転生したら紅世の王   作:シニカケキャスター

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第14話 フリアグネ死す

 俺は今トーチを無差別に消して回っている。原作で坂井悠二が提案したものだ。結構いい作戦だと思う。

 ちなみに三人娘にはフレイムヘイズとしてシャナたちに接触してもらっている。ただティアはフレイムヘイズではないので自在法を使って誤魔化しているし、王の方は俺が通信で喋っている。両界の嗣子だとバレるのはまずいのでね。少なくとも今正体を現すつもりはない。

 

「そろそろ出てきてもいいんじゃないかな?」

 

 もう結構消しているのだがまだ出てこない。フレイムヘイズたちのところに行ったわけでもない。さっさと出てきて欲しいのだが。

 

 

 

 

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「フレイムヘイズの井戸端会議とは、珍しい光景だね。」

 

 やっと現れたなフリアグネ。かかって来いやボコボコにしてやる!ティアたちが!

 

「ハァッ!」

 

 ノトブルガが手始めに巨大な炎弾を放つ。直撃したかに思えたが、現れたのは無傷のフリアグネ。

 

「火除けの指輪『アズュール』、どんな炎も近付くことを許さない、美しく高潔な宝具だ。」

 

 うん、知ってる。俺、知ってる。とりあえず炎が効かないだけだから、別の方法で攻撃すれば良い。

 

「じゃあこれはどう!?」

 

 ティアがコンクリート片を弾丸の如く弾き飛ばす。ご丁寧に炸裂の自在法も付いている。もっともこれは予想されていたらしく、躱されてしまう。

 

「それー!」

 

 メルセデスが水を刃に変えフリアグネを攻撃するも避けられ、シャナは『贄殿遮那』を『バブルルート』に絡め取られてしまった。

 だがまあこの辺は予想していた。問題はこの後の『ダンスパーティー』による攻撃なのだが、これは『ダンスパーティー』自体を破壊すれば良い。都喰らいもできなくなるので一石二鳥。もしかしたらヤケになって『トリガーハッピー』を使ってくるかもしれないが、ノトブルガとメルセデスから外れれば大丈夫。シャナは器が大きいからアラストールが顕現しても問題ないし、ティアはそもそもフレイムヘイズじゃないので効果なし。

 

「切れないなら、持ち主の方を!」

 

 案の定、シャナがフリアグネに突っ込んでいく。対するフリアグネは燐子をシャナに差し向け、右手に『ダンスパーティー』を持つ。

 

「こんなオモチャ!」

 

 フリアグネは『ダンスパーティー』を鳴らそうとする。この瞬間を待っていたんだ!メルセデスが『ダンスパーティー』をフリアグネの右手ごと包み込む。水中ではハンドベルを鳴らしても、外に音が響くことはない。燐子は爆発せず、シャナに斬り捨てられ、ノトブルガの炎弾で破壊された。

 

「なに!?」

 

 想像もしていなかった対処方に動揺を隠せないフリアグネ。その動揺は隙につながり、シャナがそれを見逃すはずもなく、斬りかかる。

 だがこれはフリアグネの恋人たるマリアンヌが防ぐ。しかしそれは一度きり、ティアが投げた炸裂の自在法がかかった鉄パイプが突き刺さり、爆発する。

 目の前で最愛の人が爆発してねえねえどんな気持ち?(今世紀最高のゲス顔)

 フリアグネは目の前で最愛の人を失った怒りと悲しみに乗せ『トリガーハッピー』をティアに向ける。だが残念なことにティアはフレイムヘイズではないため効果がない。そして『トリガーハッピー』をしようすることなく、持った左腕をシャナに斬り落とされ、ノトブルガの鉄爪に体を引き裂かれ、消滅した。案外あっけない最後だった。

 

 

 

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 はい、今俺はフリアグネの拠点だった依田デパートに来ています。理由は単純、フリアグネの宝具の回収だ。フリアグネはここに大量の宝具を持ち込んでおり、原作では『玻璃壇』が発見されかなり役立っていた。別に『リシャッフル』を三人娘に使わせたら面白いだろうなとか思ってのことではない。マージョリーより先に『玻璃壇』を手に入れたかっただけだから!(必死)

 

 閑話休題

 

 今現在俺たちが回収した宝具は『長衣』、『バブルルート』、『トリガーハッピー』、『ラハット』、『ダンスパーティー』、『スフマート』、『テッセラ』である。『アズュール』は坂井悠二にくれてやった。俺は転生の自在法を使う予定はないし、火除けの結界は自在法で再現できる。

 ほぼ原作通りだ。うん、なんでフリアグネが『テッセラ』持ってんだろう、解せぬ!とか思ったけどせっかくなので俺が有効活用する。だがもっと解せないのは『スフマート』だ。これは内乱でノーマン・パーセルに破壊されたはず。なんであるのさ。ノーマン・パーセルと戦ってないのなら『トリガーハッピー』がある説明がつかない。もしかしたら複数あったのかもしれないが宝具は基本的に一つしかないから普通に考えてありえない。これはあれか、バタフライ効果とかいうあれか、ということは俺のせいか。なんてこった。

 まあそれは置いといて『長衣』について説明しよう。

 まず『長衣』は正式名称ではない。原作では名前が出てこない。公式ガイドブックでも詳細が明かされなかった。ただ、今回俺が手に入れた『長衣』は物を収納でき、飛行を可能にする宝具だ。原作とは違うのかもしれないし同じかもしれない。まあどうでもいい。

 宝具の機能は主に収納だろう。別に飛ぶのは自力でできるし。

 

「お父さん!」

 

 ノトブルガが声をかけてきた。…うん?

 

「ローさん大変です!」

 

 続いてティアが声をかけてきた。…あれ?もしかして…

 

「「私たち、入れ替わっちゃったみたい(です)!」」

 

 ははは、面白い展開になったな…。




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