ようやく初めてのボス戦を書くことができました、文字だけでこれを緻密に説明している方々に感服致します。
40層のボスの部屋にたどり着いだ一団はその大きなホールの前で装備の準備の為に一同は沈黙のままウインドウの操作恩がホール内で響き渡っていた。
私たちが殿と思っていたがさらに後ろにはヒースクリフと親衛隊と思える一団が現れアスナは視線を合わせて合図を送っている。
ヒースクリフは私の裾を通り過ぎた、彼は少し私を見て微笑をたたえたのは気のせいだろうか・・・、なんとなく私はそう思えてしまった・・・。
彼はアスナの前までいくと一同の姿を見まわし、いつもと変わらない威厳で持って語りかけた。
「諸君、いつものように攻略に参加していただいて感謝する、今回のボスもいつもの私たちで会いまみえれば勝利は手にできると信じている。
初見は我が血盟騎士団にて受け持つので皆は最大限のソードスキルで迎撃していただきたい。この層も犠牲者なく突破する!」
「おおー!!」この鼓舞する彼の演説に一同が高揚する、皆各々の武器を天にかざして呼応していく。
ギルドの面々もクラインも、エギルもその高揚に戦士としても本能に火が点けられた。その中で私のみがその火にあぶられることなく観察しているのだった・・・。
ボスの部屋が重厚な音と共に開かれていく、全員が入った事でレイドとして認識されてこれ以上が侵入できないエリアとして認識されると篝火が奥まで灯されてここを守護するボスが現る・・・。
奥には大きな影がうかがえる・・・、影が少しづつ動き出しこちらの動きに呼応するようにゆっくりとその巨体を動き出した。
この40層でイベント達成にてあちこちのNPCが口にしていた古の英雄が非業の死を遂げた首無死体の騎士、つまりこのフロアのボスの”エシェント”・デュラハン・ロード”本体である。
漆黒の騎馬を携えており、今ゆっくりと騎乗した。騎馬に据え付けされている馬上槍(ランス)を構え突撃の姿勢をとった。
「全員突撃!!囲んで馬を走らせるな!」ヒースクリフの一声でこのボス戦が開始されたのだった!
まずは宣言通りに血盟騎士団の面々が全面に立ち、距離を詰めるべくダッシュをかける。親衛隊の方々に続き、アスナとシプトも続いていった。
デュラハン・ロードも騎馬の速力で持ってなぎ倒しに入った、やはり正攻法である騎乗の相手は騎馬から倒したい所であるが徒歩の方が厳しいと言う事から各々比較的リーチの長い獲物を装備していた。
デュラハンロードの槍先が先に攻撃動作に入った、親衛隊の一人が方形型の盾で受け止めに入るが簡単に吹き飛ばされて転倒状態になった。彼とスイッチする様にシプトがジャンプして空中体勢から片手直剣の単発突きのウォーパルストライクにて強烈な一撃を見舞うと、アスナも連続突きにて追い打ちをかける。その連携攻撃に感嘆する。
追いついた私はギルドのメンバーやエギルとクラインに目をやり、私たちも続くように合図を送った。
「全員で囲め!広域攻撃に注意しながら奴に距離を取らせるな!」ヒースクリフの指示が瞬く間に連携されていき、効率のいい攻撃態勢が取れつつあった。
私たちの隊にもアタックチャンスがあり、エギルと私が全面に配して波状攻撃を仕掛ける。
エギルの両手斧スキルでの一撃はダメージディーラーとなり、スタン判定を起こしやすい。
そこに私の斧槍の追撃とクラインの刀スキルがより効果を上げてくれた、フレアとクレアの波状攻撃がソードスキル後の硬直時間を稼いでくれて次のソードスキルへとつなげていけた。
(いける!)
誰もがそう思えるほど順調な運びでボスのHPを減らしていった。リスクは最小限に、効果は最大限に発揮し能率のいい攻略が進んで行く・・・。
騎馬である”イクティ”は”デュラハンロードに攻撃損ねによりHPを減らしてしまうケースはあるがまだイエローにも達していない、攻略時の注意事項は留意しており問題はなかった・・・。
私もこの順調な攻略と、進行具合に多少我を忘れていたが一つの事象が発生し斧槍の手を止めた。
エギルにあらかじめ伝令しておいた、私を後衛とする陣形をとり操作をしたのだった。
5段あるHPが2段消失したあたりで偵察の情報を意味をなくした、僕たち偵察隊はここまでの事前攻略は進めたがここから先は危険と判断して撤退した。
未踏の部分ではあるが、歴戦の勇者達は未経験な事態においてもその戦力を落とすことなく攻略していけると判断しての撤退だった、現に支障はなく攻略できていると思っていた。
「シプト!いくよ!!」アスナは10連続細見剣のラッシュに入り、そのスイッチをシプトは請け負った。
絶妙なタイミングでスイッチし、アスナは後退する。
シプトはここで単発の袈裟斬りのスラントを見舞い、スイッチの成立させたのだった・・・。そのはずだった。
しかし、そのソードスキルは途中で中断させられており、代わりに自身の腹部にはランスが深くえぐられていた。
「えっ!」僕はそのあまりに変化した状況についていけず脳内混乱を極めてしまった、この状況は
僕だけではなく周囲に起こっていた・・・。
深く抉られたランスからデュラハンロードを見上げると明らかに一点が戦闘開始から違っている点があった。
このボスの名前に由来している、首なし騎士に立派なフルフェイスの兜をつけた首が追加されていた。
名もエイシェント・ロード・ナイトと変わりカーソルがより黒く変色されていた。
僕は体を捻ってランスを引き抜いてその場から距離を置こうとするが首が追加されたロードナイトは標的を決めている動作に変わっていた。
負傷した僕を追撃するべく騎馬を巧みに操り、距離を詰めていった・・・。
(まずい・・・。)ちらりと僕は視界の端にに見えるHPを確認する、先ほどのランスの一撃で一気にイエロー領域までダメージが達していた。
僕はここ迎撃を決めた、馬上の突撃力に加えたボスの一撃はかなり脅威であるし、逃げても追いつかれる・・・。背後から一撃を喰らえば確実にHPは全損してしまう・・・。
初めてゲームオーバーとなる恐怖を感じる、ガチガチと震えそうになる奥歯を噛みしめてロードナイトのソードスキルの相殺にかかろうとした。
その馬上の一撃はこれも助走して駆けつけた僕の父が割って入ってきた。
そのあまりにも重い一撃は止める事は不可能と判断しての考えだったのだろう、その重い刺突を斧槍で斬りつけて攻撃軌道を変えていた。
騎馬であるロードナイトはそのまま駆け去っていき次のターゲットを探すかのように旋回をし始めた。
「ヒール!」HPを即座に全快させる貴重な回復結晶をしていた。
「お父さん、ありがとう。」即座に立ち上がり、緊張を貼り直した。
「それより、シプト。団長に撤退するように説明した方がいい。」父はウインドウから何かを取り出して僕に撤退を促してきたのだった。
ここで前半と致します。
なぜ聖竜連合は参加しなかったのか、等を説明したいと思いますのでお願い致します。