言うと一般科目は余り…って人も少なくない。そうなると不動先生の授業は余計な手間をかける面倒なもの…そんな風に見られてた。

 

「あ、そう言えば隣のクラスの子が話してたんだけど……あの人、顔に変な入れ墨入れてるらしいよ」

「えっ…!!?」

 

 創世ちゃんの言葉に私は息を飲んだ。

 しまった……誰かに見られてたんだ……! 遊星さんは顔にタトゥーを彫っている。ファッションではなく、過去に罪を犯した正真正銘の入れ墨らしい。その事をあの人は隠すことなく打ち明けた。私達は警戒するより、むしろ進んで話してくれた遊星さんを信用するきっかけにもなったんだけど、事情を知らない人はそうはいかない。

 普段は了子さんお手製のパウダーで隠してるけど、何かの拍子にバレたんだ。

 

「え、まさか、あの人ってスジモンって奴?」

「…それ、本当なの?」

 

 未来までもが訝しげな表情を浮かべている。

 ま、まずい、このままだと…! 

 私は慌ててフォローした。

 

「い、いや、でも、割と私たちのこと考えてくれてるよ、うん」

「アニメみたいな扱い受けて、よくそんなこと言えるわね」

「そ、それはその、分かんないところ、ちょくちょく見てもらうんだけど、結構熱心っていうか丁寧だし」

「立花さんの場合は、放って置けないからでしょうか?」

「あはは、そうかもね」

 

 詩織ちゃんの言葉に苦笑しながら答えた。

 ……なんで私が遊星さんの弁護に回ってるんだろう。こんなに課題を貰っちゃって、これじゃあノイズどころじゃ……

 

 

「おい立花、少しいいか?」

 

(ちょっとおおおおおおおっっぅ!!!)

 

 

 心の中で私は叫んだ。

 こっちは必死に遊星さんのフォローをしてるってのに、その火元がやってきちゃったら余計ヘンな事になっちゃうよ~! 

 でも不動先生はこっちの気持ちを知ってか知らずか、廊下から無表情の顔を出したまま、私を手招きしている。

 

「え、ええーっと……!」

「すぐ終わる要件だ。ちょっと来てくれ」

「あ、は、はいっ。今行きまーすっ」

 

 とは言え先生の言葉を無視するわけにもいかない。

 私は慌てて席を立って廊下へと向かう。

 

(ま、まさか、成績の悪い私に対してのお叱り…!?)

 

 今から放課後まで特別授業とか? 

 書き取り1000枚終わるまで出られないとか? 

 例えば…

 

 

『今日中にこのテキストを終わらせるんだ』

『MA☆TTE!! それは無理です、他のレポートに取り掛かってて…!』

『この成績で満足出来るわけないだろ』

『これで満足するしかないじゃないですか!』

『まるで意味が分からんぞ』

 

 

 とか……

 悪い予感がどんどんエスカレートする。

 ここで言い訳でもしたらマズイんだろうなぁ…! 

 

 

『どうして真面目に勉強しないんだ?』

『す、すいません、実は友達と約束してて…』

『他のレポートも抱えながら友達と約束だと!? ふざけやがって!』

 

 

 とか…! 

 

「大丈夫でしょうか?」

「もしかして不動先生って、ああいうタイプが好みなのかな?」

「え、ええ?」

「やめなよ。ほら、ヒナも驚いてるじゃん」

 

 創世ちゃん達の視線と言葉が背中に突き刺さって痛かった。

 ああ、私、生きて帰れるのかな……! 

 続く。

 

 ……って私は誰に言ってるの!?




別世界だろうと異次元だろうと特にこっちで補正をかけずとも無双してくれる主人公、それが不動遊星
書いてて思ったけどやっぱチートだなコイツ。

さて、ここまでで出たルールをまとめると…

①シンフォギア次元では1ターンは1分とカウントする
②伏せカードを発動するまでに掛かる時間は1分である
③召喚などの制限は通常デュエルと同じ。つまり通常召喚を行えるのは基本1分間に1回だけ
④ただし特殊召喚や速攻魔法系はカードの発動条件さえ満たせばこの限りではない
⑤自分のターン・相手ターンの区別は無い。お互いに自身のターンが繰り返されていると考える(昔ヴァンダルハーツっていうゲームがあったんだけど、知ってるかな…?)ので、「自分ターンのみ」などの制約は無視できる
⑥モンスターが戦闘を開始してしまうと、バトルフェイズと見なされ、その間に通常召喚は行えない

取り敢えず現状で遊星が確認できるルールはここまでなので、また新しいカードが登場次第、明らかにしていきたいと思います。
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