ウキウ◯WATCHING
こんな事を考え呼吸困難に陥った今日この頃。
この度は出産の意味でもめでたく転生致しました!山田でございます!さてさて言語が全く分からない私は一体どうすれば良いのか!簡単で御座います。努力チートをすれば良いのです!言葉が分からないなら、わかるようになればいいじゃない!英語は得意でしてな、それと同じ感じで学べばようございましょう!
「あらー可愛いわぁ。食べちゃいたいわぁ」
そう思っていた時期が、私にも御座いました。どうやら私の勘違いだったようでして赤ん坊の為聴力が弱く上手く聴き取れないだけだったようです。いやぁ、これはテヘペロですな!まぁ、リアル後漢末期ではなく恋姫世界ですので日本語じゃない方がおかしいのでしょうがね。
「ずっと見ていても飽きないわぁ...」
そして先程から私に愛を呟いているこの女性。この方がどうやら私の母親のようですな。父親は出稼ぎか何かで家には現在居ないようで私は見た事がございません。
いくら身体は赤ん坊でも精神は大人、やはり母親ではなく他人と見てしまって少し居心地が悪く、成長しても遠慮気味な関係になってしまうのでありましょうか...あ、母上!鼻毛が出ておりますぞ!わたくしが引っこ抜いてあげましょう!
「あーぶーだー」
「ん?なぁに?」
「だーだーどぅー」
「.....可愛いぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
駄目ですな、赤ん坊なのでうまく声が出せませぬ。
「もう!可愛すぎておでこにちゅーしちゃう!ちゅーー!」
今です!(孔明)
「ん?痛っ!痛たたたたたたた!ふぎゃ!」
ふう、取れました。...はっ!母親の鼻毛処理をする赤ん坊はもしかして私が人類初なのでは?にしてもこの鼻毛...太いですな...いや、私が小さいので大きく見えるだけですかな?
「もー、なにするの!悪い子にはお仕置きよ!こちょこちょ!」
「きゃっきゃっ」
実の所全然こそばゆくは無く鬱陶しいのですが笑わないと母上の機嫌が悪くなり最悪泣き出すので笑ってあげております。親と子がもう逆転してしまいましたな!流石私!
おっと、笑い疲れて眠たくなってしまいました。母上、すみませぬが先におやすみさせていただきます。
「だぁ...どぅ...」
「あら、笑い疲れちゃったのかしら?ふふふ。おやすみなさい」
そんなこんなで八年程月日が流れました。
私は八つになり、家の畑仕事などを手伝うようになりました。
この八年間、父親の姿は見ていない為亡くなっているのではないかと思うております。そしてこの話題には触れないようにしております。
成長して流暢に喋れるようになりましたので村の皆様とよくコミュニケーションをとっております。周りから見たら小さな子供が辿々しい言葉で喋るのできっと微笑ましく思っている事でしょう。おや、あそこにいるのは向かいの家の龐徳おば様はありませぬか!早速おしゃべりですぞ!
「おば様、今日もいい天気で顔の皺がよく見えますな!」
「ははは、その距離では皺はよく見えないでしょう?もっと近くに寄りなさいな」
「....戦略的撤退!」タタッ
「こらっ!待てっ!逃すかっ!そしていつも言っているが私はおば様という年齢でもないぞ!まだ25だ!」
「またまたおば様、最近小皺が目立っておりますよ?夜更かしでもしたので御座いましょう?お肌の敵ですぞ?ん?これは少し老けてみられても仕方がありませんなぁ?」
「うっ(図星)...待てやこのクソ餓鬼ぃぃぃぃぃぃ!!」
「私はクソ餓鬼などではございまぬ。謙虚で誠実な男の子でございます。そこの所、よろしくお願いしますよ?」
「ほざけぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「はっはっはっ、毎日の畑仕事で鍛えられたこの足に追いつけるはずがありますまい。では!」
いやぁ、今日も長閑ですな。
恋姫要素はまだ待っとくれい...