獣嫌いな三角頭の指揮官?と金髪ケモミミっ子の傭兵生活   作:抹茶マスク

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初めてアルデオ見たときトンガリ●ーンを連想したのは私だけでは無いはず・・・


私の生い立ちを話そうあれは確か・・・えーっといつだっけ?

えっなんで今は名前が違うのかって?それは俺が死んだからさ。転生にありがちな自殺とかトラックに轢かれて事故死とか部下に電車のホームに突き落とされたとかとは違う死に方だけどね。いやでも事故死といえば事故死なのか?

まぁ、死因だけど冬休みの連休利用して海外の雪山登山してたら熊に襲われて喰われたって言うのが死因かな。

 

えっ?お前の死因なんざどうでもいい?そう?そうなのかーはぁ

んっ?じゃあ何をして追放されたのかって?

いや、そんなにやばい事はしてないと思う。

ただ、獣を狩る量が異常なだけで、やった事と言ったら獣をグチャグチャにした後に別の獣食わせるとか、獣の病にかかったと思われる人間を素手で殴り殺したとか、獣になった原因が医療教会であると言って殴りこんだとか、そのくらいだよ。

 

で、今は月の魔物を自慢の武器である全強化ローゲリウスの車輪で挽肉にしてるところだ。

処刑隊に入る前は、村の生き残りとしてヤーナムを目指していた。

村は流行病で滅んだ。その病を治す手立てを探すために来た。理由は「これ以上、この病による死者を出さないため」という理由だ。

 

まだ、あの頃は獣への怒りもなければ憎悪もなかった。あったのはゲームだったのが現実になったという少しの歓喜と心折れずに進もうという心構えだけだった。

 

ヤーナムに着いた時の年齢はまだ15歳かそこはだったかな?

医療教会に向かった時に働き口がなかったので、村では力自慢であったのも幸いして処刑隊の見習い的な部分に入れた。そこからは、地獄のような特訓が続いたよ。ホントいやマジで。

 

でも、お陰で色々な事が出来るようになったよ。いや〜努力は裏切らないね。

で、出来るようになった事と言えば、車輪を自由自在に操れるだけの筋力、聖歌隊やメンシス学派の神秘、血の攻撃力はそこまで上がらなかったが教会砲を撃ちそれなりの威力が出るくらいには高めた。

 

処刑隊に正式に入ってからは血族狩りの合間に獣狩りを行ったと言っても、カインハーストの城に乗り込んだ際にほとんど殺されていて獣狩りの方が本業になっていたかな。

 

そんなある獣狩りの夜とある家族に出会ったんだよ。

その家族は獣が家の前で陣取っていて出れなかった所をちょうど俺が来て獣を殺した事が出会いの始まりだった。

 

とてもいい家族だった。血に濡れていた自分に呼びかけてお礼を言ってくれた。

酒場に行った時に、その家族の大黒柱である父親にあった時は酒を飲み交わした時もあった。だが、そんな記憶もすぐに血に染まっていった。

 

一家のとなりに住んでいた住人が、その一家と話している最中に獣になったらしい。

駆けつけた時はもう遅く一家は無残に食い殺された後だった。

 

そこからだったけな?獣に憎悪を抱き何がなんでも殺す。と思ったり人を無残に殺すならば、無残に殺される覚悟もあるはずだ!』と思って獣を殺し始めたのは。

 

最初にそういう感情を持って殺したのは一家の隣人だったね。

仲間の狩人が来た時には隣人はすでに獣かどうかの判別すれ難しいぐらいに潰れていたらしいよ。当時の事俺はよくは覚えてないだけどね

次は、その家の周辺で医療活動をしていた教会の医者だ。

 

そんな感じに獣達を殺してったんだけど、いつのまにか獣を狩る量が周りよりも遥か上にいく成果になっていた。

 

けれどね、獣を憎悪する感情は止まるどころか更に強まっていったんだ。

ある日、ローゲリウスの車輪で潰すよりももっと手早く、かつ確実に獣を殺すために工房に武器の制作依頼を出した。

どういう武器を作るかを考えている時にある処刑道具が頭に浮かんだ。

 

それを人が持てるようになった上で扱う事も出来れば、獣を確実に殺す事ができると思いその案を工房に出すと『まるで古狩人のようだな』と言われたが快く引き受けてくれた。

できた武器を使って更に狩りを続けた。

 

いつのまにか周りに嫌われていた。

残忍な事をしたのは自覚しているが、『人の皮を被った獣め!!』だとか、『貴様なぞ狩人ではない!!』と言われる筋合いはないと思う。

で、ムカついて教会に楯突いた挙句、殴り込んで破門。

 

それが今、月の魔物をグチャグチャにし終わって一息ついている狩人の大まかな過去の流れさ。

 

もう僕は疲れたよパトラッ●ュ。いや冗談じゃ無いよ。マジだよマジで疲れた。本当に疲れた。仲良くしてくれる優しい人もいなければ、同期の狩人もいない。

生き残っていた人も赤い月により殆どが狂い、残ったのは片時も憎悪の気持ちを忘れる事などなかった獣だけになっちまった。

 

自分は上位者の赤子になるのは初めてだ。

今までゲールマンに殺されるか殺すかのどちらかを選んできた。

何故かはわからない青ざめた血と狩りを全うするという目標に達してもいないのに何故その二つだけを選び続けたのだろうか・・・

 

あの家族のような被害者を出さないようにするには、悪夢の元凶を倒さなければならないのに何故、自分は選ばなかったのか?

 

ああ、意識が薄れてきたこれが上位者になる感覚か・・・そうか俺は多分、上位者になりたくなかったんだ。

自分の周りには死体しか残らなかったが、いずれ一緒に笑い合える人に会えると願っていたんだ。




次回からドルフロの世界に行きますよ。ヒロインは誰かなぁ?
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