ソードアートオンライン ~ 決意の連弾   作:Edward

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すんごく更新が遅くなりまして申し訳ありません!!
交通事故から社会復帰に時間がかかりました・・・。
リハビリ中にいろいろと文面を参考させていただきまして今後はもう少し読みやすくなるように工夫するように致します。


道中

頭の中に直接アラームが響き渡る、私はゆっくりと瞼を開いて寝床より起き上かった。

このアラーム音の設定とか音量とかもっと細かく設定できたらいいのにとよく思ってしまう。

ウインドーを開いて就寝姿から攻略用の装備に変更し、宿の外にでた。

 

本日2023年10月7日の気象設定は朝からすこぶる快晴、頬をなでる空気は冷気を帯びていて寝起きを引き締めさせてくれた。

日課にしている槍斧の素振りとソードスキルの確認動作を行いつつ、昨日攻略会議の内容とその対応策を自分なりに検証していくのだった。

 

 

昨日の攻略会議に出席し、本日は40層攻略に始めて参戦する事となった。

私ことリュートが率いる『月夜の黒猫団』は最前線のプレイヤーと同等のレベルまで到達し、フィールドボス攻略にて今回の指揮を務める『血盟騎士団』からレイド参入の許可をもらえたのだった。

 

私は、自身の息子である『シプト』を見つけることが出来た今、攻略に参加してシプトを護りつつ脱出を早める為に行動していくと決めたのだ。

そう決めてからここまで予定より早く前線に到達できたのは、方針についてきてくれるギルドメンバーや、後押ししてくれるレジェンドブレイブスには感謝してもし足りない程だ・・・。

 

メンバーのフレアとソニアはボス攻略参入出来る事に表には出していなかったが、自身の手で突破する決意が強く出ていたように思えた。

ここで一日をなくす度に、現実の体はどんどんやせ衰えて筋力を失っていっているのだ。日々体を鍛え、精神を研ぎ澄ましている彼女達にとってはこれほどの脅威はないとおもってしまう・・・。

それゆえに多少入れ込んでいるように思うが・・・まあ、新規参入の私たちに重要な役回りは回ってきそうにないだろう。

 

私を入れても戦闘向きのプレイヤーは3人しかいないギルドだから仕方がない、レイドからあぶれたプレイヤーと合流し混成部隊になる予定だ。

人員の選定は指揮官のアスナが手配するといっていたが、それでもアスナがこの把握しきれない混成部隊を重要な場面では使わないだろう。

メインレイドのフォロー、もしくは回復の間のつなぎをこなす程度だろうと思っている。

 

ひとしきりの日課を終え、疲労した脳内と空腹を慰める為に食堂に向かう。

メンバーの二人は既に食事を終え、食後のティータイムに入っていた。

笑顔はないが、いつもの調子のようでほっとした。私は歩みを進め、二人の輪に入っていくのだった。

 

「今回のボスは騎乗したスタイルで戦うそうなんでソニアさんは両手剣ではなく、リーチの長い薙刀を装備して下さい。

もし私たちの隊が前面に立った時は私が前衛で攻撃を受け止めるのでフレアさんは最大攻撃力のソードスキルを、ソニアさんは攻防をフォローを御願いします。」

 

食事を取り終わった私は3人の連携確認を行っていた、二人は無言でうなずく。

「でも、私たちの隊に入ってくる二人はどのようになさるのですか?」フレアが投げかけ、ソニアもうなずいて私の判断を待つ。

「私たちの隊には壁役がいないからな、そのような人材を回してくれれば戦術にも広がりがあるんだがなあ・・・。」リュートはあの攻略の鬼といわれるアスナの分析力に期待をしつつ、自力での対応策を練り始めていた。

まずはシプトとメンバーの命を護ることが最優先、初心を忘れるな!と自身を戒めていくのであった。

 

 

 

道中ボス部屋に近づくにつれて通路の装飾が緻密になっていく。会話がなくなり、表情に余裕が失われていった。

そんな中で戦闘を歩く、歴戦の猛者達はさすがに落ち着いており場数の多さを如実に語っていた。アスナを初めとした、トップギルドの中でさらに上位に位置する者達。

歩く靴音は常に一定で2時間も歩き続けているにも関わらず疲労は感じられない。

モンスターがPOPしてもすぐさま対処し、後続に仕事をさせない。

 

その指揮官自らの率先さに、感嘆を投げかけてしまう。

あのトンガリ頭もこれくらいの器量あれば、今頃はもっと上にいけたことだろうに・・・。

私は活躍のない槍斧を手持ち無沙汰にしており、ひとつ溜息を吐いた。

ちらりと後ろに目をやるとギルドの二人と、追加されたメンバーが談話しながら私の後ろをついてきている。フレアはその追加された一人に食らいつくように話をされており、クレアは面白くなさそうにその様子を見ている。

もう一人はただひたすらに沈黙を貫いているが、その足取りは先頭集団も猛者と同様の貫録を漂わせている。

アスナは、今回ソロだったクラインとエギルを私の隊に追加したのだった。

エギルは最近商売の関係でボス攻略は参加したりしなかったりしているのであぶれる事が多いらしい。

クラインは自身のギルドを持っているがメンバーのレベルがまだ追いついていない事があり、まず自身が単独参加して様子を見たい意図があったようだ。

アスナは私とエギルやクラインと顔なじみと知っていたのでこのような措置をしてくれたようだ。

さらにいうならエギルは優秀な壁役にもなるし、クラインはダメージディーラーになる。かなり攻撃バリエーションが増えることも考慮すると、アスナは私たちを単なる補助的な使い方を考えていない事になる。

クラインはともかく、エギルは初期からの攻略組参戦のプレイヤーと聞いている。そのような信頼を置ける者を初参戦の隊に参加させることの意味を考えると、おのずとこの答に行き着く。

 

「エギルさん、私のギルドやクラインさんは初参戦なんだ。あなたの指示をメインに戦術を組み立てたい、どうだろうか?」と確認を問うてみる。

「ああ、わかった。だがこの隊の頭脳はあんたが一番いいだろう。指示はするが、最終決定はあんたに委ねたい。」と意外な回答が出た。そしてさらに付け加えられる。

「・・・年の功なんてものはないよ、あまりおじさんに期待しないでくれよ。」否定されなかったので、今はこの言葉で十分と判断し、おどけて見せた。が私はすぐに切り返してエギルに話す。

 

「それよりも、今回のボス戦は厳しい事になるかもしれない。緊急脱出するタイミングだけは逃さないようにしないとやばいかもしれないな・・・。」

「どういうことだ?」エギルは頭の中で逡巡する、最近は血盟騎士団と聖竜連合が競い合うようにボス攻略を進めている。

以前のアインクラッド解放軍が瓦解した以降の層攻略は犠牲者もほぼ皆無になっていて安全に事を運べてきている。

これはその犠牲の教訓を生かしてイベントの検証、NPCの情報を吟味した上で偵察で実際の確認、そして攻略を行ってきている。

ペースは多少落ちるが、犠牲者は絶対出さないように攻略をするのは必須事項といえる。

無理な突破を行えば犠牲者はもちろん出る、その空いた穴を中層ゾーンから上がってくる人間を使わなければならなくなる。そしてその経験不足な人材が新たな犠牲者を生む・・・。

しかしこれは建前だ、実際は犠牲者が出た内容よりも瓦解した事による〈トップギルドからの脱落〉という事象を恐れているのではないかと思ってしまう。

二大ギルドはその矛盾ともいえる攻略を紙一重ともいえる駆け引きで行ってきているのだ。

 

話が脱線したが、この方法にて今回もできうる限りの安全な方法で今回も望んでいるはず。

エギルにはリュートの意図が読めずにいた。

「確証はないんだが、今回は聖竜連合が参加していない・・・。ここが気になる。」

今現在、殿を行っている私たちの隊は全員の確認ができる。エギルは見渡してそのトップギルド

である聖竜連合が確かにいないことがすぐに確認できた。

「確かに、あの貪欲なあのギルドが一人も参戦していないのはおかしい。」エギルも同意する。

「キリト君も今回は来ていないくらいだからな、お休みしたと思えばそう思ってしまうかもしれない。

しかしフィールド攻略中、キリト君は見かけなかったからボス攻略も参加しないことは予想できた。でも聖竜連合はフィールド攻略もイベントにも参加していた・・・だからおかしいんだ。」私はここまで一気に説明する。

「しかし、そこから何が見えてくるんだ?俺には意味がわからん。」エギルはリュートに答を促した。

 

「・・・おそらく聖竜連合は自分たちだけで偵察をした可能性があり、あきらめた可能性がある。

攻略には多大な犠牲が出る可能性があり、経験値やラストアタックボーナスよりもその犠牲を優先したのではないかと推測した。」

「まさか!血盟騎士団も偵察したんだぜ、ありえないぞ。」エギルは声量を上げてしまった、前の隊がこちらを見たが会釈をして濁す・・・。

「そこは確かにわからない、でも検証する度にこの結論に行き着いてしまう。

杞憂ならいいんだ、年の功と思うなら気に留めておいてくれ。普段は知らないが今回は特に気を引き締めてくれ。」

「ああ、わかった。」エギルはバトルアックスを握りしめ、その忠告に従う事にするのであった。




ボス攻略まで行きたかったのですが、リハビリの一環でここまでにしておきます。
まだ完全ではないので更新は遅いと思いますがよろしくお願いします。
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