転生したら紅世の王   作:シニカケキャスター

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第12話 ちょっと早くね?

 うえーい!今現在フレイムヘイズに襲われてまーす!

 

「逃がさないわよ!」

 

『喰いちぎってやるぜェ!』

 

 フレイムヘイズ屈指の殺し屋として知られる『弔詞の詠み手』マージョリー・ドーだ。いやーやばいよやばいよ。『悪食』使わんとあかんかね。

 

「キツネの嫁入り天気雨、っは!」

 

『この三秒でお陀仏よ、っと!』

 

 トーガの分身が炎の雨に変わる。やめてー燃えるー。火除けの指輪欲しいー。

 

「くらえ『悪食』!」

 

 さすがに丸焼きは勘弁。そんな時は全部食っちまえば良いのだ!群青色の炎は黒紅色に変わる。

 

「なっ!?」

 

 俺の『悪食』はこんなこともできるのだ!まあ調子に乗って痛い目にあいたくないのでさっさと逃げる。にーげるんだよー!

 

 

 

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「強者…。」

 

「俺、強者じゃない!」

 

 史上最悪のミステス、天目一個に遭遇しました。最近運悪いよね、俺。コイツ自在法効かないから俺の天敵と言っていい。やばいねこりゃ、逃げるぞ俺!こんなところで死にたくない!

 

「強者…。」

 

「だあああああ!?」

 

 天目一個の上段斬り!俺はサイドステップで右に避け事無きを得る。あぶねえよ!なんなのさこの鎧武者!さっさと成仏しやがれええええええ!

 

「我、強者求む…。」

 

 お前の求めてる強者はここにはいないよ!もしかしたらまだ生まれてないかも!というわけで俺は背後に向かって全速前進!剣士の素質ないね!

 

 

 

「我、逃げる者、追わず…。」

 

 

 

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 また会ったな、天目一個。『天道宮』を追いかけていたらまた遭遇しました。さっきオルゴン斬ってたよ。あぶないあぶない。まあアラストールの力に惹かれているので気配を隠している俺には気付かない。これに付いて行って『天道宮』に乗り込むことにしよう。いやっはー!

 

 

 

 はい、着いた!メリヒム斬られた!ハッハッハざまぁ!←

 まあそれはそうとして、アラストールのとこに後にシャナとなる少女が行ってしまうよー。メリヒムさっさと復活しな、男だろ!?天目一個はもう行ったぞ。あの子の初めてが奪われちゃう!←

 

 

 

 やめろ落書きされたフルフェイスライダー。炎弾を乱射するな、俺に当たる。とりあえずぶん殴って黙らせる。

 

 シャナちゃんは契約完了したようだ。包帯ぐるぐるだけど。なかなか犯罪臭のする格好だよね。だが、それがいい。そして天目一個の入場。ウィネは食われたようだ。別に惜しくもないやつを亡くした。それにしてもこうして見ると二人の体格差すごいよね。こんなのと渡り合う女の子を育てるなんてあの二人は兵士の育成とかうまそう。

 

「はっ!」

 

 シャナちゃんは天目一個の攻撃を避ける。ちっちゃいしすばしっこいから当てにくい。俺だったら『帥蜂』で取り囲んでじわじわとダメージを与えるね。なんて思ってたらシャナちゃん天目一個倒しちゃったよ。意外と早い。

 メリヒムもオルゴンを消し飛ばし終えたらしくこちらに向かってくる。鉢合わせても面倒だし戦いの余波でやられるのも嫌だ。ここはおとなしく退散しようじゃないか。

 

 

 

 

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「アラストール!」

 

『うむ、どうやら紅世の王のようだな。』

 

 どうやら俺の気配を察知したらしい。もっとも今俺は自在法で気配をいじくっているので、並の王程度にしか感じない。まだ契約して数年しか経っていないにもかかわらずあのオオナムチを討伐にかかり、実際に討滅してしまったのだ。初陣が並の王でも構わないだろう。

 

「さて、意外とあっさり釣れたな。」

 

 案の定こちらに向かってくる。ならば迎撃しようじゃないか。皆さんご存知『封絶』を張る。これでアラストールも誰に喧嘩を売ろうとしたかわかるはず。もちろん逃しはしない。

 

『黒紅色の炎だと!?』

 

「どうしたのアラストール?」

 

『罠に嵌められたか!』

 

 やっぱり慌ててるな!

 

「久しぶりだな“天壌の劫火”、そしてはじめまして、新たな『炎髪灼眼の討ち手』よ。」

 

『“群頸の長蟒”ヤマタノオロチ!なぜ貴様がここにいる!?』

 

 ハッハッハーなんでだろ〜?

 

「さて、なぜだろうか?」

 

 ちょっとくらいおちょくってもいいじゃないか。

 

「それにしても契約するには早かったんじゃないか?少々未熟に見えるぞ?」

 

 あと3年くらい経ってから契約したらよかったんじゃない?俺ロリコンじゃないからさ。アラストールはロリコンとかいう噂が広まっちゃうよ?まあ俺が広めるんだけどね☆

 

「未熟かどうか試してみる?」

 

 挑発に乗っちゃったな、煽り耐性低いの?

 

「いいだろう、お前が『炎髪灼眼の討ち手』に相応しいか試してやろうじゃないか。」

 

 フハハハハ!契約したてほやほやあまちゃんなお前程度に負けるものか!お前なんか怖くねえ!野郎ぶっことしてやる!(野郎じゃないし殺す気もない)

 

「やあああああ!」

 

 あちらは手始めに上段で斬りかかってくる。この程度なら余裕で避けられます。受け止める必要もなし。

 

「はっ!」

 

 横薙ぎ。予想していたので避けるのは簡単。ジャンプして回避、そのまま後ろに跳ねて距離を取る。

 

「どうした、それだけか?」

 

 煽ってく〜!俺にだってそこそこの煽りスキルはあるんだぜ?

 

「はあッ!」

 

 若干ムキになって『贄殿遮那』を振り下ろす。ハハハハハ、そんな大雑把な攻撃が当たると思うか!?勢いあまって地面に叩きつけられた『贄殿遮那』を踏みつけ、そのままシャナもとい『炎髪灼眼の討ち手』の腹部を殴る。

 

「ぐうッ!?」

 

 顔パンじゃないからセーフだ。セーフなはず。

 よろけながらも立ち上がり、『贄殿遮那』を構える。

 

「まあこのくらいで退散しよう。だがまだ君はとても『炎髪灼眼の討ち手』と呼べないな。また会おう。」

 

 試合終了、俺の勝ち。次会うときはもっと強くなっているかな?

 




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