気が付いたらティアとノトブルガが入れ替わっていた。
な、何を言ってるかわからないと思うが俺も何言ってるか(ry
「お父さんどうしよう!」
ええい、ノトブルガの声でお父さんと言われると、なんかこう筆舌に尽くしがたいこの感じ!ああもう、ちょっとよくわからない!
「ローさんどうしましょう!」
ティアの声でローさんと呼ばれるとなんか他人行儀ですね。
「あらあら〜♪」
『面白いことになったわね〜♪』
なんか愉悦してるのがいるが気にしない。
「宝具の力かなー?」
『“狩人”のことだから、そんな宝具持っててもおかしくないわね。』
なんだかんだ言って鋭いこの二人。
「何か覚えはないか?」
「うーん…。」
「あっ!そういえば望遠鏡みたいなもので覗いたかも!」
うん、やっぱり『リシャッフル』かな。
「で、その望遠鏡みたいなものはどこやった?」
「さあ?」
「さあって…。」
まさか失くしたのか!?マジで!?
「ティア、知ってる?」
「びっくりしてどこかに投げた覚えが…。」
「回収しろ!」
急げ!手遅れになる前に!
「どの辺に放り投げたんだ!」
「さっき私たちが探してたあたりだと思うけど…。」
「まさかあのガラクタの山に投げたのか!?」
あそこから探し出すのは至難の業。どうするんじゃ!
「とりあえず手分けして探すぞ!」
「わかりました、ローさん!」
「わかったよ、お父さん!」
ぐわああああ!違和感がすごい!
「あ、カラス。」
カラスがガラクタの山のてっぺんで何かを探っている。まさか『リシャッフル』持ってったりしないよね?(フラグ)
「カラスが何か持ってるけど?」
うん、黒い筒を持ってますね。まさかねえ?
「あれですあれ!」
「よこせカラス!」
ぬわああああああ!オノレカラス!『リシャッフル』カエセェェェ!!
「グアアアアア!」
カラスのくせにひょいっと避けやがった!カラスは悠々と飛び去り、俺は崩れゆくガラクタの山に飲み込まれる。
「お父さん、大丈夫!?」
「俺のことはいいからカラスを追え!」
「は、はい!」
おのれカラス!
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「待て〜カラス!」
「この体走りにくい!」
「ちっちゃくて何が悪いんですか!ちっちゃいのはステータス!私は悪くない!悪いのはあの時の徒とラツィエルです!」
『え!?』
「三年後なら私だって、私だって…!」
「…なんかごめん。」
『ほらはやく行く!』
「カラスどっか行っちゃったよー?」
「「え!?」」
『ほらはやく!』
「「えええええ!?」」
「ほら行くよー!」
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〜その頃の俺〜
「うわ、なんだこれ!ゴ◯ブリホイホイみたいに!やっぱり宝具か!喰えないぞこれ!?ってぎゃあ!また崩れる!なんか釘バットみたいなの降ってきた!痛い痛い!モヤ◯とボールが降ってくる!ってうわあ窓が!窓が!ぎゃあああああああ!!」
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「カラス!待てってば!」
「こうなったら撃ち落として!」
「いやいやいや駄目だって!あれ壊れたら戻れないから!」
「むう、カラス1匹にこんなに翻弄されるとは…。」
『うわ、群れに合流しちゃうよ!』
「させない!」
「急げー!」
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〜その頃の俺〜
「いやいやいやいや待て待て待て待てそれは駄目だいやだやめて槍は駄目だって剣は駄目だって斧は駄目だって!しんじゃう!それは死んじゃうから!やめてぇぇぇぇぇ!!」
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「うわあああ!カラスが襲ってくるううう!?」
「さっきのカラスはどこに!?」
「もうあんなところに行っちゃった!」
「カラスのくせに速すぎ!」
「あ。」
「どうしたの?」
「封絶使えばよかったんじゃないの?」
「「『あっ…。』」」
「どうしてこんな簡単なことが思いつかなかったの!?」
「とりあえず実行!『封絶』!」
「よし止まった!」
「確保ー!」
「「うおおおおおお!!」」
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「お父さん、元に戻ったよってうわなにこれ!?」
ティアが目撃したのはトリモチや鎖が絡みつき、槍や剣が周りに転がったまま甲冑とアイアンメイデンに押しつぶされている俺の姿だった。
「ティア…タスケテ…。」
「一体何があったのさ!」
もうここは愉快なっていうかカオスなことになっている。本当に収集がつかない。酷いよ、もう。
「ありゃりゃー。」
「これは…。」
『大変ね。』
ちくしょう!他人事だと思ってやがる!ってゆうかこのトリモチ?ゴ◯ブリホイホイ?がベタベタくっついて身動きできないんだけど!誰か助けて!
「お父さんの『悪食』でどうにかできないの?」
「さっき試したんだけど宝具だからか効かなかったよ。」
誠に遺憾である。
「えぇ…。」
『悪食』だって万能ではないのだ。
「他にも転移とか色々試してみたんだけど全然ダメだった。」
泣きたいよ。自在師なのに情けない。
「それでどうするの?」
「しばらく様子見だな…。」
こればっかりはどうしようもなかった。